【ラグビー】関東大学対抗戦 早稲田大戦展望

2021 関東大学対抗戦

関東大学対抗戦A 対早稲田大 10月23日 於・アースケア敷島

 

9月に開幕した関東大学対抗戦もついに折り返しを迎える。今までの三戦は全て黒星となっているものの、昨年のスコアと比べると善戦しており、試合を重ねるにつれてチーム力も上がってきている。迎える第4節の相手は早稲田大。圧倒的な強さで現在三戦三勝、内二勝は相手を完封しての白星だ。

対抗戦初先発入りを果たしたNo.8辻村(写真左)
自身の視野の広さと体を張ったコンタクトプレーで存在感を示せるか

青学大のメンバーを見てみると、前戦までのメンバーに加え、先日のジュニア選手権で活躍した面々がメンバー入り。目崎魁大(国経2)、川端航聖(地1)、田口遼馬(国経1)、藤本壮真(マ4)は対抗戦初メンバー入り、辻村康(マ2)は対抗戦初先発となる。勢いに乗っている彼らが加わることでどんな化学反応を見せてくれるか、大注目だ。

また前2試合の明大戦(3-52)・帝京大戦(0-52)ではディフェンスで健闘するもアタックの部分が課題であったが、前節の慶應大戦では14-40と強豪の堅いディフェンス相手に2トライをあげることができたのは収穫であり、チームに弾みをつけるきっかけとなっただろう。

オフェンス・ディフェンス共に素早い飛び出しが魅力のFL中谷

対する早稲田大は9日、筑波大の猛烈なディフェンスの圧力に苦しみながらも21-14で勝利し、チームの勢いは上り調子だろう。特にBKのCTB長田とFB河瀬の4年生コンビは早稲田の展開ラグビーの象徴であり、今季培ってきた青学のディフェンスでしっかりと封じたいところである。またそれだけではなく、FW陣のスクラムも脅威であり、規律の部分を意識したディフェンスが必須だ。

昨年の早稲田戦でトライを奪った桑田主将

昨年、早稲田大に対して執拗なディフェンスからインターセプトやルーズボールの獲得で得点に結びつけ、21-47と善戦し秩父宮を沸かせた青学大。一年越しのリベンジを果たし、敷島の地で黒黄の逆襲をお見舞いしたい。

(記事・写真=山口美海)

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