東都大学野球 秋季1部リーグ 対亜大 第1回戦 10月1日 於・明治神宮野球場
◆結果◆
青学大 000 000 100 |1
亜 大 000 021 30 ☓ |6
◆出場選手◆
1 指 星子天真 大阪桐蔭→打指 青山達史 智辯和歌山
2 遊 山口翔梧 龍谷大平安
3 中 大神浩郎 福岡大大濠
4 捕 渡部海 智辯和歌山
5 右 新井瑛太 滝川
6 一遊 中山凱 専大松戸
7 左 谷口勇人 大阪桐蔭→打左 矢野丈太朗 國學院久我山
8 二 菅野陽平 福岡大大濠
9 三 松本大和 天理→三 森澤拓海 履正社
P 鈴木泰成 東海大菅生 → 高木大希 履正社→山田玲 浜田→盛田智矢 報徳学園→村上洸星 天理→北條慎治 花巻東
前カードの東洋大戦で勝ち点を獲得した青学大。第3週は、開幕から負けなしと勢いに乗る亜細亜大学とぶつかった。青学大の先発鈴木泰成(社4=東海大菅生)は、本調子ではなかったものの、5回2失点と先発の役目を果たす。しかし、救援陣も打ち込まれ、試合後半に連れて点差は開いていった。青学大は渡部海(コ4=智辯和歌山)の適時打で1点を返すにとどまり、1-6でカード初戦を落とした。

先発した鈴木
開幕4連勝と勢いに乗る亜大との一戦。青学大先発マウンドには、今秋のドラフト会議で最上位候補として名前の挙がる鈴木が上がった。対する亜大の先発マウンドには、同じくドラフト上位候補として注目される剛腕・川尻啓人。両好投手の投げ合いで試合は幕を開けた。

中野真博コーチと話す青学大バッテリー
鈴木は、普段に比べ、球速も上がらず、奪三振も少なかったものの、丁寧な投球でスコアボードに0を並べていく。それに対して川尻は、武器である150キロを超える直球で青学大打線を押し込み、寄せ付けない。試合が動いたのは5回、鈴木は二死から連打でピンチを招くと、ワイルドピッチで痛恨の失点。さらに、今秋打撃好調の逢澤杏哉に技ありの中前適時打を打たれ、追加点を許す。2点を失った鈴木は、この回でマウンドを降りることとなった。

投手陣をリードした渡部
試合後、安藤寧則監督は鈴木について「もう少し上がると思う。長所を出せたらなというところはありました」と振り返った。特に「もっとまっすぐ走るだろうし」と本来の直球への期待を口にし、失点についても「初めは別にヒットを打たれてないから、フォアボールとかデッドボールとか。やっぱそこに象徴されてる」と制球面を課題に挙げた。
一方、捕手として鈴木とバッテリーを組んだ渡部も「まっすぐの勢いだったり、フォークが」と振り返り、鈴木が本来の投球から苦しんでいたことを明かした。「スプリットはある程度決まったんですけど、フォークはもうワンバウンドというか。決めにきた球が手前でワンバウンドして、その制球に苦しんだって感じですね」と、変化球の制球にも課題を感じていたという。
6回表、反撃に出たい青学大だったが、好投を続ける川尻に3つのアウトすべてを三振で奪われた。この回まで、わずか2安打に抑え込まれ、反撃の糸口を見つけられない。

三振を喫し、悔しさが表情に表れる星子天真(史4=大阪桐蔭)
その裏から髙木大希(営2=履正社)がマウンドに上がるも、先頭打者の4番・小池祐吏に完璧に捉えられレフトスタンドに飛び込むソロ本塁打を浴び、追加点を献上した。

前節は好投を見せた髙木も本塁打を浴びた
それでも7回表、四球で出塁した走者を渡部の適時打で返しようやく川尻から1点を返す。このまま勢いに乗りたい青学大だったが、その裏、山田玲(コ1=浜田)が逢澤にソロ本塁打を被弾。再びリードを広げられる。さらに、四球と安打でピンチを招くと、続くマウンドを託された盛田智矢(社3=報徳学園)が2点適時打を打たれ、点差は5点に広がった。反撃に出たかったものの、併殺や三振で打線が繋がりを欠いた。この日の青学大打線は3安打10三振と亜大投手陣相手に封じ込められた。

適時打を放つ渡部

本塁打を浴びた山田玲

盛田も追加点を許した
この日の投手陣について渡部は「四死球多いですし、ホームランも打たれて、全くなんですけど」と厳しく評価。「自分たちが目指していこうという、四死球を減らしてストライク先行でやろうっていうところ。バッテリーとしてはそこが課題として出ていた中で、今日の試合は本当にできなかったので、そこは本当に反省するところ」と課題を口にした。鈴木がマウンドを降りた後についても、「泰成がいない中で限られた人数で、そこは本当に一人一人が責任感を持って、僕もそうですし野手もそうですけど、泰成が抜けても勝てるようなチーム作りもやっていけるように」と、エースに頼らないチーム作りの必要性を強調した。

村上洸星(国政3=天理)も3四死球と苦しんだ

打者一人を抑えた北條慎治(コ3=花巻東)
それでも渡部は野手陣について「選手自体は今日本当に積極的に打てた」と評価。「飛んだところだったりっていうのもあったので、そこはあまり悲観しすぎず、むしろ野手は積極性があるので、そこは変えずにいきたい」と前を向いた。
カード初戦を落とした青学大。主将が掲げた課題を胸に、総力戦となる第2戦で巻き返しを図る。
(記事=戸田隼人、写真=戸田隼人・川原功也)


コメント