第94回 関東学生選手権水泳競技大会 男子2部 女子1部 8月13日~16日 於・横浜国際プール
◆結果◆
女子1部50m自由形
中村天音 27秒11 5位
五十畑彩花 26秒55 2位
髙津奈々 27秒14 6位
男子2部50m自由形
下田泰雅 25秒24
田端王裕 26秒41
北島龍之介 24秒18 5位
女子1部400m自由形
長尾有紗 4分18秒72 1位
男子2部400m自由形
新井啓太 4分09秒59 6位
女子1部200mバタフライ
岡美里 2分14秒72 4位
男子2部200mバタフライ
五味桂士 1分59秒61 1位
保科洸貴 2分32秒84
鳥羽詩音 2分25秒46
男子2部200m背泳ぎ
松澤弘大 2分14秒05
女子1部100m平泳ぎ
野本ひかる 1分13秒49 5位
宮坂咲 1分19秒02
猪熊夏美 1分28秒88
男子2部100m平泳ぎ
巴鳳孝 1分05秒01
菊本岳 1分16秒16
桐井大翔 1分07秒54
女子1部4×100mリレー
長尾-五十畑-中村-舩木 3分55秒78 4位
男子2部4×100mリレー
新井-北島-中田-五味 3分25秒61 2位
男子2部200m個人メドレー
鳥羽詩音 2分32秒53
中田優一郎 2分03秒00 1位
女子1部100mバタフライ
橋本李里香 1分07秒45
岡美里 1分01秒99 5位
髙津奈々 1分03秒62
男子2部100mバタフライ
菊本岳 失格
保科洸貴 1分05秒38
五味桂士 53秒88 1位
女子1部200m自由形
横濱美羽 2分15秒96
舩木雅菜 2分11秒33
長尾有紗 2分03秒56 1位
男子2部200m自由形
新井啓太 1分53秒87 5位
女子1部4×100mメドレーリレー
五十畑-野本-岡-長尾 4分20秒50 3位
男子2部4×100mメドレーリレー
五味-巴-中田-北島 3分49秒33 3位
男子2部400m個人メドレー
中田優一郎 4分26秒66 1位
女子1部100m自由形
橋本李里香 1分00秒84
藤原由唯 59秒88
中村天音 59秒07
男子2部100m自由形
田端王裕 58秒41
下田泰雅 56秒37
北島龍之介 52秒66 6位
女子1部100m背泳ぎ
荒居美菜 1分28秒37
藤原由唯 1分12秒14
五十畑彩花 1分05秒93 6位
男子2部100m背泳ぎ
森爽太郎 1分37秒11
松澤弘大 1分00秒57
女子1部200m平泳ぎ
野本ひかる 2分38秒67 7位
宮坂咲 2分54秒68
男子2部200m平泳ぎ
桐井大翔 2分26秒57
巴鳳孝 2分25秒27
女子1部4×200mリレー
長尾-岡-中村-舩木 8分33秒44 4位
男子2部4×200mリレー
五味-中田-北島-新井 7分32秒17 1位
総合順位
女子1部4位
男子2部4位
2年前のカンカレでは女子が1部昇格という素晴らしい功績を残した。昨年はコロナウイルス感染拡大のため、開催することが叶わなかったが、今年は感染予防対策を徹底して無観客で行われた。そんな世間が不安定な情勢下でも、青学大水泳部の勢いは決して止まることはなかった。
〈1日目〉
カンカレ初日、青学大からは女子1部50m自由形に3名、男子2部50m自由形に3名が出場した。女子は1組目に登場した中村天音(法2)が組トップでゴールし、好調の滑り出しをみせると、続いて登場した副主将五十畑彩花(総3)と髙津奈々(教4)も力強い泳ぎをみせ、全員が8位入賞を果たした。男子は高校時代インターハイで4×100mリレーを大会新記録で制した北島龍之介(総2)が登場し、24秒18で5位に入賞した。
〈2日目〉
2日目は女子1部400m自由形で長尾有紗(営3)が4分18秒72、男子2部200mバタフライで主将五味桂士(総3)が1分59秒61で優勝を果たし、チームを活気づけた。
〈3日目〉
カンカレも後半戦となった3日目は、前日に引き続き女子1部200m自由形で長尾が制するという好スタートを切った。2位とは接戦になりながらも、0.05秒差で相手選手をかわし、優勝を果たした。さらに五味も2日目に引き続き、男子2部100mバタフライで大会新記録に0.31秒まで迫る好タイムで1位に輝いた。そして、男子2部200m個人メドレーでも2年生エースの中田優一郎(営2)が力をみせた。中田は高校時代この種目でインターハイ2位、国民体育大会では少年B区分で優勝しているかなりの実力者であり、今大会も自信のある力強い泳ぎでこの種目を制した。4×100mメドレーリレーでは男女ともに3位入賞を果たした。
〈4日目〉
関カレ最終日、トップバッターで登場したのは、男子2部400メートル個人メドレー、中田(営2)だ。中田は200メートル個人メドレーでも優勝しており、今大会二冠の期待がかかる。前半までを2位で折り返すと、三種目目の平泳ぎで一気にテンポをあげる。前を一気に捉え、抜き去る。そのまま1位で最終種目自由形。タッチまで粘りの泳ぎを見せ、見事大会新記録に迫る4分26秒22で二冠を成し遂げた。
さらに男子2部100メートル自由形。青学期待のスプリンター北島(総2)は前半を4位で折り返すも、後半順位を落とし、6位でゴールタッチ。レース後、本人の顔には悔しさが滲む。
女子1部100メートル背泳ぎに登場したのは、青学水泳部の副主将を務める五十畑(総3)。1年のころから活躍する五十畑はまさに頼れるエースだ。初日には50メートル自由形で準優勝を果たし、調子のよさもうかがえる。前半から積極的に突っ込み、五位入賞を果たした。
そして、関カレ最終種目、青学ベストメンバーを結集し挑んだ800メートルフリーリレー。男女ともに青学のチーム力を見せつけた。どちらもエントリーより高い順位の、女子1部4位、男子は2部優勝という形で今大会有終の美を飾った。
今大会男子は1部昇格、女子は1部残留という高い目標を掲げて挑んだ。惜しくも男子は1部昇格には至らなかった。しかし、明らかに、それぞれが持つ力は発揮され、前大会よりパワーアップした青学大がいた。その背景には、厳しい状況下にあっても、諦めず練習に取り組んだ選手たちの努力がある。そして大会に合わせてしっかり準備を調えてきた成果が表れたと言える。まさに勢いに乗った青学水泳部。インカレでの活躍に注目したい。
(記事・写真 鈴木美衣 古木遥香)
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