関東学生ハンドボール連盟2022春季リーグ 5月8日 於・関東学院大学金沢文庫キャンパス
◆結果◆
青学大 25ー37 日本大
前半 8ー20
後半 17ー17
◆ メンバー◆
2.赤羽洸星 1得点
3.内山涼太 2得点
4.石山駿斗
6.榊原英志 5得点
7.松田凛星
8.吉武清吾
9.柴田朗英
10.山川翔大 2得点
11.中野領
13.坂直哉 11得点
14.穂苅和紀
15.玉井岳人 4得点
16.戸谷崇志(主将)
17.鈴木亮平
19.三木康平
20.森川雅美智
リーグ首位の日本大学との試合となった今日。勝った方が首位浮上ということで、2部優勝を目指す青学大にとっては負けられない1戦であった。日本大は秋季リーグで2部に降格してきた強豪チームで苦しい戦いが予想された。試合開始早々4点を先制されてしまう。身体の大きさで勝る日本大の攻撃に圧倒され、守って速攻という青学大のペースに持っていくことができない。その後、#15の玉井がチーム最初の得点を挙げると3点から5点の差を行き来する試合展開となる。
しかし、青学大の苦しい時間帯が訪れる。20分を過ぎるあたりから点が全く入らない。守って速攻というパターンが作れないことに加え、キーパーの好セーブに阻まれることもあった。その間に日本大は着実に得点を重ね、12点という点差をつけられ前半を折り返す。これはハンドボールからしたら厳しい点差であった。
勝負の後半。前半同様、体で勝る日本大のディフェンスをセットプレーで崩すことができず中々点数を重ねることができない。12点という大きな点差で後半に入ったことも選手の気持ちにマイナスな影響を与えたことは否めないだろう。後半も15分が過ぎた頃、日本大に負傷者が続出しベストなメンバーで戦いことができなくなった。そこに漬け込み青学大は点数を重ねたが、前半の点差が響き惜しくも敗れた。後半の点数が同点だったこともあり、悔しい敗戦であった。
1部から降りてきたばかりの日本大との対戦では収穫と課題があった。収穫は戦い方の面である。後半には速攻攻撃やリスタート攻撃での得点が多くなった。また、テクニックが豊富な坂とポストプレイヤーの榊原のコンビネーションで得点を重ねることができたことも、連携を課題としていたオフェンス面においては収穫だろう。課題となったのは攻撃の姿勢だろう。上武大戦のあと、司令塔の坂は攻撃にみんな自信を持ってほしいと語っていた。しかし、今日の試合でも打てるタイミングでパスを出してしまうというプレーが多かった。試合後榊原は「みんな萎縮していた」と語っていた。日本大は強いというイメージはどうしても離れない。そんな時に強い気持ちを持って試合に臨めるかが課題かもしれない。
残り2戦、入れ替え戦に向けて絶対に負けることができない。そして最終戦は2位を争っている関東学院大学との試合である。順位の決定には得失点差も絡んでくることは間違いない。いかにして得点を重ねるか、これが入れ替え戦に進めるかどうかの運命を分けるだろう。フローターでエースのの#2赤羽や#10山川の奮起に期待したい。
(記事・写真=遠藤匠真)
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