【硬式野球】13安打9得点と打線爆発!投手陣は完封リレーで快勝

硬式野球

東都大学野球 春季1部リーグ 対亜細亜大 第2回戦 4月17日 於・明治神宮野球場

◆結果◆
亜細亜大 000 000 000 |0

青学大  010 021 32× |9

出場選手
1 二 藤原夏暉 大阪桐蔭
2 遊 初谷健心 関東第一
3 右 中田達也 星稜
4 中 西川史礁 龍谷大平安
5 指 森澤拓海 履正社→打 大手晴 横浜→打 星子天真 大阪桐蔭
6 三 佐々木泰 県岐阜商業
7 一 小田康一郎 中京
8 捕 渡部海 智辯和歌山
9 左 南野倫平 龍谷大平安→打 佐藤尊将 智辯学園→走 山本英錬 今治西

P 渡辺光羽 金沢学院大附→ヴァデルナフェルガス 日本航空→中西聖輝 智辯和歌山


4月とは思えない、季節外れの暑さの中行われた対亜細亜大第2戦。青学大は好調の投手陣に加え、開幕から計4得点と低調だった打線が奮起し、2本の本塁打を含む13安打9得点で圧勝。昨日に続き見事白星をあげた。

先発のマウンドを託されたのは、先週の対國學大第2戦でも好投を披露した3年生左腕・渡辺光羽(営3=金沢学院大附)。初回にヒットを許すも、落ち着いた立ち上がりを見せた。

先発を任された渡辺

2回、4番の西川史礁(法4=龍谷大平安)が相手の失策で出塁すると、指名打者として起用された森澤拓海(法1=履正社)は公式戦初となるヒットを放った。その後一死一三塁のチャンスを作ると、小田康一郎(史3=中京)が先制点となる二塁打を放った。また、4回には開幕からノーヒットと苦しみ、「一歩引いてみられる時間を作ってやりたい」といった首脳陣の計らいから打順を下げた佐々木泰(コ4=県岐阜商)に待望のヒットが生まれた。キャプテンの復活の一打にベンチは盛り上がりを見せた。

初ヒットを打った森澤

ガッツポーズをする佐々木

援護を受けた渡辺は、ストレートに加えチェンジアップやスライダーなどの変化球を織り交ぜたピッチングで2回から6回途中まで一人のランナーも許さない。

再び試合が動いたのは5回。ヒットで出塁した藤原夏暉(法3=大阪桐蔭)が俊足を生かし盗塁に成功。一死二塁のチャンスで迎えるのは前打席でもヒットを放っている西川。「前の打席から変化球が多かったので真っすぐはないな、と。スライダーを張った」と甘く入ったスライダーを一発で仕留め、チームとしても今季初となるホームランを放った。このアーチについて「ホームランは狙うというよりはヒットの延長線上にあると思っているので」と話しつつも「嬉しいです」と笑みを浮かべた。主砲の一発に触発された打線は止まらない。6回には渡部海(コ2=智辯和歌山)にもホームランが飛び出した。

右手を突き上げる西川

ホームランを放つ渡部

しかし7回、最大のピンチを迎える。ここまで安定した投球を見せてきた渡辺だが、味方の失策と二つの四球で満塁とし、途中降板。代わってマウンドに上がったヴァデルナ・フェルガス(国経3=日本航空)は、冷静な投球で見事三振に仕留め、窮地を脱出した。

雄叫びをあげるヴァデルナ

8回には代打・佐藤尊将(総4=智辯学園)が二塁打を放ち、打線を勢いづけると続く中田達也(社3=星稜)、西川の適時打でこの回2点を追加し、9―0。勝利を決定づけた。

ガッツポーズをみせる佐藤

最終回のマウンドに上がったのは今季初登板となる中西聖輝(コ3=智辯和歌山)。堂々とした投球で完封リレーの一翼を担った。

抑えの中西

投打が噛み合い、終わってみれば圧勝。連勝を4に伸ばした。試合後安藤寧則監督は「積極的に振っていく姿勢を切らさなかった。みんなで繋いで点をとれたことがよかった」奮発した打線を称賛した。開幕からここまで1失点と好投を続けている投手陣については「取り組んできたことが成果として出せている。やれるべきことをやっていくという点だけは崩さない。それを彼らにも伝えていきたい」と落ち着いた様子で話した。

次節は4月29日。駒澤大学と対戦する。春季リーグ優勝、去年逃した悲願の四冠に向けて着実な一歩を踏み出していく青学大から目が離せない。

(記事=比留間詩桜、写真=遠藤匠真、川﨑史緒、田原夏野、比留間詩桜)

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