【陸上競技】前回大会の悔しさを晴らし 2大会ぶり王座奪還へ

陸上競技
集合写真

第98回東京箱根間往復大学駅伝競走 壮行会 12月16日 於・青山学院大学青山キャンパス ガウチャー記念礼拝堂前 12月17日 於・青山学院大学相模原キャンパス ウェスレーチャペル前

本格的に冬の寒さに近づき始めたこの頃、青山学院大学でレースを迎える選手、監督による壮行会が行われた。原監督、飯田主将、そして217.1㌖に及ぶ箱根路を駆け抜ける選手が登場し、それぞれ意気込みを述べた。

右から内山陸上競技部部長、原監督、飯田主将を含めた選手たち(12月16日青山キャンパス)

右から原監督をはじめとするスタッフ、飯田主将、選手たち(12月17日相模原キャンパス)

原監督

「皆さんこんにちは。今日はこうして、盛大なる走行会を企画していただきました理事長先生、学長先生はじめ、多くの教職員の皆様方、また参加いただいている学生諸君の皆さん本当にありがとうございます。今年でですね陸上競技部は、強化指定部18年目。同時に私も監督就任18年目を迎えました。5年目にですね33年ぶりの出場を果たしまして、以降、14年連続27回目の出場となります。当初はですね、出場することで多くの皆さんに喜んでいただいたわけなんですけれども、今や優勝があたりまえというような強豪チームへと成長させていただくこととなりました。これもですね、大学関係者の物心両面にわたる支えがあったからこそだというふうに思っております。今年のチームは青学メソッド、原メソッドが確立した中で5000 m13分台27名。1万 m 28分台23名とこれまで陸上界にはない非常にハイレベルなチームへと成長させていただきました。これはですね。最初からこの学生たちが日本の名ランナートップ選手が青山学院の門を叩いて成長したのかといったらそうでもありません。決して優秀ではないということを申しているんではなしに、青学で育った4年間の中で成長する仕組みというものがですねこれ出来上がってるんですね。それをもとに、学生諸君が門限10時にもかかわらず、9時には町田寮に帰ってですね、体を整えて勉強に陸上に真摯に取り組んでいるからこそだというふうに私は思っています。少し話は変わりますけれども学生諸君の皆さんもですね、いろいろ縁ありまして、青山学院の門を叩いて、この青山学院に入学されたと思います。いろんな思いがあったかもしれません。しかし縁あって青山学院を選んでいただきました。この青山学院は4年間の学びの中で、人としてそして学問的にも成長をさせるだけのきちんとしたメカニズムがございます。各学部の先生方を通してですねまた教職員の皆さんを通してですね、皆さんを支えるだけの仕組みを用意されております。来たる98回箱根駅伝での我々の走りを見てですね、学生の皆さんも、元気や勇気をもらってですね、4年間この青山学院でよかったというふうな成長の場の一つのきっかけにしていただければと思っております。最後に、陸上競技部、あるいは青山学院力があります。パワフル大作戦で頑張ってきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。」

飯田貴之主将(総4)

「皆さんこんにちは。総合文化政策学部総合文化政策学科4年、今年度の主将を務めております。飯田貴之と申します。今年で個人としては4回目の箱根駅伝となる訳ですが、今までの箱根駅伝、全て個人としては区間2位で悔しい思いをしていますし、今年に関してはキャプテンをやらせてもらっているんですけど出雲、全日本と後前半シーズンとキャプテンらしい結果をひとつも残せていないのが現状なので、最後の箱根駅伝では自分の区間で区間賞を取って、チームの優勝を手繰り寄せる。これを果たしてこそ、キャプテンとして最後仕事を果たせたなと言えることができるので、そこを目指して頑張っていきたいと思います。応援のほどよろしくお願いします。」

希望区間 5区、往路区間

髙橋勇輝(国経4)

「国際政治経済学部国際経済学科4年の髙橋勇輝と申します。今シーズンは出雲駅伝が2位、全日本大学駅伝2位と非常にチームで悔しい状況が続いているので箱根駅伝ではしっかりチーム全員で優勝を狙って、箱根路をフレッシュグリーンで染め上げられるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。」

