関東大学対抗戦Aグループ 第6節 対日体大 11月24日 於・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
◆結果◆
●青学大 21 {14-19、7-7} 26 日体大〇
◆ メンバー◆
1. 木村陽太
2. 中山健太郎
3. 相川拓也
4. 小坂龍平
5. 梁取駿太
6. 松﨑天晴
7. 角谷銀次朗
8. 荒川真斗
9. 小林純岳
10. 井上晴生
11. 山本啓太
12. 袖山遼平
13. 内藤基
14. 平岡勝凱
15. 白石颯
16. 松下稜
17. 土屋裕資
18. 池内継一郎
19. 下田秩
20. 大塚翔太
21. 平澤温人
22. 山田壮
23. 幸内良真
対抗戦第6節の相手は未だ勝利のない日体大。青学大は先制トライを奪い幸先良くスタートした。勢いに乗りたいところだったが、前半は互いに得点を重ねる一進一退の攻防が続き、緊張感のある展開になった。後半は追いかける展開となった青学大が必死に食らいついたものの、あと一歩及ばず。最後まで粘りを見せたが惜しくも敗戦となった。
〈前半〉
青学大は試合開始直後こそ相手に攻め込まれたものの、的確なキックなどで陣地を回復し体勢を立て直した。迎えた12分、小林純岳(社4=東海大相模)の巧みなステップを起点にゴール前まで迫ると、相手の反則を誘発。得た好機から、松﨑天晴(国政2=東福岡)が押し込み先制トライを挙げた。

先制トライを挙げた松﨑を称える中山健太郎(法3=東福岡)と梁取駿太(営3=茗溪学園)
しかし24分、自陣での反則から相手に深く攻め込まれると、精度の高いキックを起点に突破を許し、同点のトライを奪われる。試合は振り出しに戻った。それでも青学大はすぐに反撃。27分、敵陣での反則をきっかけにラインアウトを獲得。青学大は、ラインアウトのこぼれ球を拾うと、井上晴生(法2=東福岡)からのパスを受けた白石颯(国政3=桐蔭学園)が鋭いフェイントで相手ディフェンダーをかわしてトライ。再びリードを奪った。

トライを奪った白石
だが、その直後の30分には自陣での反則からスクラムを組まれ、そのまま押し込まれて再び同点に追いつかれる。さらに前半終了間際には、相手の素早い展開からピッチを大きく使った攻撃に対応しきれず失点。青学大は14-19とリードを許した状態で前半を折り返した。

積極的な守備を見せた中山
〈後半〉
青学大のキックオフで始まった後半。早い時間帯に追いつきたい青学大だったが、なかなか得点には至らない展開が続く。すると18分、日体大に中央からの突破を許しトライを献上してしまう。攻めあぐねていた青学大攻撃陣は、後半途中から代わって出場した松下稜(法4=桐蔭学園)がラインアウトを起点にトライを押し込むと、井上がこの日3本目となるコンバージョンゴールを決め5点差まで追い上げる。

円陣を組んで話し合う青学大の選手たち
その後は、互いの反則などで攻守が激しく入替代わる展開が続く。そして終盤になると、敵陣深くで青学大が猛攻を仕掛ける。青学大がせめては日体大が凌ぐ瀬戸際の攻防に、荒川真斗(法4=国学院久我山)らも声を出し、チームを鼓舞する。相手にイエローカードが出されるなど、青学大としては一気に畳みかけたいところだったが、最後は反則を取られ、相手に蹴りだされてノーサイド。日体大に逃げ切りを許し、21-26で敗戦を喫した。

モストインプレッシブプレーヤー(MIP)に選ばれた白石
この試合のモストインプレッシブプレーヤー(MIP)には、俊足を活かしトライを奪うなど活躍を見せた白石が選出された。
(記事=戸田隼人、写真=遠藤千果)


コメント