オータムカップ2020 対白鷗大 10月11日於・エスフォルタアリーナ八王子
♦結果♦
青学大●54-71○白鷗大
1Q 9-11
2Q 16-14
3Q 13-18
4Q 16-28
◆スターティングメンバ―◆
#24永野聖汰
#2斉藤諒馬
#17保泉遼
#6菅野達海
#20和田蓮太郎
吉岡ヘッドコーチと挑む初めての大会。以前から堅守速攻を得意とする青学大は、さらにスピードを重視した新しいバスケットを試みた。だが、開幕戦を勝利飾ることはできなかった。
第1Q、青学大はなかなか得点できない時間が続く。中盤、#36相原のフリースローとシュートが決まり、今試合初得点を決める。だが、勢いに乗り切れない。終盤には#24永野、#2和田が得点し、点差は2点となった。
第2Q序盤は膠着状態が続いた。青学大は速攻やスピードのあるプレーで仕掛けるもなかなか点にはつながらない。#5小川の得点でなんとか同点に持ち込むも白鷗大がすかさず反撃。点差は縮まらない。流れをつかんだのは終盤だった。#36相原のゴール下への切込み、保泉の3Pシュートが成功。終了間際には#36相原と#24永野のコンビプレーで同点に。試合は振り出しに戻った。
第3Q、序盤#2斉藤の3Pシュートで勢いに乗りたい青学大は、#36相原を中心に果敢に攻めるもなかなか点に繋げることはできない。その後白鷗大#52ブラの3Pを機に相手の流れに呑まれてしまう。一時は得点が10点以上の差も開いたが、終盤には#20和田の3Pや#17保泉のシュートで得点を重ね、5点ビハインドで最終クォーターへ。
第4Q、#20和田の3Pが成功するも、それに負けじと、白鷗大の勢いは加速する。試合中盤には再び和田の3Pや、#36相原の鋭いドライブで応戦するも、流れを変えることはできなかった。「ディフェンスのチーム」の守備力を発揮できず、54-71で悔しい敗戦となった。
新型コロナウイルスの影響で予定されていた試合が次々に中止や延期され、ようやく迎えた公式戦初戦。「相手に流れがいった時は自分たちが声を出せなくて、ミスが続いてしまった」「自分たちの良くない部分が勝負所で出てしまった」と、チームを引っ張る存在となった#36相原や#2斉藤主将は自分たちの課題として振り返った。吉岡HCは、「今日は正直、全くやってきたことが出せていない。自滅だと僕は思っている」と悔しさをにじませながら厳しく評価したが、「この2週間で自分たちのバスケットを表現できるように」と次に向けての思いも語った。次回は2週間後の10月24日、専修大との対戦。青学大の持ち味を十分に発揮し、今回の悔しさを晴らす「自分たちのバスケット」に期待だ。
(記事=布村優果、写真=竹石季緒)
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