希望区間 3区

湯原慶吾(史4)

「こんにちは。文学部史学科4年の湯原慶吾です。今の現状としてはチームとしても、また個人としても非常にいい流れで練習を行うことができています。最後の箱根駅伝ではパワフルな走りができるように今後の練習に励んでいくので、箱根駅伝では応援よろしくお願いします。」

岸本大紀(社3)

「こんにちは。社会情報学部社会情報学科3年の岸本大紀です。昨年チームとして4位という結果で、自分は走ることができずにテレビの前で悔しい思いをしたので、今年こそは走ってチームを優勝させる走りをしていって、皆んなで笑顔で終わりたいと思います。応援のほどよろしくお願いします。」

希望区間 往路の前半区間

近藤幸太郎(営3)

「こんにちは経営学部経営学科3年の近藤幸太郎です。
パワフルな走りで青山学院の皆さんに勇気と元気を与えるような走りをしていきたいと思います。応援よろしくお願いします。」

希望区間 2区

関口雄大(国経3)

「国際政治経済学部国際経済学科3年の関口雄大です。自分は入学してから結構故障が多くて、今年も夏前まで長く故障で走れていなかった時期があったんですけど、そういった時期にもチームメイトだったり、家族だったり色んな人に支えられて、ここまで来れたと思っているので、そういった人たちに感謝の走りで感謝を示すような走りでチームの優勝に貢献していきたいと思います。よろしくお願いします。」

希望区間 7~10区

中倉啓敦(社3)

「こんにちは。社会情報学部3年の中倉啓敦です。今年の箱根駅伝は4位ということで、この1年凄く悔しい思いをしてきました。今年の全日本や出雲では、自分は出走できずチームに何も貢献できていないので、最後の箱根駅伝はしっかり走ってチームの優勝に貢献していきたいと思っています。応援よろしくお願いします。」

希望区間 10区

中村唯翔(総3)

「総合文化政策学部総合文化政策学科3年の中村唯翔です。前回大会初の箱根駅伝で2区という区間を出走したんですが個人的に本当に悔しい結果になってしまいチームの総合優勝にも本当に不甲斐ない走りをしてしまったと思っています。今回16人のエントリーメンバーに入ることができたので当日出走して必ずチームを総合優勝に貢献できるような走りをしていきたいと思います。応援よろしくお願いします。」

西久保遼(コ3)

「こんにちは。コミュニティ人間科学部コミュニティ人間科学科3年の西久保遼です。今回初めて箱根駅伝の16人メンバーに選ばれることができ、これから調子を、状態を整えていき、本番では全員が笑顔でゴールできるように走る人に貢献できるような走りをしていきたいと思います。応援よろしくお願いします。」

宮坂大器(国経3)

「こんにちは国際政治経済学部国際経済学科3年の宮坂大器です。今年に関して、四年生にはとてもお世話になって、その感謝の気持ちを走りで示したいっていうのと、再来年が4年生、最上級生となるのでそれに向けて勢いのある走りをして優勝に貢献したいと思います。応援のほどよろしくお願いします。」

希望区間 10区

横田俊吾(教3)

「こんにちは。教育人間科学部教育学科3年横田俊吾です。見たこと、見たことある人は分かると思うんですけど、自分が一番パワフルな走りができると思います。自分は個人では区間賞、チームでは優勝で4年生に笑って終わってもらえるように頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。」

希望区間 他の選手と接触が怖いため1区以外

佐藤一世(総2)

「総合文化政策学部総合文化政策学科2年の佐藤一世です。去年はチームとしても個人としても悔しい結果となり今年1年箱根で勝つことだけを考えて練習してきました。今年は個人では区間賞を取りチームとしても総合優勝をするので応援よろしくお願いします。」

志貴勇斗(教2)

「こんにちは。教育人間科学部教育学科2年の志貴勇人です。全日本で初出走ということで、鮮明な走りで自分なりにもいい結果が得られることができたので、箱根駅伝でも、体は小さいですがパワフルな走りでしっかり優勝に貢献できるように頑張っていきます。応援よろしくお願いします。」

