【硬式野球部】児玉悠紀7回無失点の好投も実らず、勝負は第3戦へ

硬式野球

東都大学野球 秋季1部リーグ 対國學大 第2回戦 9月19日 於・明治神宮球場

◆結果◆
國學大 000 000 000 003|3

青学大 000   000 000 000|0

出場選手
1 中 中島大輔 龍谷大平安
2 三 佐々木泰 県岐阜商業
3 二 藤原夏暉 大阪桐蔭
4 左 西川史礁 龍谷大平安
5 指 松本龍哉 盛岡大付→谷口勇人 大阪桐蔭
6 遊 初谷健心 関東一
7 一 小田康一郎 中京
8 捕 渡部海 智辯和歌山
9 右 中野波来 大阪桐蔭→星子天真 大阪桐蔭→大手晴 横浜

P 児玉悠紀 日大三→常廣羽也斗 大分舞鶴→ヴァデルナ・フェルガス 日本航空


厳しい残暑の中神宮で行われた対國學院大2回戦。昨日と同様試合はタイブレークまでもつれた。しかし、12回表に國學院大に得点を許し、青学大はあと一本が出ず無得点に終わった。競り合いに勝ちきれず3-0の悔しい結果となった。

この日の先発は児玉悠紀(日大三)。テンポの良いピッチングで相手打線を一歩も引き寄せず、7回まで無失点の完璧な投球を見せた。

好投した先発・児玉

青学打線は5回の攻撃から動きを見せ始めた。松本龍哉(盛岡大付)からこの試合チーム初ヒットが飛び出した。しかし、得点とはならなかった。

今シーズン初スタメンの松本からヒットが飛び出す

続く6回裏には、中島大輔(龍谷大平安)がツーベースヒットを放つも後続が続かず無得点に終わった。

ヒットを放つ中島

8回からは児玉に代わり、常廣羽也斗(大分舞鶴)がマウンドに立った。9回表に2つの四球を許し、二死一二塁のピンチを招くも後続をしっかりと抑え、この回を切り抜けた。

連投となった常廣

そして9回裏、青学打線に大きな動きが見えた。中島がライトへのヒットと盗塁に成功。続く佐々木泰(県岐阜商)の左安で中島が自らの俊足を生かし本塁への生還を試みたが、タッチアウトと審判されサヨナラとはならなかった。

しかし12回表、無死一二塁の状態で四球を許し無死満塁の苦境に陥った。その後、常廣の不運なワイルドピッチもあり2失点。さらに、國學大土山にサードへのタイムリー内野安打を打たれ、1点を献上し、3-0の苦しい展開となった。

12回途中から常廣の後を継いだヴァデルナ・フェルガス(日本航空)は、初谷健心(関東一)の好守備もあり12回の失点を3で食い止めた。

3番手ヴァデルナ

12回裏の青学大の攻撃では、佐々木のヒットで一死満塁とチャンスを拡大したものの、あと一本が出ず無得点となり試合は終了。一勝一敗のタイとなった。

最終回意地のヒットを放つ佐々木

試合全体を振り返り安藤寧則監督は、「あと1点が遠かった。やっている選手が一番悔しいと思う。細かいパットなど色々出たが、もうひとつ付け足して何か言ってあげれば違ったのではないかと思った」と反省の色を見せた。
3戦目に向けてのチームの磨き方については、「良い意味で特別なことをするつもりはない。常に足元を固め、精度を高めていけるように一人一人が意識し練習を積み重ねていくしかない。これは常日頃から言ってやってきていることであり、あとは選手たちがどのようにして深みを出していくのかにかかっている。また、この経験が彼ら自身を大きくしてくれると期待している」と語った。

勝ち点をかけた三回戦は22日14時(予定)からZOZOマリンスタジアムにて行われる。今日よりも磨きのかかった青学大の活躍に期待したい。

(記事=家永萌愛、写真=家永萌愛・遠藤匠真・川﨑史緒・童野翔也)

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