【硬式野球】頼れる4年生のアベック弾!開幕戦を見事な白星発進!

硬式野球

東都大学野球 秋季1部リーグ 対中央大 第1回戦 9月8日 於・明治神宮野球場

◆結果◆
青学大 100 030 100|5
中 大 000 000 020|2

◆出場選手◆
1 指 森澤拓海 履正社 → 打指 矢野丈太朗 國學院久我山
2 中 大神浩郎 福岡大大濠 → 左 南野倫平 龍谷大平安
3 二 山口翔梧 龍谷大平安
4 捕 渡部海 智辯和歌山
5 右 新井瑛太 滝川
6 一 中山凱 専大松戸
7 三 松本大和 天理
8 左中 谷口勇人 大阪桐蔭
9 遊 菅野陽平 福岡大大濠

P 鈴木泰成 東海大菅生 → 高木大希 履正社


 

明治神宮野球場にて、東都大学野球秋季1部リーグ戦が開幕した。開幕カードの相手は、中央大。スタメンには森澤拓海(法3=履正社)が1番指名打者として名を連ねた。森澤は打者一巡の猛攻となった5回に二塁打を放ち、アピールに成功。また、5番に抜擢された新井瑛太(社1=滝川)は3安打4出塁の活躍を見せた。5回に谷口勇人(経4=大阪桐蔭)、7回には渡部海(コ4=智辯和歌山)にそれぞれソロ本塁打が飛び出すなど、打線は効果的に得点を挙げることに成功した。投げては鈴木泰成(社4=東海大菅生)が7回途中無失点、8奪三振の好投。被安打5、与四球4とやや苦しい投球内容となるも、要所で相手打線から三振を奪い、見事チームを勝利に導いた。

試合は初回から動いた。一死から2番・大神浩郎(総2=福岡大大濠)が中二塁打を放ちチャンスを作ると、続く山口翔梧(経3=龍谷大平安)の内野ゴロの間に走者は三塁へ進塁。昨春のリーグ戦では全試合で4番に座った渡部が四球で繋ぐと、新井が打球をセンターへ運び適時安打とし、1点を先制する。

貴重な先制打を放つ新井

一方の守り、春季リーグに続き、秋季リーグでも青学大の開幕投手を任されたのは鈴木。鈴木は初回、安打と盗塁を許し得点圏に走者を背負うも、後続を断ち無失点に抑える立ち上がりを見せた。

初回のピンチを無失点で切り抜ける鈴木

3回表、大神が四球を選び出塁すると、果敢に走り盗塁成功。初回に続き大神が好機を演出するも、後続が続かず無得点。青学大は点差を広げるには至らなかった。

盗塁を決める大神

先発鈴木は2回、3回と相手打線を三者凡退に切り、安定した投球を披露した。

4回裏、初回と同じ打者に2打席連続となる安打を許したものの、直後に一塁走者を牽制アウトに。第1打席では出塁の直後に盗塁を決められていただけに、二度目を許さない執念の牽制球だった。

牽制アウトによってピンチの芽を積んだ青学大

続く5回表、春季に幾度となく好機で結果を残してきた谷口が振り抜いた打球は、ライトスタンドへ飛び込むソロ本塁打となり、青学大に欲しかった追加点をもたらした。また、この日リードオフマンとして起用された森澤の右二塁打、大神のこの日2本目となる右安打で得点圏に走者を置くと、3番・山口が中二塁打を放ち、三連打でさらに1点を追加。相手のバッテリーエラー間にも走者が生還し、この回打者一巡の攻撃でスコアを4-0とした。

勝負強い打撃を見せる谷口

高く上がった打球はライトスタンドへ飛び込んだ

鋭い打球を幾度も飛ばしていた山口

4点の援護をもらった鈴木は、5回裏に2つの三振を奪うなど、相手打線を三者凡退に抑える素晴らしい投球を披露。後半戦へ向けて完璧な流れで折り返した。

走者を背負っても進塁させない意識を持って、奪三振を積み重ねた先発の鈴木

渡部の好リードも光った

スコアは変わらず迎えた7回表、神宮球場がどよめく規格外の一発が飛び出す。一死走者なしの場面で、渡部が完璧に捉えた打球はレフトスタンドへ。渡部は「オープン戦ではヒットは出るが長打があまり出なかった。久しぶりのホームランとなってよかった」と胸を撫で下ろした。リーグ戦通算10本目となるソロ本塁打は、マウンドで力投を続ける鈴木を力強く援護する頼もしい追加点となった。

その直後には先制の適時打を放っている新井が打席へ入った。振り抜いた打球はレフトの前へ鋭く運ばれ、この日3本目の安打となった。

渡部は鈴木を援護する豪快な本塁打を放った

豪快な一発に神宮に詰めかけた観客もどよめいた

好投を続けていた鈴木だったが、8回裏、中央大打線につかまった。先頭に四球を与えて出塁を許すと、続く打者に二塁打を浴びて無死二、三塁とこの日一番のピンチを背負う。ここで監督がマウンドに上がり意思を問われるも、鈴木は自ら続投を志願。気迫でその後の打者を三振に打ち取ったが、後続にレフト線へ長打を浴び、8回途中2失点で無念の降板となった。試合後、鈴木は「自分で志願したからには抑えなければいけなかった」と強い責任感を口にした。

後を受けた高木大希(経2=履正社)は塁上の走者の生還を許さない完璧なリリーフを披露し、3点のリードを守って9回の攻撃へとチームに勢いをもたらした。

ピンチの場面でマウンドに集まった監督とバッテリー

春季と比較して球速が上がり、この日は最速149kmを記録した高木

9回表には二死から中山凱(文2=専大松戸)が四球を選び出塁するも、得点には至らず。

9回裏もマウンドに上がった高木は、先頭から二者連続で四球を与え、一打同点の場面を作ってしまう。しかし、その後は自慢の直球をゾーンに投げ込み相手打者から空振りを量産。三者連続三振を奪う圧巻の投球で試合を締め括った。

2番手として3点のリードを守り抜いた高木

試合後、安藤監督は「結果として優勝はついてくる。いかに自分たちのやってきたこと、積み重ねてきたものを発揮できるかというところが大事だと思っている」と語り、開幕戦の勝利に一喜一憂することなく次戦へと視線を向けた。

いよいよ幕を開けた秋季リーグ。再び一番高いところからの景色を見るために、青学大野球部は力強くスタートを切った。

(記事=木下航誠、写真=高木一郎、戸田隼人)

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