関東大学対抗戦A 対慶應大 10月10日 於・慶應義塾大学グラウンド
◆結果◆
●青学大14ー40慶應大〇
前半14-33
(32分=江金海トライ、桑田宗一郎ゴール成功
38分=金澤春樹トライ、桑田宗一郎ゴール成功)
後半0-7
◆メンバー◆
1田中創太郎(法2)
2相根大和(法4)
3中西翔太郎(総4)
4清原裕揮(営4)
5江金海(総3)
6中谷玲於(済4)
7小島静也(国経4)
8金原匡佑(国経3)
9山同光(法3)
10桑田宗一郎(社4)
11大村知意(社3)
12青沼駿昌(マ1)
13金澤春樹(済3)
14榎本拓真(法1)
15黒木陽斗(法4)
16石川大貴(マ4)
17大城琳(法3)
18鷲塚健志(法4)
19橋本大吾(法3)
20渡邊元樹(総3)
21亀井健人(営2)
22桑田敬士郎(営2)
23柴田悠太郎(総4)
10月とは思えない猛暑の中、関東大学対抗戦第三戦が行われた。明治・帝京と二戦ともノートライで黒星が続く中、なんとかいい流れを作りたい一戦。古豪・慶應大相手に14-40と善戦を見せた。
前半序盤から試合は動く。5分、ペナルティから慶應大のラインアウト。モールの横を走り込んできた選手が5mライン際まで大きくゲインし、そのこぼれ球を獲得されそのまま先制トライを許す。その後もディフェンスやスクラム、モールで精彩を欠き、3トライを献上。スコアは0-33まで広がってしまう。
しかしここで青学大は意地を見せる。31分、敵陣ゴール前で慶應大のノックオンスクラムからNo.8金原(国経3)が素早くボールを持ち出し、走り込んできたCTB金澤春樹(済3)にすかさずパス。目前で倒れるも、SH山同光(法3)がスローダウンせずに素早く横のLO江金海(総3)に繋ぎ、そのままの勢いでトライ。青学大にとって今季対抗戦初トライとなった。
その後も38分、慶應大のノットロールアウェイから山同が隙をついたクイックスタート。山同からパスを受けた金澤が走り切り、追加トライを重ねる。後半最後に流れを一気に引き寄せるトライに、選手たちは喜びを分かち合った。
追い上げムードで迎えた後半。このまま一気に点差を詰めたいところだが、両チームとも堅いディフェンスで攻めきれない時間が続く。青学大は規律の部分を修正し、タックルやスクラムでプレッシャーをかけ、相手のターンオーバーを誘った。ハイパントに対してはFB黒木陽斗(法4)が積極的に絡み、何度も有利な展開を作った。しかしオフェンス面でゴール目前でのパスの乱れやノックオンなどのペナルティが目立ち、なかなかスコアに結び付けられない。そして終盤73分、自陣マイボールスクラムでコラプシングをとられてしまい、ラインアウトモールで押し込まれ、14-40でノーサイド。
後半0-7とディフェンスで善戦したからこそ、前半の大量失点が惜しいところではあるが、強豪相手に青学ラグビーを体現できたのは大収穫だ。次戦は強豪・早稲田大との対戦。攻守ともにトップレベル、隙がないチームだ。しかし昨年の開幕戦で、早稲田大相手に21-47と善戦し、秩父宮を沸かせたのは記憶に新しい。2週間で課題を修正し、青学ラグビーで敷島の観客たちを沸かせられるか。
(記事・写真=山口美海)
(以下監督・選手のコメント)
〈清水孝哉監督〉本日の慶應大学戦、お疲れ様でした。モールのところをしっかり対策・準備をして臨んだんですけれども、やはり前半、3本モールで取られたところが後半後々に響いたかなと感じております。前半最後に2本連続トライ取れて、アンストラクチャーの形ですけれども、自分たちのやりたいことができたかなと感じております。後半もアタックできるチャンスあったんですけれども、ミスがあったので、その辺はまだまだ修正していかなければと思っております。次戦は早稲田大学戦ですので、本日出た課題の部分をしっかり修正してまた臨んでいきたいと思います。本日はありがとうございました。
〈SO桑田宗一郎主将〉慶應義塾大学さんはブレイクダウンにすごいプレッシャーをかけていて、試合の前半はかなり圧力をくらってしまって、自分たちのラグビーができなかったんですけれども、試合の時間が経つにつれてそこは改善できたかなって思います。自分たちの感想としては、ディフェンスで頑張ってターンオーバーした後のボールをもっとスコアに繋げられたらなと思ったので、次の早稲田戦ではそこを改善していきたいです。
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