【硬式野球】秋季リーグ開幕直前特別企画① 中田達也×藤原夏暉

硬式野球

3季連続のリーグ制覇、2年連続の日本一を成し遂げ、今年も四冠に向けて歩を進めた青学ナイン。いよいよ開幕する秋季リーグを前に、選手たちの熱い想いを伺いました。 

 

初回は、打でチームを牽引し、勝利に貢献し続けた3年生コンビ・中田達也(社3=星稜)、藤原夏暉(法3=大阪桐蔭)です。


―春季を振り返って、どんなシーズンでしたか?

中田達也(以下、中田):リーグ戦をフルで出続けたのは今年の春が初めてで、出続けて結果を残し続ける大変さをすごく痛感しました。結果的に全然結果が残せなかったので、リーグ戦ではそういう新しい発見というか、悔しさの中で新しい発見があって、今後の野球人生に繋がるリーグ戦になったと思います。全日本では、リーグ戦で課題として出た体力不足というのをリーグ戦と全日本のその間で取り組んで練習量をあげた結果がいい結果に繋がって、秋に向けても同じ積み重ねを続けていこうというのを課題として今もやっています。

藤原夏暉(以下、藤原):昨年の神宮大会で悔しい思いをして、大輔さん(中島・24総卒、現東北楽天ゴールデンイーグルス)の代に恩を返すために自分が中心となってチームを引っ張っていかなければならないなと思ってたので、リーグ戦でもうまくいかない時には引っ張っていけるように、自分から落ち込んでいかないように、というのは常に意識してやってました。また1番という打順では思い切ってできた。もしアウトになっても次のバッターがカバーしてくれるだろうなと思って割り切れてできたのが春季の成績に繋がったかなと思います。

 

―中田選手は全日本選手権での首位打者受賞がありました。

中田:フルスイングが自分の持ち味なんですけど、それを捨てるじゃないけどバットを短く持ってコンパクトに打ったことがこのような結果に繋がったと思うので、それは今後のひとつの武器として続けていこうかなと思います。

 

脅威の8番バッターと言われる中田。全日本では首位打者を獲得した

―お互いの活躍や成長ぶりについてはどのように感じていますか?

中田:守備も走塁も打撃も、誰が見てもレベルアップしているなというのが分かる。守備では昨年まではミスが目立っている印象だったんですけど、今年に入ってからファインプレーも多く、取れるアウトは確実にとっていたので安心感がある。そこが変わりましたね。打撃でもヒット打ったら盗塁して2塁打みたいな感じなんで。先手必勝というチーム方針の中、攻撃のパターンが組みやすいのですごい助かるバッターです。

藤原:1年の時は先輩の圧もあって中田自身も出し切れないところがあったと思うんですけど、2年からは自分の良さを前面に出してチームの中で目立つポジションで引っ張っていく人間になったんでそこが1年の時からは変わったし、外野のレギュラーを掴んだ要因だと思います。

安定した守備を見せる藤原

―3年生はどんな学年?

藤原:自己中が多いですね(笑)基本全員自己中です。個性が強くてまとまらないし。我が強いというか、自分のことが大事な人が多いので。意見が合わないというのはたくさんあるんですけど、その中でも青学という環境が僕たちの代の良さを引き出してくれていると思います。

中田:いやあもうその通りです。最上級生になったときにどうなるか。今は4年生がしっかりやってくれてて自分たちのパフォーマンスを出せるけど最高学年になったときにどうなるか、後輩にどういう影響を与えるかというのはやってみないとわかんないっすよ。まじで(笑)自分らでも想像できないっす。

 

―上級生として意識していることは?

藤原:できるだけ一緒にいます。自分はずっとひとりで練習するようなタイプだったんですけど上級生になって背中で見せていかないといけない部分もあると思うので、今はできるだけ一緒に、誘える人は誘ってやっていますね。

中田:ありがとうを大切にしている。

藤原:フフッ。

中田:人として、人間として、野球が終わったときに何もないのはあれなんで、感謝をする。応援されるチームを目指してやっているので、何に対しても「ありがとう」を言えるように、というのは後輩に伝えています。

 

―意識している選手やライバル選手は?

中田:日大の谷端。星稜で同期として一緒にやってきて(谷端は)東都で首位打者を獲っているので、負けたくないなというのはあります。

藤原:中央の繁永。高校も一緒なので負けたくない。

 

―秋季シーズンの目標は?

中田:個人としては首位打者。基本は長打を狙いに行かずにコンパクトに、ミート率を上げることだけを意識して、右も左もどっちも打てる準備をしていきたいです。

藤原:タイトル獲得。バッティングで両打なので左右でどっちかにいい時が偏ってしまうことが多いんですけど両打席で長打を打ちたいので、そこができるようになりたいです。


秋季リーグ開幕直前特集ということで、中田選手と藤原選手についてもっと知ることができる質問にも答えていただきました! 

 

お互いの面識があったのはいつから?またその時の印象は?

中田:自分が最初に知ったのは夏の甲子園(2021年)ですかね。ホームランを打った時に知って。黙々とやるような自分が想像してる大阪桐蔭の人だなあと。青学に来るのは全然知らんかった。

藤原:2年の甲子園。甲子園も出てたんですけどYouTubeで天才ゴルフ少年というのも知って(笑)

中田:今はたまに打ち込みをする程度で。コース回ったりはしないです。大手(晴・史4=横浜)さんと新倉(寛之・社4=東海大菅生)さんと行ったりしますね。3年生にもやってほしいんで広めていこうかなと。

 

―中田選手はゴルフが得意とのことですが藤原選手の特技は?

藤原:スノボ。保育園くらいから高校入るまでやっていたんで人よりはできると思います。もうほぼ行ってないんで行きたいなと思ってるんですけど。でも自分は飛んだりするんで、怪我が怖くてあんま行けないです。

 

―仲の良いチームメイトは?

中田:フフッ、田中幹大(国政3=武田)です!!!!ずっと一緒にいます!!

藤原:爆笑

中田:いやもう、、、オフの日ずっと一緒にいます。どこにでも一緒にいます。

藤原:常に一緒にいる(笑)オフじゃなくても。

中田:まああっちがついいてくるんで、、。俺はそんな好きじゃないんですけど。

藤原:自分は初谷(健心・総3=関東第一)、中西(聖輝・コ3=智辯和歌山)と渡辺光羽(営3=金沢学院大附)とよく飲みに行ったりしますね。この3人以外は付き合いが悪くて。(笑)学年会とかしても4人しか残らない。

 

ファンの皆様へメッセージ

中田:四冠目指して厳しい戦いは続くと思うんですけど、皆さんの声援が自分たちの力になっているんで大きな声援を送り続けてください、そしたら頑張れます!

藤原:四冠目指して頑張るので、神宮に来れる日は来てほしいです。六大とかに比べるとやっぱ少ないんで、、、(笑)来れる人はみんな来てほしいです。

(聞き手=比留間詩桜、写真=比留間詩桜、田原夏野)

 

どんな質問にも気さくに答えてくれた中田選手と藤原選手。2人が出場する秋季リーグは9月9日に開幕します!悲願の四冠達成に向けて神宮球場で熱い声援を届けましょう!

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