第15回絆記録挑戦会 7月2日 於・町田市立陸上競技場
今年度2回目の絆記録会が開催された。平日開催であったにも関わらず、関東の学校はもちろん全国からも選手が集まり、多くの観客も詰めかけ盛り上がりを見せた。今記録会では3000mに4人、5000mに16人出場し、どちらの距離でも全体記録上位3人を青学大が独占した。
◆結果◆
3000m
2組
1着 鳥井健太(営3) 8:12.74
2着 上野山拳士朗(国経1) 8:17.78
3着 平松享祐(法3) 8:20.40
5着 中村海斗(コ3) 8:24.25
3000m2組目では4人が出走し鳥井が速さと強さを見せつけた。序盤は中村が先頭で第一集団をけん引し、第二集団を平松が引っ張った。2000m手前になると集団間の差が縮まり、その時をまっていたかのように第二集団から鳥井が仕掛け、先頭へ立つ。それを追いかけ上野山、平松も前の集団へ追いつき、2着争いは混戦状態となった。結果は鳥井が勝負強さを見せつける1着、そしてラストまで混戦だった2着争いもルーキー上野山が制した。レース後にはライバルを称え合う姿も見られた。

3000m2組でトップの鳥井
5000m
2組
3着 石原正翔(地4) 14:33.94
10着 植村真登(国経2)14:44.61
11着 笹川洸成(国経3) 14:47.64
16着 岡本龍聖(史3) 14:57.51
17着 村岡大雅(史1) 14:58.63
5000m2組目は青学大から5人が出走した。序盤から集団の後方に位置していた青学大は段々と上がるペースに影響され、途中何度か離れかける場面も見られた。しかし、そこで粘りを見せ、1度離れた集団に追いつく諦めない姿勢を見せた。3000mを過ぎると更に集団がペースを上げ、石原、植村、の3人が第一集団に残る展開に。4000mを過ぎると後方にいた笹川が息を吹き返し、後方から集団へ近づいて行く。ラストになると第一集団にいた石原を筆頭に多くの選手がスパートをかけ、より良いタイムのためにトラックを駆け抜けた。

5000m2組で学内トップの石原
3組
1着 小河原陽琉(総2) 13:56.66
2着 熊井渓人(総3) 14:08.14
3着 榅山一颯(コ1) 14.11.15
5着 船越碧(社2) 14:12.67
6着 大須賀風葵(社4) 14:13.58
7着 大島福(コ1) 14:14.33
8着 福冨翔(教2) 14:16.19
14着 浜川舜斗(地3) 14:33.45
16着 村上直弥(社3) 14:41.30
18着 松田煌希(法2) 14:49.74
20着 日向春空(コ1) 14:52.40
5000m3組では11人が出場し、小河原が1着でフィニッシュを果たした。スタートから青学大の選手は集団の前方に位置し、様子を伺っていた。最初の1000mは2:47と13分台の早いペースで入り、徐々に集団が縦長に伸びて分裂していく。その中でも第一集団で粘りの走りを見せる姿や果敢に前に行く姿を見せる選手が多く見られた。3000mを過ぎたところで熊井が仕掛けたことで一気に集団がばらけ、個人の走力が試される展開にレースの局面が変化していく。熊井の飛び出しに反応したのは小河原。1周で差を詰めそのままの勢いで熊井をかわしてトップにたった。熊井も負けじと着いていくもラスト1000mから更にペースをあげる小河原に縋ることは出来ずに後退していった。そしてラストまでペースを上げ続け、小河原が1着でフィニッシュした。後続の熊井やラスト1周からのギアチェンジを成功させスパートでライバルに競り勝つ強さを見せつけた。

集団を抜け出した小河原と熊井
今回も蒸し暑さが続く選手にとっては厳しいレースとなったが、5000mでは多くの選手がラストの辛い場面でも前を見据えてスパートをかける姿勢を見せた。また、レースに参加せずスタッフとして携わっている選手も応援で仲間を鼓舞し、選手が力を発揮できる環境を作り続けた。チームとして良い雰囲気が出来ていることは良い練習、良い記録に繋がるため今後の更なる躍進に期待したい。
(記事=関健太朗、写真=久保颯一朗・東島蒼空・黒川祈)
以下ではツイートには載せることの出なかった写真を掲載します!選手の気迫のこもった走りや応援、サポートをする選手たちの写真を是非ご覧下さい!

岡本を応援する仲間たち

石原を応援する仲間たち

競技場内に響きわたった西沢マハロ(地3)の応援

トラック周りにフレッシュグリーンの声援が増えていく

ラストにスイッチを切り替える鳥井

集団の前方に位置するフレッシュグリーンの一団

出し切った選手と支えた選手たち
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