関東大学サッカーリーグ2部リーグ第14節 対関東学院大学 8月13日 於・相模原ギオンスタジアム
《結果》
青学大 4–4 関東学院大
前半 1–3
後半 4–4
《得点者》
前半22分 田中颯太
後半1分 木下翼
30分 木下翼
50分 鈴木大策
《出場メンバー》
GK
1沼田晃季 青森山田高校
DF
2田中颯太 大宮アルディージャU18
5西島隆斗 清水エスパルスユース
6新玉瑛琉 名古屋グランパスユース
→29木村匠汰 矢板中央高校
7田中芳拓 清水エスパルスユース
MF
8安藤如登 東京ヴェルディユース
9木下翼 浦和レッズユース
→27東舘大翔 堀越高校
13盛嘉伊人 浦和レッズユース
→10山内大空 尚志高等学校
15金子星太 清水エスパルスユース
16磯村慶人 名古屋高等学校
→3鈴木大策 大宮アルディージャU18
FW
11森夲空斗 サンフレッチェ広島F.Cユース
→30梅澤大輝 大宮アルディージャU18
第14節関東学院大との一戦。この日の試合では4年ぶりとなる“集中応援”が行われ、雨の中多くの観客が応援に駆けつけた。今日まで4試合連続で勝利を逃している青学大。スタンドからの応援を背に、なんとか勝ち点を獲得したいところだ。前半開始10分、ゴール前までパスを継がれ先制のゴールを許す。その後12分、またもや失点。2点リードを許す中、22分、青学にチャンスが到来。田中颯太(大宮アルディージャU18)のコーナーキック。コーナーから蹴り上げられたボールは緩やかなカーブを描き、そのままゴールに吸い込まれた。プロの試合でも目にすることは稀なスーパーゴールで会場を沸かせた。1点を返した青学は、何度もセットプレーからシュートを試みるもなかなか決まらない。36分、相手の鋭いシュートをGK沼田晃季(青森山田高校)がブロックするも弾いたボールを押し込まれ、3点目を許す。前半終盤、木下翼(浦和レッズユース)の華麗な切り返しからのクロスに、今季チームで最も得点を挙げている森本がヘディングで合わせようとするも外れてしまう。このまま前半は1-3で終了。
2点のリードを許したまま迎えた後半、青学大は反撃を強める。まずは後半開始2分、盛嘉伊人(浦和レッズユース)の完璧なクロスに木下が右足で合わせ、1点差に迫る。共に浦和レッズユース出身の盛と木下が息の合ったコンビプレーを見せた。さらに50分、後半途中から入った鈴木大策(大宮アルディージャU18)の相手DFをかわすクロスに、ゴール前に走り込んだ木下が正確に合わせ、同点に追いつく。木下はこの日2点目をマーク。
だが、相手も攻撃の手を緩めない。35分、相手のヘディングを止めるもこぼれ球を押し込まれ再びリードを許してしまう。そのままアディショナルタイムに突入。試合終了間近、更に疲労も溜まっているであろうが、選手達は諦める様子など少しも見せず、果敢に攻め続ける。そして50分、相手のファールによりフリーキックを獲得し、得点のチャンス。田中颯太(大宮アルディージャU18)が蹴り上げたボールは味方の頭上に向かって的確に飛んでいき、本日1アシストの鈴木がダイビングヘッドで押し込み同点のゴールを決めた。こちらも共に大宮アルディージャU18出身の田中と鈴木が試合終了間際に見事なコンビプレーを見せた。その直後、試合終了のホイッスルが鳴った。結果は4-4でドロー。
関東学院大との一戦は、凄まじいゴールの奪い合いとなり、青学大としては試合の大部分が相手のリードを追いかける展開となった。そんな展開の中でも選手達は最後まで攻めの姿勢を貫き、最終的にドローに持ち込み勝ち点1点を獲得。この試合青学大は、的確なアシストと3選手の見事なゴール等により、大量4得点を挙げた。勝敗こそつかなかったが、集中応援に相応しい熱い戦いを繰り広げた。
次節は10月1日順天堂大学との一戦だ。約1ヶ月の間に更なる成長を遂げ、6試合ぶりとなる勝利を掴み取りたい。
(記事・畠野杏 写真・童野翔也、川端璃子、畠野杏)
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