【ラグビー】終始主導権握られ完敗 初白星は次戦に持ち越し

2021 関東大学対抗戦

関東大学対抗戦A 対日体大 11月20日 於・大和スポーツセンター

 

 

◆結果◆

 

●青学大17ー32日体大○

 

 

前半10-17

5分=榎本トライ、 桑田ゴール成功

42分=桑田PG成功

 

後半7-15

35分=中谷トライ、桑田ゴール成功

 

◆メンバー◆

 

 

1田中創太郎(法2)

2相根大和(法4)

3中西翔太郎(総4)

4清原裕揮(営4)

5江金海(総3)

6中谷玲於(済4)

7渡邊元樹(総3)

8辻村康(マ2)

9山同光(法3)

10桑田宗一郎(社4)

11手島究(法4)

12青沼駿昌(マ1)

13河村凌馬(法1)

14榎本拓真(法1)

15黒木陽斗(法4)

16石川大貴(マ4)

17柳井健太郎(電4)

18藤本壮真(マ4)

19目崎魁大(国経2)

20小島静也(国経4)

21亀井健人(営2)

22田口公暉(法3)

23川端航聖(地1)


 

秋の暖かさがほんのりと残る11月20日、関東大学対抗戦第6節が行われた。5戦5敗で迎えた今節、負ければA・B入れ替え戦も濃厚になってくる。しかし日体大のフィジカルとディフェンスのプレッシャーに押され、自分たちの強みを出すことができなかった。

 

 

前半すぐに試合は動く。5分、敵陣トライライン目前の相手ボールスクラム。日体大のSHがこぼしたボールに飛びつき、スコアのチャンス。素早くパスを展開すると、CTB青沼駿昌(マ1)が右サイドに大きく正確なキックパス。大外を走るWTB榎本拓真(法1)がキャッチし、そのままトライ。1年生同士の息の合ったプレーで先制点を奪った。

CTB青沼のアシストから先制トライを奪ったWTB榎本
息の合ったプレーは来季も期待大だ

しかしそこからは苦しい時間が続いた。日体大のアタックは驚異的で、今季徹底してきたロータックルでも倒せなかった。特にその日POM(プレイヤーオブザマッチ)を獲得したWTBクリスチャン・ラウイ(日体大)らフィジカルの強い外国人選手を止めきれず、自陣に攻め込まれる時間が長かった。12分にトライを奪われると、20分、38分にも続けてトライを奪われ、17-7までスコアが広がってしまう。得点を返して食らいつきたいところだが、青学大のアタックに対する日体大のディフェンスが一枚上手だった。1対1で確実に仕留められ前進できず、さらにラックに対するプレッシャーや寄りの速さから多くの反則を取られてしまった。

そんな中、前半ノータイムでのラストプレー。敵陣で得た日体大のペナルティからSO桑田宗一郎(社4)が冷静にショットを選択。しっかりと決め切り10-17と1トライ1ゴール差で前半を折り返した。

いつでも冷静にゴールを沈める、頼れるSO桑田

迎えた後半。まずは追いつきたいところだが、日体大の攻撃の勢いを止めることができなかった。連続で2トライを献上し、さらに1本のペナルティゴールが成功し10-32まで突き放されてしまう。アタックでも前半同様、ディフェンスのプレッシャーから敵陣になかなか攻め込めず、マイボールを継続することができなかった。

スコアできない中でも積極的なゲインでチャンスメイクをしたWTB手島

それでも終盤に意地を見せた。35分、ハーフライン付近で相手のペナルティからマイボールスクラム。着実にパスを回し、HO柳井健太郎(電4)や桑田らがディフェンスのギャップを突くゲインで前進する。そして最後はFL中谷玲於(済4)がタックルをターンで見事にかわし、22mライン付近から走り切り、グラウンディング。直後のゴールも決まり17-32と詰め寄るも、無情にも残された試合時間はわずかだった。最後はノットリリースザボールを取られ、ノーサイド。悔しい敗戦となった。

ディフェンスの要・FL中谷が意地のトライを見せた

今回の敗戦により、対抗戦Bとの入れ替え戦が決まった青学大。大学選手権出場を目指してチーム一丸となって挑んできただけに、悔しさが残る。しかし残された一戦に向け下を見ている時間はない。次戦は同じく6戦6敗中で勝ち点1の立教大。勝てば7位、負ければ最下位。入れ替え戦で少しでも有利な相手と当たるためにも、絶対に勝利しなければならない。

さらに有観客で開催される次節は、青学大の学生なら事前申し込みで無料で観戦できる。熱い応援を受け、対抗戦最終節を笑顔のノーサイドで終えられるか。

 

(記事・写真=山口美海)

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