【硬式野球】投手陣が粘りの投球もサヨナラ負け…

硬式野球

東都大学野球 春季1部リーグ 対中大 第3回戦 4月14日 於・明治神宮野球場

◆結果◆
青学大 010 000 000 0  |1
中 大 100 000 000 1x|2

◆出場選手◆
1 二 山田拓也 東海大相模
2 中 中島大輔 龍谷大平安→大手晴 横浜
3 三 佐々木泰 県岐阜商業
4 一 片山昂星 東海大菅生
5 左 山中稜真 木更津総合
6 右 中野波来 大阪桐蔭→田野孔誠 聖光学院
7 指 小田康一郎 中京
8 遊 手塚悠 常総学院→ 松本龍哉 盛岡大附→堀町沖永 東海大菅生
9 捕 佐藤英雄 日大三
P 児玉悠紀 日大三→冨田冬馬 桐光学園→新倉寛之 東海大菅生→秋山功太郎 広陵


1勝1敗で迎えた中大との3回戦。昨日までとは打って変わり、気温が低く雨が降る中でのゲームとなった。先発投手は児玉悠紀(コ2)。初回、児玉は雨のマウンドに慣れずいきなり3連打を浴び、先制を許す。

先発した児玉

打線は2回表、先頭の中野波来(法3)が四球で出塁すると、1年生の小田康一郎(文1)がセンターの頭を越えるツーベースヒット。その間に中野が帰還し同点に追いつく。

タイムリーを放つ小田

ホームインする中野

その裏、児玉は2,3塁のピンチを招くもここからが児玉の真骨頂。2者連続三振に抑え、無失点でこの回を切り抜ける。この回を皮切りに児玉は本来のテンポの良い投球を取り戻し、中大打線を完璧に抑える。

捕手・佐藤(右)と児玉

5回裏、四球と送りバントで1アウト2塁のピンチを迎えると青学ベンチが動く。児玉に変えて今季初登板の冨田冬馬(国3)をマウンドに送る。初登板であったが動揺することなく、直球とチェンジアップを織り混ぜ、2者連続三振でこのピンチを切り抜ける。

好投を見せた冨田

投手陣の粘りの投球を援護したい打撃陣だが、4回からマウンドに上がった中大・西舘を打ち崩すことができない。この西舘は1回戦でも完璧に抑えられており、今回こそ攻略をしたかったがスピードのある直球と低めに集まる変化球に手も足も出ない。安藤監督も「あれを打てと言うのは酷」と話した。一方の投手陣は6回から登板した秋山功太郎(営3)が時折ピンチを招くも、粘りの投球で中大打線を9回まで無失点に抑える。

6回から登板した秋山

青学最大のチャンスは9回表。それまで無安打に抑えられていた西舘を、佐々木泰(コ2)の振り逃げというミスをきっかけに攻略する。5番の山中稜真(社4)もヒットで続き、捕球がもたつく間にランナーが2,3塁に。一打逆転の場面であったが、後続が打ち取られ惜しくも無得点。

ヒットを放つ山中

秋山が裏の攻撃を抑え、1回戦と同じくタイブレークに。先攻である青学大は何としても1点が欲しかったが、送りバント失敗などもあり無得点。10回裏中大の攻撃、秋山が続投するも先頭打者にフォアボールを与える。無死満塁とし、打席にはプロ注目の森下翔太。力みも見え2球で追い込んだものの、レフト前にタイムリーを打たれサヨナラ負け。今回の中大とのカードでは勝ち点を取ることができなかった。
今季から勝ち点制となったため、この負け越しは優勝を目指す上で痛い敗戦と言えるだろう。しかし、安藤監督は「必死にやるぞ、頭の中を整理をして次に切り替える」とメンバーに伝え前向きだ。この3連戦では投手陣が粘りの投球を見せることが多かった。そして日大とのカードではベンチ外だった常廣羽也斗(法3)や今季初登板の冨田も素晴らしい投球を見せた。好投を続ける下村や秋山とともに投手層を厚くしている。次のカードは今カード初めて勝ち点を獲得し波に乗る駒澤大。今回のような投手陣の粘りの投球から勢いそのままに次カードは打線爆発を期待したい。
次戦は神宮球場にて19日(火)に14時プレイボールで行われる。

(記事=遠藤匠真、写真=遠藤匠真・渋谷聡志)

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