第99回箱根駅伝保護者向け報告会 1月3日 於・青山学院大学青山キャンパスガウチャー記念礼拝堂
1月3日の箱根駅伝終了後、保護者と大学関係者に向けに報告会が開催された。原監督、宮坂主将を始めとした各選手が挨拶を行い、自信のレースを振り返った。
♦原監督による結果報告♦
2日間応援ありがとうございました。各大学、名をあげての強化が進む中、駒澤大学の見事な3冠総合優勝をして幕を閉じました。中央大学も低迷が続く中、箱根駅伝100周年に向けて強化が進み総合準優勝。そして私たち青山学院大学も山上り決戦で敗れはしましたけれども無事3位でゴールすることができました。4区までは想定の中で進んだんですけど、当初予定していた上りも下りも直前になって変えなくてはいけない山3番手、下り4番手の選手が精一杯頑張ってくれましたけれどもこのような結果となりました。ただ、2人を責めるつもりは全くありませんし監督、スタッフ、選手も彼ら2人を責めるつもりはありません。チームでこの敗戦を共有し何がダメだったのか、どうしたらもっと最低限のリスクマネージメントができたのか、学生は学生の立場で、監督は監督の立場で考えていきたいと思っております。来るべき100回大会に向けてチャレンジは止めません。常に改革精神を持って戦う姿勢を持つのが原監督であり、青学駅伝部のスタイルでございます。今日の常識は明日の非常識、精一杯努力することは選手の立場で言えば、能力に関係ありません。努力することは誰にもできることだし、努力し続けることは誰にでもできることだと思っております。これからも優勝を目指して努力していく所存ございます。これからも引き続き温かいご声援よろしくお願いします。2日間、お正月早々はるばる駆けつけてくださいました学生の方、大学関係者の方、誠にありがとうございました。
♦原監督・選手挨拶♦
原晋監督
みなさんご存知の通り、箱根駅伝物凄い勢いで各大学が強化に励んでおります。1クラブ活動の領域をもはや超えております。1クラブ活動のマネジメントだけでは勝てない時代が、もう来ていると私は思っております。いわゆる人・物・金、これをですね大学をあげてぜひご協力をいただければと思います。現実問題としてMARCHの中央に負けました。MARCHではない早慶以上の大学にする。そういう気持ちで我々陸上部は気持ちをこもっています。この箱根駅伝勝たずして早慶に勝てるわけがない。そういう風に思いますので、青山学院大学のために、これからも大学法人大学をあげて、また保護者・OBもあげてですね箱根駅伝盛り上げていきましょう。2日間ありがとうございました。
1区・目片将大
1区を走りました目片将大です。まずは、2日間応援ありがとうございました。このような報告会で優勝という形で報告をさせていただきたかったんですが、結果は3位という結果で大変悔しい思いです。個人としても優勝候補の駒澤さんに先行を許して苦しい走りとなってしまったことは、悔しさが残ります。ですが、この4年間1人も抜けることなく箱根駅伝優勝を目指してやってきたチームというのは誇りに思いますし、そこは胸を張れるのではないかなと思います。
この悔しい気持ちを後輩たちは来年借りを返してくれるのではないかなと思ってますし、信じてるので、変わらぬ応援よろしくお願いします。
2区・近藤幸太郎
2区を走りました近藤幸太郎です。2日間応援ありがとうございました。結果は悔しい結果となりましたが、青山学院大学に憧れてここへ来てフレッシュグリーンのユニフォームを着て、箱根路を走ることができて幸せだなというふうに感じました。本当に頼もしい後輩、同期、先輩方に恵まれて楽しい4年間を過ごせて本当に幸せでした。ありがとうございました。
3区・横田俊吾
3区を走らせていただきました横田俊吾です。3年間本当に悔しい思いをして、どうすれば強くなれるかというのを常に考えてきた4年間でした。最初から速かったわけでもなく、去年の自分に今年往路走るよっていうふうに言っても、驚かれるなというふうに今感じています。ですがやはり、4年間こうやって継続して練習できたこと、青山学院大学の練習環境でのびのび練習できたこと、本当に親に感謝したいなというふうに思います。そして今チームで走れなかった後輩たち、まだまだチャンスは、僕はないんですけど、あると思うので、死に物狂いでやってほしいと思いますし、その先に良い結果が待っていると思うので、しっかりチャンスを掴んでもらいたいなと思います。本当に2日間応援ありがとうございました。
4区・太田蒼生
体調不良のため欠席
5区・脇田幸太朗
急遽5区を走ることになったのですが、気持ちを切り替えて頑張ろうと思ったのですけれども体が思うようについてこずに、結果としてチームの足を引っ張ることになってしまいました。ですが、あの時自分にできる最大限のことをしようと思った結果だったので、自分の中で後悔はないです。チームの足を引っ張る形となってしまったのですけれども4年間頑張ってきて最後の最後で箱根駅伝を走ることができて幸せでした。応援ありがとうございました。
