東都大学野球 春季1部リーグ 対駒大 第2回戦 5月2日 於・明治神宮野球場
◆結果◆
駒澤大 000 000 000 |0
青学大 030 100 00× |4
◆出場選手◆
1 指 大手晴 横浜
2 三 佐々木泰 県岐阜商業
3 遊 初谷健心 関東第一
4 中 西川史礁 龍谷大平安
5 二 藤原夏暉 大阪桐蔭
6 左 中田達也 星稜
7 捕 渡部海 智辯和歌山
8 一 小田康一郎 中京
9 右 青山達史 智辯和歌山
P 中西聖輝 智辯和歌山→鈴木泰成 東海大菅生
雨天中止から一夜明け、晴天に恵まれた神宮球場で行われた対駒大第2戦。青学大は投打が噛み合い快勝し、見事勝ち点を挙げた。
青学大の先発のマウンドに上がったのはリーグ戦初先発となった中西聖輝(コ3=智辯和歌山)。中西は初回、2つの三振を奪い駒大打線を三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せた。
青学大は2回裏、西川史礁(法4=龍谷大平安)の四球と藤原夏暉(法3=大阪桐蔭)のヒットにより無死1、3塁のチャンスを作る。すると続く中田達也(社3=星稜)のセカンドゴロの間にサードランナーの西川が生還し先制に成功した。なおも2死2塁として打席には8番小田康一郎(史3=中京)。3球目を捉えると打球はライトへ高々と上がりスタンドイン。2ランホームランを放ち青学大はこの回3点を奪った。
さらに4回裏、エラーと渡部海(コ2=智辯和歌山)のヒットでチャンスを作ると青山達史(コ1=智辯和歌山)のタイムリー内野安打により青学大は1点を追加。青山はこれがリーグ戦初打点となった。
援護を受けた中西は5回まで駒大打線をわずか1安打に抑え試合を支配。相手に主導権を握らせない。
5回裏、青学大は佐々木泰(コ4=県岐阜商業)と西川のヒット、藤原の四球で1死満塁のチャンスを作るも後続が凡退しこの回無得点に終わる。
6回表、ここまで好投していた中西が連打を浴び、無死1、2塁のピンチを招く。しかし、中西はギアを上げこの回を無失点に抑えた。
7回表、中西は1死からヒットを許すも後続から2者連続三振を奪い無失点。中西はこの回でマウンドを降りることとなったが、7回103球被安打4四球0奪三振9の快投を見せた。
青学大のマウンドには8回から鈴木泰成(社2=東海大菅生)が上がった。鈴木は8回、駒大打線を三者凡退抑える好投を見せた。
9回表、鈴木は1死から連打を浴び1、2塁のピンチを招くも後続を抑え無失点でゲームセット。青学大は完封リレーで見事勝利を収めた。
本日の勝利により対駒大戦の勝ち点を獲得し、開幕からの連勝を6に伸ばした青学大。次戦は5月6日、明治神宮野球場にて優勝候補の一角である中央大学との試合が予定されている。青学大の連勝街道は果たしてどこまで続くのか。今後の戦いからも目が離せない。
(記事=山城瑛亮、写真=川﨑史緒・田原夏野・畠野杏・山城瑛亮)
◆選手・監督コメント◆
安藤寧則監督
ー3カードで6連勝だが、今の心境は
結果的に勝てているということは、(選手たちに)自信を持ってやらせていってあげたい。
中西聖輝投手
ー初勝利を手にした今の心境は
初先発で勝てたというのは大きい。公式戦での先発は久々で不安もあったが、野手の声かけや監督の送り出しのおかげで気持ちよく投げられた。久しぶりにしてはうまく流れに乗れたので自然といい結果に繋がったのかなと思っている。
ー先発はいつ告げられたのか
前回の試合が終わって、帰りのバスでミーティングした時に監督から告げられた。
ーその時の心境は
驚きはなかった。やっときたかという感じ。自分がアピールするのはここしかないと感じた。
ー今日のピッチングで一番良かったところは
調子自体は良かったが、一番は仲間を信じることができたということ。自分だけではあのピッチングはできなかったので、渡部の配球を100%信じて思い切って投げ込めたということがいいピッチングに繋がったと思う。
ー今後チームのためにどういうピッチングをしていきたいか
0点に抑えれば負けることはないので、それを意識して投げていきたい。
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