【硬式野球】青学大勢が活躍し全勝優勝!日米大学野球選手権

硬式野球

45回日米大学野球選手権大会 78日~713日 於・エスコンフィールドHOKKAIDOHARD OFF ECOスタジアム新潟・明治神宮野球場

北海道・新潟・東京の3会場で行われた本大会。青学大からは中西聖輝(4=智辯和歌山)、小田康一郎(4=中京)、渡部海(3=智辯和歌山)、鈴木泰成(3=東海大菅生)4選手が大学日本代表に選出された。

初戦、青学大からは小田が3番ファースト、渡部が6番キャッチャーで先発出場した。小田は5回にソロ本塁打を放つなど4打数3安打1本塁打の大活躍を見せると、渡部も二塁打を放つ活躍を見せた。7回からは鈴木がマウンドに上がり、1イニングを投げ三者凡退に抑える好投を見せた。日本代表は終始試合を優位に進め、6-1で初戦を制した。

本塁打を放った小田

小田は盗塁を決めるなど脚でも活躍した。

鈴木は2三振を奪った

2戦目、日本代表の先発は中西であった。中西は四死球を出しながらも4回途中までアメリカ代表打線に安打を許さない投球を見せ、6回1失点8奪三振の好投で試合を作った。野手陣は小田、渡部ともに1安打を放った。日本代表は中盤に打線が爆発し、8-1で勝利を収めた。

先発の大役を果たした中西

2試合連続安打を放った渡部

舞台を新潟の地に移し挑んだ第3戦。勝てば優勝、史上初の大会3連覇が決まる一戦となった。この日は小田が3番ファースト、渡部が6番キャッチャーで先発出場した。相手はアメリカ代表の先発・ホイットニー。鋭く切れ味のある変化球を前に、日本打線はなかなか快音を響かせられず、小田・渡部ともにこの試合ではノーヒットに終わった。

この日はノーヒットに終わった渡部

試合は一進一退の緊張感が漂う展開となったが、沈黙を破ったのは主将・松下歩叶(法大)。決勝タイムリーを含む2打点の活躍でリードを奪うと、試合は8回、いよいよ守護神・鈴木にバトンが託された。先頭にヒットを許し、続く打者には死球。いきなりのピンチに球場が緊張感に包まれる中、鈴木は力強いストレートで反撃を断ち切り、無失点で切り抜ける。最終回も安定した投球でアメリカ打線を翻弄し、最後はレフトフライに打ち取って試合終了。日本は見事3連勝で優勝を果たし、鈴木が胴上げ投手となった。

新潟の地でも力投を見せた鈴木

マウンドで笑顔を見せる日本チーム

第4戦。気温は30度を超え、灼熱の暑さとなった。この日は小田が3番ファーストとしてスタメンに名を連ねた。小田は第一打席、打ち返した打球は投手強襲のヒットとなった。その後、谷端将伍(日大)のタイムリーヒットで、四球で出塁していた榊原七斗(明大)とともに小田がホームイン。日本が先制に成功した。小田は4回にもヒットを放ち、チームの攻撃に勢いを与える活躍を見せた。最終回には渡部が代打で登場。惜しくも三振に倒れたものの、試合は日本が6-5で接戦を制し、4連勝を飾った。

2本のヒットを放った小田

最終戦となった第5戦は明治神宮球場で行われた。この日は小田が3番ファースト、渡部が6番キャッチャーで先発出場した。第1打席小田のライト前ヒットで先制点をあげる。その後も打線がつながり満塁の場面で渡部がレフトへ犠牲フライを放ち、さらに1点を追加した。

その後はチャンスを作るも得点できず、アメリカに逆転を許し3−2で迎えた5回の攻撃。小田が打ったセカンドへの打球がフィルダースチョイスを誘発し、その間に1点を追加し同点に追いつく。連打や相手のエラーにより再び満塁の場面で打順が渡部に回るとライトへ二塁打を放ち、この回一挙4点を追加し逆転に成功した。マウンドに上がった中西は6回にV.ラッキーにランニングホームランを打たれ、さらに7回にはR.チョロウスキーに本塁打を許し、5-6とされた。しかし8回は三者凡退に抑え、迎えた最終回。マウンドに上がったのは鈴木。安定したピッチングを見せ、最後の打者を見逃し三振に切って取り、試合は5-6と勝利で終了した。

 

第45回日米大学野球選手権大会は、大学日本代表が日本チーム史上初となる3連覇、21年ぶり3回目の完全優勝という偉業を成し遂げて閉幕した。

(記事=山城瑛亮、比留間詩桜、野見山碧)

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