関東大学対抗戦Aグループ 第3節 対帝京大 10月12日 於・帝京大学グラウンド
◆結果◆
●青学大 7 {7-0、29-33} 62 帝京大〇
◆ メンバー◆
1.木村陽太
2.田中太陽
3.相川拓也
4.角谷銀次朗
5.梁取駿太
6.松﨑天晴
7.八尋祥吾/主将
8.内藤基
9.小林純岳
10.櫻井愛世
11.山本啓太
12.袖山遼平
13.山田壮
14.白石颯
15.丸岡大地斗
16.松下稜
17.土屋裕資
18.中林幹太
19. 小坂龍平
20. 長谷川永和
21.利守晴
22.穴澤開
23.松井成悟
昨年の大学選手権王者・帝京大に挑んだ青学大。主力の一部が感染症の影響で復帰しきれない中、総力戦で臨んだ。
<前半>
青学大は試合の序盤から帝京大の多彩な攻撃に翻弄され、なかなか自分たちのリズムをつかむことができなかった。巧みなキックを織り交ぜた相手のプレーに押し込まれ、立ち上がりから防戦一方の展開が続く。

FWは粘り強いディフェンスをみせた
それでもチャンスを逃さなかった青学大は、敵陣までボールを運ぶと、隙を突いて小林純岳(社4=東海大相模)が鋭く抜け出す。続く櫻井愛世(社3=開志国際)からのパスを受けた袖山遼平(法3=國學院久我山)が相手ディフェンスを二人かわし、飛び込みながらのトライ。見事な連携で反撃の狼煙を上げた。

チーム唯一のトライを決めた袖山

袖山はコンバージョンゴールも成功させた
その後も粘り強いディフェンスで応戦するが、王者・帝京大の層の厚さと精度の高いアタックを前に、徐々に点差を広げられ、7-29とリードを許して前半を折り返した。
<後半>
後半はこれまでの2戦でも課題として挙げられていた「後半の失速」をどう克服できるかが鍵となった。しかし、帝京大10番・本橋のスピードに対応しきれず、連続トライを許してしまう。その後も個々のスキルと展開力で圧倒され、守勢に回る時間が長く続いた。

主将の八尋祥吾(法4=東福岡)は声かけを絶やさなかった
それでも青学大は最後まで諦めない。梁取駿太(営3=茗溪学園)や 内藤基(ヒ4=東福岡)らが鋭い突破でチャンスを作り、ゴールライン付近まで迫る。チーム全体で立て直しの兆しを見せたが相手の堅守に阻まれ、あと一歩のところで得点には至らなかった。終盤にも失点を重ね、7-62でノーサイドを迎えた。

好機を作った梁取
これで青学大は開幕から3連敗と厳しい状況に立たされている。それでも、選手権出場への可能性はまだ残されている。次節は強豪・早大との一戦。課題を一つひとつ克服し、総力戦で食らいつく姿勢を見せられるか。苦しい中でも成長を重ねる青学大に期待したい。

試合を終えた選手たち
(記事=比留間詩桜、写真=比留間詩桜・遠藤千果)
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