希望区間 6区

太田蒼生(コ1)

「こんにちは。コミュニティ人間科学部コミュニティ人間科学科1年の太田蒼生です。今回の箱根駅伝に向けてこの1年間しっかりほとんど故障なく練習を積めてきたので、自分自身自信を持ってスタートラインに立つことができると思いますし、原監督が僕が高校生の時に1年生から箱根駅伝の選手になったらスーパースターになるよというふうに言ってくれたので、今回の箱根駅伝で僕がニューヒーロー、ニュースターになれるような走りをできるように頑張っていきたいと思います。応援のほどよろしくお願いします。」

希望区間 1区

田中悠登(営1)

「経営学部経営学科1年の田中悠登です。箱根駅伝まで2週間少しとなり非常にワクワクした気持ちでいっぱいです。今年の箱根駅伝は駒澤大学と我が青山学院大学の二強と言われています。そこで皆さんにお願いです。青山学院の陸上部のインスタグラムのフォロワー数は3.3万人、そして対して駒澤大学のフォロワー数が3.4万人です。ここから箱根への戦いは始まっていると思いますので、皆さん@ekiden.agu、是非フォローして一緒に戦ってください、よろしくお願いします。」

希望区間 8、10区

若林宏樹(地1)

「こんにちは。地球社会共生学部地球社会共生学科若林宏樹です。あっ、1年生です。出雲駅伝、全日本駅伝では悔しい思いをしているので、箱根駅伝ではしっかりとリベンジができるよう頑張りたいと思います。応援の方お願いします。」

 

飯田貴之主将 箱根駅伝に向けて

「まずはじめに今日こうしてここにお集まり頂き本当にありがとうございます。2年ぶりにここ青山キャンパスで壮行会が行われて、こういう人たちに囲まれて本当にとても嬉しく思っております。今年のチームは、チームスローガンとしては、個の糸紡いで、織り成せ深緑の襷というスローガンのもとに今年1年間やってきました。このスローガンは部員ひとりひとりを一本の糸に例えていて、ひとりひとりが競技者として、また一学生として自立して成長することで、その一本一本の糸が織り合わさって布になって、そして襷になろうという意味を込めています。深緑の襷の文字なんですけど、普通青山学院大学は新しい緑と書いてフレッシュグリーンと言うのですが、ひとりひとりの緑色が合わさったら、より深みのある緑色になるんじゃないかということで今年のスローガンには深い緑という文字で深緑という色を入れさせてもらいました。このスローガンができた裏には、昨年の箱根駅伝試合前に、キャプテンでありエースである神林さんが出場できないというアクシデントがありました。その時にチームとして、やはり戦力的にも精神的にも少し不安な部分が出てしまい、それが本番の走りに繋がってしまったんじゃないかっていうふうに反省しました。その上で今年のチームは、ひとりひとりが自分が走ってチームを優勝させる、そういう気持ちを持って今年1年間取り組んで欲しいという風に自分が新キャプテンに就任した時に言わせてもらって、その言葉に応えるかのように部員全員が本当に前半期から好タイムをどんどんどんどん出してくれて、本当に今年のチームは自信を持って過去一番層の厚いパワフルなチームに仕上がったんじゃないかって今思っています。ただ今年の駅伝大会、出雲駅伝、全日本大学駅伝とどっちも2位という結果で大学の中で一番強いという証明ができていないので、今年最後の箱根駅伝で必ずチームで優勝して、やっぱり強かったっていうふうに証明ができるようにチーム一丸となって戦っていきたいと思います。来年のお正月は大学で一番青山学院大学がお正月話題となれるようにチーム一丸となって戦っていくので是非テレビの前で応援のほどよろしくお願いします。」

集合写真(12月16日青山キャンパス)

※希望区間に関して、明記されていない選手は授業のため記者会見を欠席されました。

 

(記事=阿部夢杏 後藤圭登 吉沢夏希)

(写真=渋谷聡志 遠藤匠真)

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