2024年春季リーグ戦 対日本体育大 ４月１０日 於・横山球場
◆結果◆
青学大 ０００ ０００ ０００｜０
日体大 ０００ １２０ ０１０｜４
◆出場選手◆
１ 遊 前田祥通 中京大中京
２ 二 柳澤良汰 城東
３ 左 河野集 日大鶴ヶ丘
４ 右 小川亮央 青山学院
５ 捕 鈴木暢 麻溝台
６ 中 宮村航生 札幌第一
７ 三 山田惇矢 市ヶ尾
８ 指 北澤玄樹 調布北→打 中村祟一郎 西尾東
９ 一 笹原勇希 早稲田佐賀
投 太古直希 市ヶ尾→米山元貴 逗子開成
草木が芽吹き始め、時折球場内に桜の花びらが舞い落ちる中行われた今回の試合。本試合の相手は、強豪日体大であった。リーグ優勝を目指す上で負けられない試合であったが、相手投手の力強い投球の前に打線が沈黙。0-４で敗戦した。
試合は満開の桜に囲まれた中行われた
試合は初回、先頭打者の前田祥通（済３・中京大中京）が右中間を破る二塁打を放ちいきなりチャンスを作る。しかし、２番柳澤良汰（地２・城東）の送りバントが失敗に終わり一死一塁となった。続く河野集（物２・日大鶴ヶ丘）のバントによりランナーを二塁に進めると、打席には４番小川亮央（電２・青山学院）。昨秋の全国大会準々決勝ではサヨナラ打を放った好打者である。しかし、小川は見逃し三振に倒れ、青学大は初回、無得点に終わった。
二塁打を放った前田
青学大の先発のマウンドに上がったのは、左腕の太古直希（社２・市ヶ尾）。前回先発した対日大商学部戦では７回を２失点に抑え、見事勝利投手となった。太古は初回、２者連続三振を奪い三者凡退に抑える好投を見せた。
青学大先発の太古
２回裏、一死一塁の場面で太古はライトへのヒットを浴びる。この打球で一塁ランナーは一気に三塁を目指したが、青学大は完璧な中継プレーでこれを阻止し、ピンチの芽を摘み取った。
３回表、９番に入った主将・笹原勇希（法３・早稲田佐賀）がレフトへ大飛球を放つも結果はレフトフライに終わり青学大はこの回も無得点に終わった。
４回裏、太古は先頭打者にレフトへの本塁打を打たれ先制点を許してしまう。その後は、センター宮村航生（物２・札幌第一）のファインプレーなどもあり追加点を許さない投球を見せた。
宮村は大ファインプレーを見せた
５回裏、太古は一死二、三塁のピンチを招くとセンター前へのタイムリーヒットを許し２点を失った。
６回表、二死ランナー無しの場面で１番前田が出塁すると、すかさず盗塁を決めチャンスを演出する。しかし、２番柳澤は見逃し三振に倒れ、青学大はなかなか得点を奪うことができない。
前田は軽快な守備でもチームを盛り立てた
青学大のマウンドには６回裏から米山元貴（地３・逗子開成）が上がった。米山は二死から内野安打を許すも後続を抑え、この回を無失点とした。
６回から登板した米山
７回表、青学大は３番からの好打順だったが三者凡退に抑えられ、反撃の糸口を見つけ出すことができない。
８回表、青学大は二死ランナー無しの場面で代打に中村祟一郎（済３・西尾東）を起用するも結果はライトフライ。代打策は実らずこの回も三者凡退となった。
８回裏、先頭打者をエラーで出塁させると、一死三塁の場面でセンターへの犠牲フライを放たれ、青学大は手痛い一点を許してしまう。
そして９回裏、青学大は２アウトを取られ打席には２番柳澤。柳澤は粘りを見せるもライトフライに倒れゲームセット。青学大は０−４で敗戦した。
今回手痛い負けを喫した青学大だが、リーグ戦はまだ始まったばかり。優勝の可能性が潰えたわけではない。次戦は４月１８日、対国士舘大学戦が予定されている。青学大の逆襲に注目だ。
（記事＝山城瑛亮、写真＝田原夏野・山城瑛亮）
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