【硬式野球】中西が投打で活躍!準決勝進出を果たす

硬式野球
先発の中西

明治神宮野球大会 2回戦 対佛教大 11月16日 於・明治神宮野球場

◆結果◆
佛教大  000 000 001|1
青学大  001 100 00x|2 

◆出場選手◆
1 二 藤原夏暉 大阪桐蔭
2 左 大神浩郎 福岡大大濠
3 一 初谷健心 関東第一
4 捕 渡部海 智辯和歌山
5 中 中田達也 星稜
6 遊 山口翔梧 龍谷大平安
7 右 谷口勇人 大阪桐蔭 → 右 青山達史 智辯和歌山
8 三 中山凱 専大松戸 → 打三 小田康一郎 中京
9 投 中西聖輝 智辯和歌山


青学大にとって初戦となった神宮大会2回戦。先発を任されたのは中西聖輝(コ4=智辯和歌山)。東都秋季リーグ最終戦以来の登板となったが、序盤から力強い投球を続け、8回まで相手打線を無失点に封じた。4回には自らの適時打で先制点を奪い、5回には中田達也(社3=星稜)の適時打でリードを広げた。9回に2死から1点を返されるものの、最後は踏ん張って完投勝利を収めた。

初回、1アウトから四球を与えた中西だが、その後は相手を打ち取り流れを渡さない。攻撃では藤原夏暉(法4=大阪桐蔭)と渡部海(コ3=智辯和歌山)の安打で一、三塁の好機を作ったものの、得点には結びつかなかった。

先発の中西

試合が動いたのは4回裏。谷口勇人(営3=大阪桐蔭)が四球で出塁し、すかさず盗塁を成功させる。ここで打席に入った中西が適時打を放ち均衡を破る先制点をもぎ取った。

適時打を放った中西

続く5回裏には、初谷健心(総4=関東第一)の二塁打と渡部の犠打でチャンスを作り、中田の適時打で追加点。試合の主導権を握った。

二塁打を放った初谷

点差を広げた中田

援護を受けた中西は、8回まで相手打線に点を与えない投球を披露。しかし9回、先頭打者に安打を許し、2アウトから適時打を打たれて1点差に迫られる。それでも最後は落ち着いて打ち取り、試合を締めた。

9回のピンチについて中西は、「取られないのが一番ですけど、1点は仕方ないかなと思って投げていました」と振り返る。1点差となった場面でも「余裕はなかったですけど、焦りも特になかったです」と語った。

ピンチを切り抜けた中西

試合後には日本一への思いを問われ、

中西は「春は悔しい結果で終わったので、最後は全員で笑って終わりたい。涙は流したくないですし、このチームに負けは似合わないので、勝って終わりたいと思います」と力強く語った。

渡部も「あんまり連覇っていうのは意識してなくて、このチームで本当に日本一になりたいっていう思いが強いので、あと二勝、何がなんでも勝ちたいなと思ってます」と意気込みを語った。

安藤監督は「あんまり優勝ありきのっていうことを思ってなくて、とにかく一戦一戦自分たちがやってきたこと、積み重ねてきたことをやった上での結果を受け止めて、その結果としてやっぱり日本一までたどり着けたら最高」と明かした。

この日の中西は、9回1失点123球11奪三振、さらに1打点と投打で存在感を示し、エースとしての役割を十二分に果たした。青学大はエースの完投劇を追い風に、準決勝へ駒を進める。

(記事=綿引文音、写真=比留間詩桜・山城瑛亮・高木一郎)

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