東都大学野球 秋季2部リーグ 対日大 第1回戦 9月15日 於・大田スタジアム
◆結果◆
青学大010113410|11
日 大020000000|2
◆出場選手◆
1 二 山田拓也 東海大相模
2 左 中島大輔 龍谷大平安
3 遊 泉口友汰 大阪桐蔭
4 右 井上大成 日大三
5 指 南木寿也 桐蔭学園→打 田野孔誠 聖光学院
6 中 永山裕真 報徳学園
7 一 片山昂星 東海大菅生
8 三 冨樫智也 関東一
9 捕 佐藤英雄 日大三
P 松井大輔 県岐阜商業→北村智紀 龍谷大平安→秋山功太郎 広陵
新型コロナウイルスの影響で春季リーグが中止となり1年近くの実戦が空いた中で迎えた今リーグ初戦。1年生バッテリーが試合を作り打線が大爆発で初戦を大勝で飾った。
先発のマウンドに上がったのはルーキーの松井。1年生らしからぬ堂々とした投球で初回を三者凡退に抑える。松井の武器は140キロ超の直球。得意の直球で日大打線に立ち向かっていった。安藤監督が「チーム内での競争を勝ち抜いて先発のマウンドに上がった。ルーキーだから特別なことは特に思わないで見ていた。投手陣はみんな状態が良い」と話すように監督からの信頼は厚い。
2回表、この日7番に座った片山の特大のライトへの一発が飛び出し、1点を先制。
しかし、2回に先頭にヒットを許しバント処理のミスが絡み、適時打と犠牲フライで逆転を許す。苦しい状況でも先発の松井は「今までの練習の積み重ねがあったから踏ん張れた」と崩れることなく4回と3分の2を投げ切り2失点と先発の役割を果たした。
3回を無失点に抑えると、4回の表、先頭の3番泉口がライトへの本塁打で同点に追いつく。
さらに5回表の攻撃。先頭の8番冨樫が安打で出塁すると、9番佐藤の犠打、1番山田のライトへのヒットでチャンスを広げると2番の1年生中島がセンタへの適時打を放ち、勝ち越しに成功する。
5回2死からマウンドに上がった2番手の北村は、制球が乱れる場面がありながらも、気迫のこもった投球で8回まで日大打線を無失点に抑えた。
打線は、試合後半の6回表、先頭の4番井上がライトへのヒットで出塁し、5番南木が犠打で繋ぐと、6番永山が適時二塁打を放ち1点を追加。さらに7番片山が2本目のライトへの本塁打を放つ。
試合終盤も青学打線の勢いは止まらない。7回表、2死満塁のチャンスから6番永山の適時二塁打、更に片山にも適時打が飛びだした。8回にも泉口が適時打を放ち、差を11-2と大きく引き離した。
最終回のマウンドに上がったのは1年生の秋山。広陵高校時代のポジションは捕手で主将を務めていた。第91回の選抜高校野球の開会式では選手宣誓を務めた経験をもつ秋山は大学では投手に挑戦。この試合では140㌔を超える直球を中心に1イニングを三者凡退で抑え試合を締めくくった。
今期の青学は選手層が厚い。試合後、安藤監督は「どの選手も激しい競争を勝ち抜いて試合に出ている。今日の先発投手も特に悩んで決めた」と話すように、チームは全体として競争が盛んであり、状態が良い。一方で「今日のような試合はできすぎな部分が大きい、苦しい試合でしっかりと勝てるようにしたい。」と気を引き締めた。一味違う今期の青学大。若く、楽しみなチームへと成長している。(写真・記事=石岡亮)
◆西川藍畝主将インタビュー◆
-試合前にはどのような話し合いをチーム内でしていたか
このチーム初の公式戦ということで実戦感覚が開いた分、練習がしっかりできたので、今までやってきたことは間違ってなかったからそれはどれだけ出せるかだからしっかり出せるようにしていこうと話し合いました
-1年生バッテリーでしたが特に声掛けはされていましたか
はい。慣れていない部分が多いと思うので、そこは上の学年の人が積極的に声をかけるようにしました。
-課題であった打撃がこの試合では非常に力を発揮したのでは?
バッティングが課題というのはずっと練習を通してやってきったので、それはしっかりチームとして発揮できて良かったと思います
-試合全体を総括して
チーム全体として良いまとまりが出来ていると思うので特に今回は勝利数と違う形でのリーグ戦の形なので1勝1勝しっかり積み重ねていけば必ず良い結果、最終的には2部優勝に繋がってくるような試合だったと思います。
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