東都大学野球 秋季1部リーグ 対国学院大 第2回戦 10月21日 於・明治神宮野球場
◆結果◆
青学大 213 001 001 211|12
国学院大 300 000 014 210|11
◆出場選手◆
1 指 星子天真 大阪桐蔭 → 打指 橋本友樹 報徳学園
2 二 菅野陽平 福岡大大濠
3 三 松本大和 天理
4 捕 渡部海 智辯和歌山
5 遊 山口翔梧 龍谷大平安
6 左 南野倫平 龍谷大平安 → 打 南川幸輝 大阪桐蔭 → 左 谷口勇人 大阪桐蔭
7 一 中山凱 専大松戸
8 中 大神浩郎 福岡大大濠
9 右 青山達史 智辯和歌山 → 走右 新井瑛太 滝川
P 山田玲 浜田 → 髙木大希 履正社 → 北條慎治 花巻東 → 布施東海 二松學舍大付 → 盛田智矢 報徳学園 → 鈴木泰成 東海大菅生
秋季リーグ最終節の第2戦。青学大は初回、松本大和(国政2=天理)の2ラン本塁打で先制した。直後に逆転を許したものの、2回に同点とすると、3回には大神浩郎(総2=福岡大大濠)と青山達史(コ3=智辯和歌山)の適時打で3点を奪い、6―3と勝ち越した。2回から登板した髙木大希(営2=履正社)も5回無失点、7奪三振の好投を見せる。しかし終盤に追いつかれ、試合は8―8で延長タイブレークへ。10、11回はいずれも青学大が勝ち越しながら国学院大に追いつかれる展開となったが、12回に相手の失策で再び勝ち越す。最後はドラフト上位候補のエース・鈴木泰成(社4=東海大菅生)が無死満塁のピンチを無失点で切り抜け、12―11で4時間18分の激闘を制した。
試合は初回から動いた。先頭の星子天真(史4=大阪桐蔭)が中前打で出塁し、菅野陽平(総1=福岡大大濠)が犠打を決める。一死二塁から松本が右翼席へ2ラン本塁打を放ち、青学大が先制した。

初回、中安打を放った星子

本塁打を放ち打球方向を指さす松本
しかしその裏、先発の山田玲(コ1=浜田)は死球と安打で一、二塁のピンチを招く。山田は相手打線に2本の適時打と犠飛を許し、3点を失って逆転された。

今季2度目の先発のマウンドに立つ山田
それでも青学大はすぐに試合を振り出しに戻す。2回表、相手の失策で出塁した中山凱(史2=専大松戸)に代わり、大神が二ゴロで一塁に残る。青山が右前打を放って一、三塁とすると、星子の二ゴロの間に大神が生還。青学大は3―3の同点に追いついた。
3回表には、渡部海(コ4=智辯和歌山)と中山の安打で二死一、二塁の好機をつくる。ここで大神が左前適時打を放ち、青学大が4―3と勝ち越した。さらに青山も左翼へ2点適時二塁打を放ち、6―3とリードを広げる。久しぶりの先発出場となった青山は「もらったチャンスで結果を出したかった」と起用に応えた。

スタメン起用に応える二塁打が飛び出した青山
6回表、菅野が二死から二塁打を放つと、松本が左翼へ適時二塁打。松本はこの日3打点目を挙げ、青学大が7―3とリードを広げた。

追加点につながる二塁打を放った菅野
先発の山田は一回を投げて降板。2回から山田に代わって登板した髙木は、国学院大打線に得点を許さない。3回には3四球で二死満塁、6回には無死一、二塁から一死二、三塁のピンチを背負ったが、髙木はいずれも後続を打ち取った。髙木は5回を投げ、4安打4四球を許しながら7三振を奪い、無失点でマウンドを降りた。

冷静にピンチを切り抜けた髙木と渡部
7回裏は北條慎治(コ3=花巻東)が走者を背負いながら無失点で切り抜ける。しかし8回裏、4番手の布施東海(法4=二松學舍大付)が先頭打者にソロ本塁打を浴び、7―4と3点差に詰め寄られた。
9回表、山口翔梧(営3=龍谷大平安)が四球で出塁すると、二死一塁から大神が右翼線への適時二塁打を放つ。山口が一塁から生還し、青学大は8―4と再び4点差とした。大神はこの一打で、この試合3安打の猛打賞を記録した。

大神からこの試合3本目の安打が飛び出す
しかし9回裏、続投の布施は3本の安打と、8回に続き赤堀颯に本塁打を浴び、試合は8―8の振り出しに戻る。布施から交代した盛田智矢(社3=報徳学園)が最後の打者を空振り三振に仕留め、試合は延長タイブレークに突入した。

盛田は相手打者を三振に切って取った
10回表、青学大は無死一、二塁から代打・橋本友樹(国政1=報徳学園)の打球を相手一塁手が失策し、その間に1点を勝ち越す。さらに菅野が犠打で走者を進めると、松本が適時二塁打を放ち10―8。松本はこの日3安打4打点の活躍を見せた。

松本はこの回も安打を放ち、猛打賞を記録した
2点のリードを得た10回裏、青学大はドラフト上位候補のエース・鈴木をマウンドに送った。鈴木は前々節の亜大戦以来となる登板。無死一、二塁から適時打で1点を失うと、一死一、三塁からスクイズを決められ、10―10と再び同点に追いつかれた。

満を持して登場した鈴木だったが、強力国学院打線に同点を許す
11回表、青学大は谷口勇人(営4=大阪桐蔭)の二ゴロで走者を進め、一死二、三塁とする。続く中山の一ゴロの間に三塁走者の渡部が生還し、11―10と勝ち越した。しかしその裏、鈴木は二死満塁から押し出し死球を与え、11―11。青学大は再び追いつかれた。
両者譲らず迎えた12回表。無死一、二塁から新井瑛太の遊ゴロが併殺となり、二死三塁となる。それでも橋本の打席で相手捕手が失策し、三塁走者の中山が生還。青学大が12―11と、この試合最後の勝ち越しに成功した。
12回裏も鈴木が続投する。タイブレークの無死一、二塁から鈴木は先頭打者に右前打を許し、無死満塁。一打出れば同点、長打ならサヨナラという最大のピンチを迎えた。
それでも鈴木は「満塁になってギアが上がって、個人の中でもいい感覚があった」とここから踏ん張る。鈴木は続く相手打者を投飛に打ち取ると、飛び出していた三塁走者も戻れず走塁死となり、一気に二死一、二塁とした。最後は鈴木が相手打者を空振り三振に仕留め、4時間18分に及ぶ試合に終止符を打った。

気迫の投球で三振を奪った鈴木。この試合最速152km/hをマークした
3回を投げ切った鈴木は3安打3失点ながら、5三振を奪い自責点は0。久々の実戦登板で勝利投手となった。同じくドラフト上位候補で、この日2安打を放った渡部は試合後、「もう1試合このチームでできるっていうのは嬉しい気持ち」と勝利を喜んだ。さらに鈴木とのバッテリーについて「最後になるかもしれないので、本当に噛みしめてというか、いい形で終わりたい」と語った。
鈴木も「もう一回いいピッチングをして最高の形で終わりたい」と第3戦を見据えた。
最終節の対戦成績を1勝1敗とした青学大。勝ち点、そして4年生にとって大学最後となるリーグ戦を白星で締めくくるべく、第3戦に臨む。
(記事=野見山碧、写真=高木一郎・戸田隼人・綿引文音)


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