【硬式野球】守備面で精彩を欠き、今リーグ初黒星

硬式野球

東都大学野球 秋季2部リーグ 対国士大 第2回戦 10月25日 於・上尾市民球場
◆結果◆
国士大000201301|7
青学大000000040|4
◆出場選手◆
1 二 山田拓也 東海大相模
2 左 中 中島大輔 龍谷大平安
3 遊 泉口友汰 大阪桐蔭
4 右 井上大成 日大三
5 指 中野波来 大阪桐蔭→打 大角健人 成立学園
6 中 永山裕真 報徳学園→打 一 西川藍畝 龍谷大平安
7 一 左 片山昂星 東海大菅生
8 三 冨樫智也 関東一→打 手塚悠 常総学院
9 捕 佐藤英雄 日大三→打 捕 山中稜真 木更津総合
P 下村海翔 九州国際大付→秋山功太郎 広陵→北村智紀 龍谷大平安→金城伶於 神村学園→森圭名 富山第一

 

勝てば2部優勝が決まる大一番。8連勝で気持ちよく優勝を決めたいところであったが、守備の乱れと投手陣の崩れから1試合を通して7失点。打線も終盤に2本の一発が飛び出し追い上げを見せるも、とられた7点は非常に大きいモノであった。結果として、青学大はリーグ初黒星。一方で国士大はリーグ初白星に。青学大にとっては痛い1敗を喫した。

終盤追い上げも手痛い1敗となった

試合序盤は両者拮抗した展開で進んだ。立ち上がりは落ち着いていた下村は3回までは無失点。しかし4回1死満塁のピンチを招くと6番江頭にセンターへと痛打されタイムリー、2死1,3塁から1塁ランナーの盗塁とその挟殺プレーの間に3塁ランナーが生還。非常に痛い2失点となる。

先発の下村は思うような結果を残せなかった

これまで多くの逆転勝ちをおさめてきた青学大も今日は打線が奮起せず。悪い流れのまま6回表の守備でもエラー絡みから1死1,3塁のピンチを招くと、青学大は投手を秋山にスイッチ。しかし、4番池田にセンターへの犠牲フライを打たれ追加点を献上。その後北村が3番手のマウンドに上がり、残り打者は打ちとった。

2番手の秋山。4番池田に犠飛を打たれ降板

 

しかし、7回ここまで登板した全試合で好投を見せてきた北村もこの日は踏ん張れなかった。1死から連打で2,3塁のピンチを招くと9番根来にファーストへの内野安打。そして1死2,3塁から1番眞崎にセンターへのタイムリーを打たれて北村はこの回3失点。その後は金城がマウンドに上がった。金城は7回、8回を粘りのピッチングで無失点に抑えた。

この試合では北村は思うような投球ができず3失点

打線は8回になってようやく奮起する。1死1,2塁から4番井上がレフトフェンスを越える一発を放つ。さらに6番に代打で出場の西川主将も低めの直球をしっかりと捉えた打球はレフトスタンドへ。主将として、4年生としての意地の一発となった。「今まで試合に出れない悔しさがあったので、正直打てて嬉しかった」と自身のホームランを振り返った。

見事な一発を放ちベンチで迎えられる井上
主将として意地の一発を放った西川主将

4-6の2点差まで詰め寄った青学大は、流れを引き寄せるべくエース森を投入。しかし1死1,2塁のピンチから2番瀬川にセンターへと弾き返されまさかの失点。その裏の攻撃も三者凡退で抑えられ試合終了。今季初の手痛い初黒星となった。

センターへのタイムリーを浴びる森

勝利して2部優勝を決めたい試合であったが、現実は甘くはなかった。青学大も守備でいくつかの課題が残った。しかし残り2試合いずれのうち1勝すれば青学大の優勝が決まる。8回に見せた攻撃が試合序盤からできると試合を有利に運べるはずだ。昨年、春秋共に課題となった、“あと1勝”。必ずこの壁を乗り越え、次戦で2部優勝を決められるか。(記事・写真=石岡亮・古木遥香)

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