【硬式野球】シーソーゲームの末惜敗。東農大との勝負は第3戦へ

硬式野球

東都大学野球 秋季1部リーグ 対東農大 第2回戦 10月3日 於・明治神宮野球場

◆結果◆
東農大 020 001 020|5
青学大 000 031 000|4

◆出場選手◆
1 指 大手晴 横浜→打 稲垣渉 帝京→打 松本龍哉 盛岡大附
2 左 南野倫平 龍谷大平安
3 一 小田康一郎 中京
4 二 佐々木泰 県岐阜商
5 右 中田達也 星稜
6 捕 渡部海 智辯和歌山
7 三 初谷健心 関東第一→打 森澤拓海 履正社
8 右 青山達史 智辯和歌山→打 藤原夏暉 大阪桐蔭
9 遊 山口翔梧 龍谷大平安→打 田中幹大 武田

P 児玉悠紀 日大三→ 鈴木泰成 東海大菅生→ 渡辺光羽 金沢学院大附


4連勝で迎えた対東農大2回戦。勝てば勝ち点獲得となる本試合の先発は左腕児玉悠紀(コ4=日大三)であった。試合は2回、先発の児玉が2点を失い序盤は劣勢の状態になるも、5回、渡部海(コ2=智辯和歌山)のタイムリー三塁打を皮切りに3点を奪い逆転に成功する。その後同点に追いつかれるも、6回には4番セカンドで出場した佐々木泰(コ4=県岐阜商)がタイムリー二塁打を放ち青学大は勝ち越す。しかし8回、青学大は2点を失い4−5で敗北。連勝は4でストップした。

青学大の先発のマウンドに上がったのは左腕の児玉。児玉は初回、四球を与えるも東農大打線を無失点に抑える立ち上がりを見せる。

青学大先発の児玉

しかし2回表、児玉は二塁打を浴びると、バント処理の際の自身のフィルダースチョイスにより無死一、三塁のピンチを招く。この場面で児玉はショートへのタイムリー内野安打を許し先制点を奪われる。児玉はこの後二死まで漕ぎつけるも、東農大・古川にタイムリーヒットを浴び、この回2点を失うこととなった。

児玉はその後立ち直り、試合は投手戦の様相を呈するも、5回裏に潮目が変わった。先頭打者の中田達也(社3=星稜)が二塁打で出塁すると、6番渡部がタイムリー三塁打を放ち1点を返す。さらにその後は相手に2つのバッテリーエラーが生まれその間にそれぞれ1点を追加。青学大はこの回3点を奪い逆転に成功した。

二塁打を放ち雄叫びを上げる中田

タイムリー三塁打を放った渡部

青学大はバッテリーエラーで得点を重ねた

しかし直後の6回表、児玉は一死一、二塁のピンチを招くと東農大・仲間にタイムリーヒットを許し、同点に追いつかれる。児玉はここで降板。青学大は鈴木泰成(社2=東海大菅生)を投入した。

悔しい降板となった児玉

鈴木はピンチの場面で登板したが、冷静なフィールデングも見せ、この回追加点を許さない好投を見せた。

2番手としてマウンドに上がった鈴木

するとその裏、青学大は小田康一郎(史3=中京)が四球で出塁すると、盗塁を決め無死二塁のチャンスを作る。ここで打席には4番佐々木。佐々木はレフトへタイムリー二塁打を放ち1点を追加。4−3と再び青学大がリードした。その後5番中田がヒットを放ちチャンスを拡大するも、後続が続かず得点は1点止まりとなる。

タイムリー二塁打を放った佐々木。

8回表、鈴木は東農大・和田との対決を迎える。カウントを3ボール1ストライクとすると鈴木が投じた5球目を和田が捉え打球はスタンドへ。鈴木はソロホームランを浴び同点に追いつかれる。さらに二死三塁のピンチを招くとサードへのタイムリー内野安打を許し、4−5と東農大が1点をリードした。

8回裏、2番南野倫平(総2=龍谷大平安)が四球で出塁すると、4番佐々木の二塁打、5番中田の申告敬遠で一死満塁のチャンスを作ると、打席には第二打席でタイムリー三塁打を放っている渡部。渡部は2球目を弾き返すもサードへのダブルプレーに倒れこの回は無得点に終わる。

2本目となる二塁打を放った佐々木。猛打賞の大活躍を見せた

9回表、青学大のマウンドには渡辺光羽(営3=金沢学院大附)が上がった。この回渡辺は、味方の好守もあり東農大打線を無失点に抑え込む。

3番手としてマウンドに上がった渡辺

9回裏、青学大は怒涛の代打攻勢に出る。一死から藤原夏暉(法3=大阪桐蔭)が四球で出塁すると盗塁を決めチャンスを作る。しかし、後続がこのチャンスを活かせず無得点。青学大は4−5で敗れた。

盗塁を決めた藤原

代打攻勢を物語るスコアボード

本試合の敗戦で連勝が4で止まった青学大。東農大戦の勝ち点の行くえは明日10月4日(金)の第3戦に持ち越された。勝って優勝へまた一歩前進できるか。明日の一戦は14時から明治神宮野球場にて予定されている。

(記事=山城瑛亮、写真=遠藤匠真・山城瑛亮)

 

監督コメント

安藤寧則監督

・激しい展開の中でわずか1点及ばなかったが、振り返って
ーせめぎ合いなので、基本的には守りを固めて攻めに転ずるというチーム作りをしているが、今日は失点が軽かった。

・児玉投手は失点して以降粘りの投球を見せていたが、監督の目にはどう映ったか
ーただ、チームに勢いがつけられるかというとそういうところは無かったので、まだまだ。

・今日は佐々木選手がセカンドだったが、その辺りの決断は
ー「全員戦力」というところで、状態を見て変えた選手もいるので、内野の布陣を組んだ時にセンターラインで1番バランスがいいのは佐々木がセカンドに行くことかなと。練習でもオープン戦でもやっていることなので。

・佐々木選手のバッティングはどうか
ー内容は良くなっているというのはあったので、数字的なところで出てきてくれているというのは嬉しい。

・佐々木選手のセカンドは公式戦初だったが、今日の守備については
ー十分良いと思う。

・これで1勝1敗となったが、選手には何を期待するか
ーやってきたことをとにかく出していこうよというところで、プラスをとにかく出して欲しいという話はしたので、やってくれると思う。

 

 

 

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