第10回関東大学ラグビーオールスターゲーム2022 7月3日 於・秩父宮ラグビー場
◆結果◆
○対抗戦選抜 42―38 リーグ戦選抜●
前半 28-26
11分=廣瀬雄也(明治大学)トライ、高本幹也(帝京大学)ゴール成功
21分=宮尾昌典(早稲田大学)トライ、高本ゴール成功
27分=安田昂平(明治大学)トライ、高本ゴール成功
42分=高本とむ(帝京大学)トライ、高本ゴール成功
後半 14-12
15分=佐藤健次(早稲田大学)トライ、高本ゴール成功
37分=浅見亮太郎(筑波大学)トライ、浅見ゴール成功
年に1回、対抗戦とリーグ戦からそれぞれ選ばれたオールスターチーム同士で戦うオールスターゲーム。対抗戦に所属する青学大からは金澤春樹(済4)が選出された。
試合は前半からトライの取り合いとなった。これぞ厳選されたメンバー同士の戦いという試合展開となった。前半3分、対抗戦選抜のミスを皮切りにリーグ戦選抜が敵陣に進みトライ。早い時間帯での先制点となった。すると前半11分、自陣でボールを奪うとその勢いのままに敵陣へ。高本とむ(帝京大学)が倒されながらもボールを大きく進め、最後は廣瀬雄也(明治大学)がトライ。コンバージョンキックを高本幹也(帝京大学)が冷静に決め逆転に成功する。
しかし、19分にリーグ戦が逆転。キックも沈め5点差とする。だがその2分後、SHの宮尾昌典(早稲田大学)がスピードを活かしトライ。その6分後にも素早いステップとパス回しから安田昂平(明治大学)がトライ。2本のキックを高本が冷静に沈め9点差と点差を広げることに成功する。
だが残り5分を切るとリーグ戦選抜の追い上げが始まる。35分と38分に立て続けにトライを奪い、5点差をつける。前半リードで終わりたい対抗戦選抜はペナルティで獲得したラインアウトから、モールを仕掛ける。そしてトライとキックを決め逆転。2点差で前半を折り返した。
勝負の後半、青学大の金澤は途中交代で後半から出場した。
先手を取ったのは対抗戦選抜。またもやラインアウトからのモールで佐藤健次(早稲田大学)がトライを奪う。
本日は対抗戦選抜のモールの強さが際立つ場面が多かった。しかしここからリーグ戦選抜も怒涛の追い上げを見せる。2連続トライを決め、3点差をつける。だが試合終了も近づいた37分、再びモールで押し込むと素早いパス回しで逆サイドに展開。浅見亮太郎(筑波大学)がトライを決め逆転。
その後、ホーンが鳴るまでリーグ戦が攻め続けたが惜しくも及ばず。対抗戦の勝利となった。
本日のMOMはキック成功率100%で対抗戦選抜を勝利に導いた高本幹也(帝京大学)が受賞した。
青学大の金澤は後半フル出場。普段は敵として戦うメンバーと共に、戦い切った。コミュニケーションを多く取る姿が見られた。また所々で存在感を見せるプレーをしていた。
いよいよ9月から秋季公式戦が始まる。開幕戦で青学大は9月10日(土)に駒沢オリンピック公園陸上競技場にて早稲田大学と対戦する。金澤がオールスターゲームで培った貴重な経験をチームに持ち帰り、残り2ヶ月でどれだけチームを仕上げられるのか注目だ。
(記事・写真=遠藤匠真)
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