【コラム】片山昂星、5打数3安打4打点の大暴れ!

コラム

2020年度初の公式戦となった秋季リーグの初戦。この日7番に座っていた片山昂星が5打数3安打4打点の大活躍を魅せた

2回の第1打席目では初球のストレート完璧に捉えライトスタンドへ。「初球は必ず真っすぐだろうという意識をもち、結果的に捉えられました」と先取点を自らのバットで叩き出した。

 

6回1死2塁のチャンスで迎えた片山の第3打席目。このチャンスでも強烈に突き刺さる打球をライトスタンドに運んだ。「状況的に追加点が欲しかったので、ランナー貯めたいなと思い打席に入った。その結果がホームランに繋がった」とチームに更なる勢いをもたらした。7回にもライトへの適時打を放ちこの日は4打点。まさに片山らしいバッティングが発揮された。

 

昨年度は春から1年生で4番を任され、2年生になった今は青学大の打線の核を担う存在だ。しかし、昨秋は自分の思い描いた打撃が出来ずなかなか快音が響かず、チームもあと1勝で2部優勝を逃した。今年度も春季リーグが中止になり実戦への感覚は遠のいた。しかし、「このコロナウイルスの期間で、逆に自分のバッティングを見つめ直すことが出来た。気持ちばかりが前に出て身体が開いてしまい、バットが出てこない状態だったので左手でしっかり叩くことを意識することで修正することができた。」と片山自身は振り返る。公式戦のない時期が長く、返って練習に多くの時間を注ぎ込んだ結果、片山の復調をもたらした。

勝ち数で順位が決まる今秋季リーグ。1試合に対する重要性は例年以上に大きい。そのような状況だからこそ片山の打力はチームの大きな力になる。(記事・写真=石岡亮)

 

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