【硬式野球】終盤追い上げるも接戦を落とす…勝ち点のゆくえは第3戦へ

硬式野球

東都大学野球 春季1部リーグ 対東洋大 第2回戦 4月24日 於・明治神宮野球場

◆結果◆
東洋大 010 000 200/3
青学大 000 000 020/2

◆出場選手◆
1 二 藤原夏暉 大阪桐蔭
2 中 中田達也 星稜
3 一 小田康一郎 中京
4 指 松本龍哉 盛岡大附
5 捕 渡部海 智辯和歌山
6 三 初谷健心 関東第一
7 左 大神浩郎 福岡大大濠
8 遊 山口翔梧 龍谷大平安 → 打三 中山凱 専大松戸 → 打三 森澤拓海 履正社
9 右 青山達史 智辯和歌山 → 打左 南野倫平 龍谷大平安

P ヴァデルナフェルガス 日本航空 → 永見光太郎 東京 → 渡辺光羽 金沢学院大附


4連勝と勢いに乗り迎えた対東洋大2回戦。試合は2回、失策も絡み東洋大に先制を許すと7回には連続タイムリーを許し3点ビハインドとなる。打線は8回、渡部海(コ3=智辯和歌山)の2点タイムリーで1点差に迫るが、東洋大の小刻みな継投の前に反撃はここまでとなり、2−3で敗戦。勝ち点のゆくえは第3戦に持ち越された。

青学大の先発は前回の先発で7回無失点の好投を見せたヴァデルナフェルガス(国経4=日本航空)。ヴァデルナは初回、東洋大打線を三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せた。

青学大先発のヴァデルナ

しかし2回、ヴァデルナは失策と死球でピンチを招くとサードへの内野安打を浴び先制を許す。ヴァデルナはその後もピンチを招くイニングが続くも要所を締めるピッチングを見せ相手にホームベースを踏ませない投球を続けた。

一方の打線はチャンスは作るも、東洋大先発・島田の前にあと一本が出ない攻撃が続く。

3回裏、二塁打を放った青山達史(コ2=智辯和歌山)

4回裏、二塁打を放った初谷健心(総4=関東第一)

7回表、ヴァデルナは一死から四球を与えると、4番・花田に三塁打を許し1点を追加される。ヴァデルナはここで降板。マウンドには初登板となるルーキー、永見光太郎(コ1=東京)が上がった。

緊迫する場面での初登板となった永見は、続く打者にタイムリーヒットを許し点差を3点と広げられる。しかし後続は抑え、また8回には相手打線を三者凡退に抑える好投を見せた。

1.2イニングを投げ2つの三振を奪った永見

ルーキーの好投に応えたい打線は8回裏、中田達也(社4=星稜)が失策で出塁すると、小田康一郎(史4=中京)が二塁打を放ち無死二、三塁のチャンスを作る。その後一死となった場面で打席には5番渡部。渡部は2球目のストレートを振り抜くと打球はセンターへのヒットとなり一気に2人が生還。青学大は1点差に迫った。

二塁打を放った小田

2点タイムリーヒットを放った渡部

点差を最小限に留めたい青学大は9回裏、渡辺光羽(営4=金沢学院大附)が登板した。渡辺は二死からピンチを招くも後続を打ち取り、無失点で切り抜けた。

9回のマウンドに上がった渡辺

そして9回裏、先頭の南野倫平(総3=龍谷大平安)が四球で出塁すると、藤原夏暉(法4=大阪桐蔭)の犠打、さらには相手のワイルドピッチで一死三塁のチャンスを作る。しかし、後続が凡打に倒れゲームセット。青学大は2−3で接戦を落とした。

試合後、安藤寧則監督は「明確な課題があるので、そこを(明日までに)徹底していきたい」と語った。首位亜大が全勝している中で落とせない勝ち点を奪えることはできるか。注目の一戦は4月25日(金)12時から明治神宮野球場にて予定されている。

(記事=山城瑛亮、写真=比留間詩桜、山城瑛亮)


安藤監督コメント

・亜大が連勝しているが、意識しているか
ー全くないです。勝ち点勝負ですし、勝率を求めているわけではないので、5月の対戦で勝ち点を取れれば。

・小田選手が試合途中からセカンドを守りましたが、セカンドもサードも問題なく守れるのか
ーそうですね。小田はショート以外なら外野もできます。本当はセカンドでもサードでもいいのでしょうが、ファーストの守備力を重視して、僕のこだわりでファーストで使っている。

・永見投手が初登板を果たしたが、登板を決めた要因は
ー色々なケースを想定していて、(相手が)右打者だったので永見を送った。ケースが違えば渡辺を送った。

・監督から見て今日の永見投手の投球は
ー「しょうがない」とは言いたくないですね。小さくまとまるなというのはある。まあ、こんな感じなのかなとは思いながらも、あの局面で送り出されたことに対してもっと意気に感じて投げてこいというのは求めたい。

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