11月30日~12月2日までの3日間、松山坊っちゃんスタジアムにて「野球日本代表“侍ジャパン”大学代表候補選手 強化合宿」が行われ、青学大からは中西聖輝(コ3=智辯和歌山)、渡部海(コ2=智辯和歌山)の2名が参加した。
初日は侍ジャパントップチームの井端弘和監督が球場を訪れ「ここにいるみんなが今後の野球界・プロ野球を支えていく選手だと思っている」と激励、シートノック、フリーバッティングが行われた。2日目は特定のカウント、塁の状況から投球、打撃、走塁、守備をする実践的な練習が行われた。渡部はレフトオーバーの二塁打を放つなど強打を見せつけたほか、守備では自慢の強肩もアピール。中西は最速142キロの直球とキレのあるフォークで打者を翻弄、堂々の投球を披露した。
最終日は午前中のみの練習で、主にフリーバッティングが行われた。普段はライバル同士である東都リーグの選手や関わりの少ない関東以外のリーグの選手とも積極的な意見交換をする姿が目立った。
3日間の合宿を振り返って、中西は「大学最高峰の選手たちとの会話の中では、自分の考えていない部分まで考えている選手もいた。とても良い勉強になった」「良いバッターばかりだったので、投げた時は緊張で力んだ部分もあった」と語った。また渡部は「6月の平塚合宿では選出こそされたものの体調不良により辞退となった。来年は何とかJAPANに入りたい」と語り、オフシーズンのスローイングと長打力の向上を誓った。
青学大のエースと扇の要、目指すはバッテリーそろっての侍ジャパン選出、そして世界一だ。
(記事=高木一郎、写真=山城瑛亮・高木一郎)
コメント