第77回全日本大学バスケットボール選手権大会 対大産大 12月3日於横浜武道館
◆結果◆
青学大〇94-75●大産大
1Q 26-17
2Q 20-22
3Q 26-11
4Q 22-25
◆スターティングメンバー◆
#3 新井翔太
#12 広瀬洸生
#17 北條彪之介
#23 加藤大智
#77 芦田真人
全日本大学バスケットボール選手権大会(通称インカレ)。4年生にとって最後の大会がついに始まった。青学大の初戦はグループリーグを突破してきた関西5位の大阪産業大(以後大産大)。第1Qをリードで終えるが第2Qで得点に苦しみ大産大の追い上げに遭う。それでも続く第3Q、圧倒的な攻撃力で大産大との点差を一気に広げ94-75で大産大に快勝した。
第1Qは青学大ボールからスタート。#12広瀬(総3)が2ポイントシュートで先制点を決めると#3新井(総4)が得意の3ポイントシュートを決め青学大が連続で得点。第1Q前半から止まらぬ勢いでシュートを決め大産大との点差を広げる。しかし第1Q中盤以降にかけ青学大のファールがたまり大産大のインサイドプレーに苦しめられる。それでも前半の貯金を活かしながらリードを守り26-17の9点リードで第2Qへ。

巧みなハンドリングで大産大を翻弄した#3新井
第2Qは大産大ボールからスタート。大産大に連続で得点を決められ点差が縮まるが開始3分、#17北條(コ2)が怒涛の勢いで3本連続でシュートを決め再び点差を広げる。それでも第2Q中盤に攻撃が噛み合わず中々得点が決まらない。第2Q終盤、#35オドゲレル(数4)が大産大のボールをカットし#3新井のシュートをアシストパスでお膳立て。4年生のホットラインで得点を決めるなど闘志を燃やすが前半の失点が響き点差は縮まり46-39の7点リードで前半を終える。

安定したシュート力で終始チームの流れを保った#12広瀬
第3Qは青学大ボールからスタート。#3新井のフリースローで青学大が先制。開始3分、#12広瀬の連続得点で点差が11点差になると大産大が堪らずタイムアウトを要請。しかし、タイムアウト後も青学大の勢いは止まらず#17北條を中心にシュートを重ねさらに点差を広げる。その後も集中力を切らすことなく着実に得点を決め、最後に#3新井が3ポイントシュートをブザービートで沈め72-50の22点リードで最終第4Qへ。

チームハイの31得点を記録した#17北條
第4Qは大産大ボールからスタートするが大産大の得点を許さず#35オドゲレルがリバウンドを取り#77芦田(国経3)の3ポイントシュートで青学大が先制。その後、一時大産大が流れを掴み点差を縮めてくるが、第4Q後半、#77芦田や#17北條が3ポイントシュートを決め次戦に繋げるプレーで締め94-75で大産大に勝利した。

#23加藤のファインプレーに笑顔で駆け寄る#35オドゲレル
試合後、#17北條は「チーム全体として前半ファールがかさんだりして大産大の好きなようにプレーさせてしまうことが多かったが後半に修正したことで自分たちの流れに持っていけたことが良かった。個人としてもインカレ前最後の練習試合で得たシュートへの手応えを今日の試合に繋げることができ、得点を中心にチームに貢献できた」と試合を振り返った。オータムリーグ後半、思うようなプレーができず苦しんだこともあったと明かした北條。そんな時、先輩方からの「攻め気を無くさないで」という言葉が心の支えになったという。負けたら終わりのインカレ。少しでも長くこのチームでバスケをするためにも「リーグで勝てていない相手ではあるが最後にリベンジをしたい」と明日の日体大戦に向け意気込んだ。
次戦の相手は日体大。オータムリーグ2試合は勝ち星をあげられていないが3度目の正直となるか。今試合の勢いを明日に繋げ、ベスト8をかけた試合で最高のリベンジを果たしてほしい。
(記事・写真=二瓶優輝)


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