関東学生ラクロスリーグ2部Aブロック 対東京理科大 10月1日 於・大井ホッケー場メインピッチ
◆結果◆
青学大○13-0●東京理科大
第1クォーター4‐0
第2クォーター7-0
第3クォーター8-0
第4クォーター13-0
<得点者>
#57 黒田泰成(法2)(第1Q,第2Q)3得点
#3 大塚周平(教4)(第1Q,第3Q,第4Q)3得点
#0 鈴木裕也(法4)(第1Q,第2Q,第4Q)3得点
#2 樋口峻暢(総4)(第2Q)
#8 高橋悠河(営4)(第4Q)
#1 石田裕士(総4)(第4Q)
#30 西田涼介(営3)(第4Q)
前回の東洋大戦で悔しい敗戦を喫し、入れ替え戦出場に向けてもう後がなくなった青学大。残りの試合を大量リードの全勝で終えたい局面で迎えた今回の一戦は、前回の悔しさを晴らすかのような試合展開に。会場に駆け付けた多くの観客の声援を力に変え、二桁得点の猛攻と隙を与えない堅い守備で快勝。入れ替え戦出場への切符を大きく手繰り寄せた。
〇第1クォーター
開始早々から試合は動いた。今季好調の#57 黒田泰成が2連続ショットを決めると、青学大は2点の先制に成功。中盤には#3 大塚周平が、終盤には#0 鈴木裕也がそれぞれショットを決め、このクォーターで一挙4得点。勢いで相手を圧倒し、青学大優勢の展開で第1Qを終えた。
〇第2クォーター
#0 鈴木裕也が第1Qから連続ショットを決めると、#57 黒田泰成が空中からの華麗なショットでこの日3得点の活躍を見せる。猛攻を仕掛ける青学大を前に、相手は焦りを隠せずイリーガルプロシャージャーを連発。その隙に確実に得点を奪っていく青学大は、#2 樋口峻暢のショットも決まって試合前半で7得点の大躍進。大きなアドバンテージを持って試合後半へと突入した。
〇第3クォーター
鬼門の第3Qは相手の攻撃シーンが増える展開となった。しかしオフェンス陣の活躍に奮起され、ディフェンス陣も隙を与えない守りを見せる。DFリーダー#4 岩佐連也(法4)の活躍も光り、ショットを打たせない鉄壁ディフェンスで相手をシャットアウト。終盤には#3 大塚周平のショットが決まり追加点を獲得した。
〇第4クォーター
ここまでの勢いそのままに試合終盤まで駆け抜けたい青学大は、怒涛の猛攻を開始。焦りでミスが顕著に表れ始めた相手の隙を見逃さずに#3 大塚周平が本日3得点目を決めると、オフェンス陣に火が付いた。#8 高橋悠河、#1 石田裕士が続けてショットを成功させると、#0 鈴木裕也がこの試合3人目の3得点目を決める。試合終了間際には#30 西田涼介が正面からのショットに成功。全13得点と躍動したオフェンスと試合後半も隙を見せない守りをみせたディフェンスが噛み合い、見事勝利を掴み取った。
試合後、主将の#1 石田裕士は応援に駆け付けた観客に感謝の思いを述べ、チームメイトと共に勝利の喜びを嚙み締めた。
入れ替え戦出場に向けては未だ厳しい道のりが続く青学大。しかし、今回の二桁得点での完封勝利は得失点差の面でかなり有利に働く結果であり、目標へと大きく近づく勝利となった。次戦は今季未だ負けなしの法政大との戦い。「シーズンが始まったころから意識していた相手」と主将の石田が語るこの大事な一戦に向けて、良い弾みをつけられたことは間違いない。次回の対法政大戦は、10月9日11時にフェイスオフ予定である。勢いこのままに法政大から白星を挙げることができるのか、次戦への期待が膨らむばかりだ。
(記事・写真=川﨑史緒)
◆#1 石田裕士主将コメント◆
‐試合を振り返って
点差をつけることができると悪い意味で浮足立ってしまうチームという認識が自分たちの中でもあったので、そういったところを修正して抑えて、常に0対0の気持ちでしっかりゲームを締めるというところを意識しました。
‐勝利の要因
基本的にはしっかりと落ち着いてセットした状態でのオフェンスをやることが多いのですが、今日はディフェンスからの切り替えですぐにオフェンスに転じて、相手がセットできていない状態を狙っていくオフェンスを意識しました。そこで点数を重ねたことが非常に良かったかなと思います。
‐前回から今回までの間にチームとして取り組んだこと
前回の東洋大戦の二日前にかなり雰囲気が緩い練習をしてしまったという反省がありました。「試合というのは基本的に二日前には決まっている、準備の段階で決まっている」という考えのもと、今回の理科大戦ではその気持ちを持って、締めた雰囲気で練習をしたというのが大きいと思います。
‐次に向けて
次は法政大戦というところで、シーズンが始まったころから意識していた相手ではあるので。1点でも上回るという泥臭く勝ち切るところを意識して、試合二日前には決まっているというところを意識して、しっかり相手を圧倒するというところをやっていきたいと思います。
◆#4 岩佐連也選手コメント◆
‐試合を振り返って
前の試合までは失点がかさむことが多くて、ディフェンスとしてそこは反省点だったので。今日は大量得点が必要というところで、ディフェンスから流れを作っていければいいなと思っていた。無失点で抑えられたのは、すごく良いゲームだったかなと思います。
‐勝利の要因
前回まで最後のニュートラルな部分で負けることが多かったので、一つのグラウンドボールだったり一つの1on1だったり、そういった細部にこだわった試合をするというところで、一つ一つのプレーから流れを持っていくということを意識していました。
‐後半もディフェンスが持ちこたえられたことについて
天候も暑いですし、一人一人の体力も無限ではないので。どのメンバーが出ても同じクオリティを出せるという今まで積み上げてきたものに自信を持っているので、メンバーをうまくやりくりしながら、最後のクォーターでもフレッシュな選手を出しながら、そういったメンバー調整が上手くいったのかなと思います。
‐次に向けて
間違いなく次の試合が大一番というところで、今シーズン今まで青学大が積み上げてきたものを発揮する大きな場だと思うので、今までやってきたことに自信を持って、チーム一丸となって今日みたいな良い試合をできればと思います。
◆#57 黒田泰成選手コメント◆
‐試合を振り返って
得失点差の関係で点数を取らないといけない試合だったのですが、その中でも序盤の第1Qから点数を重ねることができて、そのあとも中だるみせずに点数を重ねられたことが今日は良かったかなと思います。
‐勝利の要因
当日の試合だけでなく、前日・二日前ぐらいの練習から試合の雰囲気は変わってくると思うので、チーム全員が一丸となって練習から締めて入れたというのが、今日のゲームでの序盤の流れに繋がったかなと思います。
‐自身の活躍について
自分の中で良いプレーができているなという感覚があるときは、とにかく思い切って積極的に行くことができている。普段の練習から心構えというところでちゃんと準備ができていれば、良いプレーに繋がって来るかなというところです。とにかく消極的にならないで、後ろには4年生の先輩方もちゃんといるので、それを信頼して思い切りいくだけという心構えで臨めたからかなと思います。
‐次に向けて
次の法政大戦ですべてが決まると言っても過言ではないくらい重要な試合。そこに向けてまだ1週間ちょっと時間があるので、調整しながら上手くなるんだという気持ちで1週間練習を頑張っていきたいと思います。
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