東都大学準硬式野球１部・２部 入れ替え戦 対東海大 ８月20日 於・いせはらサンシャイン・スタジアム
◆結果◆
青学大｜１００４０００００｜５
東海大｜３３００００００× ｜６
◆出場選手◆
１遊 佐々井光希 星稜
２捕 公平龍之介 県立横須賀
３三 中野夏生 相模原
４右 三輪和志 中京
５二 渡邊俊明 青山学院
６指 市川廉也 青山学院→岡浩左 城北埼玉
７三 大神直人 育徳館
８中 河野祐也 鎌倉学園
９左 松島颯哉 鎌倉学園
P 阿久津創 国分→八谷龍徳 日大二→向井彪流 札幌第一
先日の春季２部リーグで優勝を果たした青学大準硬式野球部。リーグ戦からは約２ヶ月期間が空いた中で迎えた入れ替え戦。３期ぶりの１部復帰を果たすべく今試合に臨んだ。
試合は初回から動いた。２死から３番・中野、４番・三輪の連続四球で1,2塁とすると、５番・渡邊の右中間を破る適時二塁打で１点を先制する。このまま守備でリズムをつくりたいところであったが、東海大の打力に苦戦する。青学大先発の阿久津は初回の1,2番に連打を許すと３番打者にセカンドへのエラーであっという間に同点に追い付かれる。その後も制球に苦しみ、２つの四死球で初回から３点を失う。
先制点となる二塁打を放ち、塁上でガッツポーズを見せる渡邊
先発を任された阿久津。５イニングを投げた
２回表の攻撃を無得点で終えた青学大。その裏の守備では１死から２本の単打を浴びると、東海大の４番打者に右越本塁打を打たれこの回も３失点。１-６と大きく突き放される。
東海大の４番に一発を打たれ悔しそうな表情を見せた
このまま引き離されたくない青学大は、４回に打線が奮起。２つの四球から１死1,2塁のチャンスをつくると、８番・河野が三塁線を破る適時打を放つ。更に２番・公平が押し出し四球を選ぶと、続く３番・中野が右中間への適時二塁打を放ち２点を追加。この回は４得点の猛攻で１点差まで詰め寄る。
３塁線へのタイムリーを放った河野
２点タイムリーを放った中野
青学大先発の阿久津も３回以降は状態を調子を取り戻し、落ち着いた投球を見せた。「初回は(気持ちが)上がってしまっていた。途中から慣れてきて修正できた。」と本人も振り返るように、３回以降はコーナーをついた丁寧な投球を披露した。５回までの３イニングは無失点で切り抜ける。
青学大は試合後半は継投に入った。投手３本柱の八谷が６、７回、そして向井が８回とそれぞれのイニングを無失点に抑えた。
２番手の八谷。２イニングを無失点に抑えた
３番手を任された向井。１イニングを０点に抑えた
試合後半で逆転を図りたい青学大だったが、東海大の３番手を攻略できず。四死球を選び毎回のようにチャンスをつくるも、得点に結びつけることができなかった。６回以降はヒット１本のみに抑えられ、最終的に１点が遠いまま試合終了。今回の入替戦は１戦で決着がつくため、悲願の１部復帰は来季以降へ持ち越しとなった。
「割と毎回チャンスがつくれていたので、チャンスで１本が出れば・・」と振り返った佐々井主将。失点は１、２回の守備のみであったこともあり、つけいるチャンスがあった。今試合で課題となった序盤の守備と、チャンスであと１本が出れば１部校に食らいつくチャンスはあるはずだ。秋季リーグでの目標は「２部優勝、１部昇格」だ。２年生以下に来年の１部の舞台をプレゼントすべく佐々井主将をはじめとした３年生はラストシーズンに向けて全力を注ぐ。(石岡亮）
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