第73回関東大学バスケットボール選手権大会 対早稲田大 5月2日・於武蔵野の森総合スポーツプラザ
◆結果◆
青学大●80-87〇早稲田大
1Q 20-19
2Q 13-22
3Q 26-25
4Q 21-21
◆スターティングメンバー◆
#7 進翔太
#3 新井翔太
#21 ウォーレン航喜
#35 オドゲレル・トルガ
#12 広瀬洸生
ベスト8をかけ臨んだ一戦。東洋大戦後、#2漆山(総4)が言ったように序盤から接戦が繰り広げられた。第1Qを1点リードで終えるも第2Qで逆転される。一時は点差を2桁まで広げられたが、チーム内で声を掛け合いながら粘り、追い上げた。しかし一歩及ばず7点差で惜敗。青学大はスプリングトーナメントベスト16で幕を閉じた。
第1Q、早稲田大ボールからスタート。しかし、#35オドゲレル(物3)がプレッシャーを利かせたDFで早稲田大のボールをスティールし、ドリブルシュートを決め青学大が先制。その後も#3新井(総3)が3ポイントを沈め、青学大が連続で得点を奪取。このまま主導権を握りたかったが、早稲田大も食らいつき、開始3分30秒早稲田大の3ポイントで追いつかれてしまう。#23加藤(コ3)のリング下からのシュートや、#77芦田(国経2)の3ポイントで点を稼ぐが、一進一退の状況が続き20-19の1点リードで第2Qへ。
第2Q初めに#77芦田が3ポイントを決め点差を広げようと試みる。しかし開始1分30秒で早稲田大の3ポイントからの連続得点を許し逆転される。#6三村(総1)が果敢に攻め、早稲田大に追いつこうとするが、青学大のチームファールがかさみ早稲田大との点差が広がってしまう。第2Q終了間際、#23加藤がOFリバウンドに食らいつき、早稲田大からファールをもらいフリースローで点差を縮めるも、33-41の8点ビハインドで前半を終える。
第3Q、#3新井から#35オドゲレルへのDFの裏をかいたパスからのシュートや#12広瀬(総2)の3ポイントで連続で得点を重ね反撃を狙うが、早稲田大に連続で3ポイントを決められ一時14点差まで点差を広げられてしまう。しかし、#12広瀬の3ポイントやスティールからの速攻、ブロックショットで再び点差を縮め、59-66の7点ビハインドで最終クォーターへ。
第4Q開始直後、#77芦田がOFのボールをスティールし、ターンオーバーからシュートを決め点差を縮める。しかし、その後早稲田大に連続でシュートを決められ再び点差が開いていく。逆転のために点差を縮めたい青学大は開始7分で取ったタイムアウト後、フルコートディフェンスでOFにプレッシャーをかけ、8秒バイオレーションになるほど早稲田大を苦しめる。OFでも#12広瀬の3ポイント、#7進(法4)のドライブシュートからのバスケットカウントなどで積極的にゴールに向かい8点差まで点差を縮める。残り2分を切ってからは、さらにDFの強度を上げプレッシャーを強めるも80-87で試合終了のブザーが鳴った。
試合を終えて#2漆山と#7進は「第2・3QでDFリバウンドを取りきれず、(早稲田大に)追加得点を許してしまったこと」を反省点としてあげた一方、「流れが悪くなった時に声を掛け合い点差を縮められたこと」は昨シーズンから成長できた点だと振り返った。
#2漆山はリーグ戦に向けて、OFでは「スクリーンやトランジションなどの精度をあげる」こと、DFでは「1対1の場面でボールマンプレッシャーをかけることやリバウンドを強化する」ことが重要な課題だと語った。
#7進は「今までのように積極的に攻め、自身の強みである身体能力を生かしたプレーを継続しつつ、頭脳プレーも駆使していきたい」と個人の目標を掲げた。また、下級生に対し「自分の強みを生かしたアグレッシブなプレーを期待している」と笑顔で話した。
2日間を通し見えてきた新チームの課題を今後いかに改善し、6月の新人戦、秋のリーグ戦、そしてその先に繋げていけるか。少数精鋭で更なる高みを目指す男子バスケットボール部から目が離せない。
(記事・写真=二瓶優輝)
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