6区・西川魁星
個人としてはご存知の通り、非常に悔しい結果となってしまいレース中も全力を尽くしたのですが、チームの足を引っ張る形となってしまいました。ただ、4年間やってきたことに一切悔いはありませんし、この1年間下りにかけてきたという思いは変わりませんので、本当に何も無かった弱かった自分を成長させてくれた監督、コーチ、そして先輩後輩、同期、家族に感謝して陸上競技を終えたいと思います。2日間応援ありがとうございました。
7区・佐藤一世
7区を走りました佐藤一世です。今の4年生には1年生のときから仲良くしていただいて、その先輩とも走れる最後の駅伝だったので、最後優勝したかったんですけど、結果的に足を引っ張る形になってしまいました。来年は自分がチームの中心になって、そして先輩のリベンジを果たすことができるように、1年間練習していきたいと思います。2日間応援ありがとうございました。
8区・田中悠登
8区を走りました。田中悠登です。初の箱根駅伝は苦しくも楽しい21kmでした。100回大会に向けて現状維持のままでは絶対に勝てないなと今回強く感じて、一人一人が何をどうするべきか、どういう風にこのチームをもっとよくしていくかというのを本気で考えて行動していかないと来年も悔しい結果で終わると思うので、そういう(一人一人が何をどうするべきか、どういう風にこのチームをもっとよくしていくかというのを本気で考えて行動できる)チームを全員で作っていきたいと思います。普段はあまりいう機会はありませんが、あまり表舞台で評価されない男子マネージャーそして女子マネージャー、この人たちの存在がなかったら本当に箱根駅伝こんなスムーズに回らなかったと思いますし、ここまでいい練習もできなかったのではないかと思います。本当にありがとうございます。来年は四年生の分までしっかり笑って終われるように明日からまた頑張っていきたいなと思います。2日間応援ありがとうございました。
9区・岸本大紀
今回9区を走りました岸本大紀です。まずは2日間本当にたくさんの声援ありがとうございました。走っている時も本当に声援に支えられて23キロ走り切ることができました。結果として3位ということで優勝を目標にしていたチームですし、本当にこの4年間かけてきたものを全て出し切って優勝しようというふうに思っていたんですけど、悔しい結果に終わってしまって本当に悔しいことではあるんですけどここまで陸上競技を15年間続けてきて色んな人に支えられてこの場に立てているんだなという風にすごい感じて、たくさんの人に感謝の気持ちを伝えたいなという風に思っています。後輩は来年以降本当に頑張ってくれると思うんですけど、やっぱり自分が走る、自分が1位になるという強い思いを持って練習から取り組んでほしいですし、この悔しい気持ちっていうのを来年以降晴らしてくれると思うので自分がやりたいという気持ちを一人ひとりが持って頑張ってほしいなという風に思っています。
10区・中倉啓敦
10区を走りました中倉啓敦です。結果は3位ということで、優勝を目指していただけに非常に悔しい結果だと思ってしまいました。ただ自分としてはこの最高のチームで4年間、同期だったり後輩だったりスタッフの方々と共に戦えたのは非常に誇りに思います。自分たち4年生のこの悔しい気持ちは来年以降後輩たちが晴らしてくれると思うので、今後も青山学院大学の応援のほどよろしくお願いします。2日間ありがとうございました。
宮坂大器主将の挨拶
今季主将を務めました、4年の宮坂大器です。まずは2日間応援ありがとうございました。結果は3位ということで終わってしまいました。このような結果となってしまったんですけど、優勝を狙うにあたって10人メンバーが決まった段階で、この10人なら練習通り走れば必ず勝てるとそう言い切れる、心からそう思える布陣を組めたことは、チームをしっかり1年間仕上げてこれたということで、この一年主将を務めてきた身として、これを誇っていいかなというふうに感じてます。直接は貢献できないという状況で、主将としては情けない身でしたけど、このチームは僕だけじゃなくて4年生全員が、14人がいて仕上げてこれたチームだと思ってるので、走ったメンバーだけじゃなく、主将の僕だけじゃなく、サポートに回った4年生まで14人みんな讃えてほしいなというふうに思っております。ただ、3位という結果、優勝できなかった以上はやはりチームにまだ課題が残っているということなので、そこは、来年後輩たち厳しく、またチームをまとめていってもらって、僕たちの想いの分まで来年優勝して返り咲いてほしいなというふうに思います。本当に4年間、コーチの皆様をはじめ、監督、コーチ、先輩、後輩、沢山のサポートありがとうございました。4年生全員充実の4年間だったというふうに思います。
(記事=阿部夢杏・遠藤匠真・川﨑史緒・吉行晴実・家永萌愛・小松優奈・童野翔也、写真=遠藤匠真)
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