【男子ラクロス】悲願の1部昇格達成!主将・浜野の大奮闘でチームは二桁得点の快勝!

男子ラクロス

関東学生ラクロスリーグ入替戦 対東海大 11月25日 於・明治学院大学ヘボンフィールド

◆結果◆
青学大12-3東海大
第1クォーター1‐2
第2クォーター3-2
第3クォーター8-2
第4クォーター12-3

<得点者>

#3 浜野慎之介(第1Q,第2Q,第3Q)4得点

#6 黒田泰成(第3Q,第4Q)2得点

#17 西川洸樹(第3Q,第4Q)2得点

#1 石田光(第3Q)

#0 那須幹太(第3Q,第4Q)2得点

#10 澤井大昇(第4Q)


今季のリーグ戦では圧倒的な強さを誇り、負けなしの1位通過で終えた青学大。5年ぶりの出場となった入れ替え戦にはOBOGや保護者らの大観衆が詰めかけ、熱気の籠った応援がチームを後押しした。運命の一戦は、キャプテンの魂溢れるショットが冴え渡り、12得点の猛攻で快勝。8年ぶりの1部昇格を掴み取り、会場は歓喜の渦に包まれた。

大声援を送るチームメイト

〇第1クォーター

迎えた昇格戦の第1Q、序盤から積極的に試合を動かしていきたいところであったが、先制点を相手に献上する手痛いスタートとなった。開始のFOを制するも、相手に攻撃の主導権を握られる苦しい展開に。開始から約4分が経過したところで先制点を許すと、中盤にもショットを決められ2連続失点を喫した。しかし、劣勢でも粘りのラクロスをすることができるのが、今季のチームの強さである。残り3分を切ったところから青学大の猛反撃が開始された。主将の#3 浜野慎之介にボールが渡ると、相手のディフェンスを掻い潜り、見事執念のショットに成功。第1Qは1点ビハインドで終えるも、土壇場で1点を返し、良い流れで第2Qへと突入した。

惜しくも先制点を奪われてしまった

魂のショットで1点を返した浜野

〇第2クォーター

第1Q終盤の勢いに乗ったまま逆転を狙っていきたい青学大。クォーター前半は両者譲らない一進一退の様相を呈すも、中盤に差し掛かったところで頼れるキャプテン・浜野が第1Qに続きショットを決め、試合を振り出しに戻すことに成功。さらに、ノータイムとなった終了間際、素早いパス回しで相手を翻弄すると、ボールは再び浜野の元へと渡った。パスを受けた主将は迷わずゴールめがけてショットを放ち、ついに逆転に成功した。青学大ベンチは主将の奮起により、大興奮に包まれた状態で試合前半を終えた。

連続ショットを決める浜野

逆転に湧くチームメイト

〇第3クォーター

フラダンスサークルによるハーフタイムショーを終え、試合はいよいよ後半戦へと突入した。一年間チームをまとめあげてきた浜野が獅子奮迅の活躍でここまで全得点を決めると、ともに戦い抜いてきたチームメイトも触発され、怒涛の攻撃が開始された。開始1分の場面で#6 黒田泰成が体勢を崩しながらもショットを決め追加点を奪うと、#17 西川洸樹、#1 石田光、#0 那須幹太が立て続けにショットを放ち連続得点に成功。さらに終了間際には浜野がこの日4得点目となるショットを決め、チームを大きく盛り上げた。このクォーターで一挙5点を奪い、相手を突き放した青学大。1部昇格を大きく手繰り寄せた状態で、第3Qを終えた。

体勢を崩しながらも追加点を奪った黒田

ショットを決め盛り上げる西川

ショットを決めた石田

追加点を奪う那須

この日4得点の活躍を見せた浜野

〇第4クォーター

6点差で迎えた最終クォーター。4年生にとって最後の大学ラクロスとなるこのクォーターを前に、観客席からは大声援が送られた。第3Qで発生したファールの影響で相手ボールの状態から開始となったが、すぐさまボールを奪うと西川が前のクォーターに引き続きショットを決め、追加点を奪うことに成功。大量リードに甘んずることなく積極的なラクロスを展開すると、その後も#10 澤井大昇、黒田、那須が連続して得点を決め、総得点は二桁を突破した。終了間際に1失点を許すも、最後まで相手に反撃の隙を与えなかった青学大。試合終了のホイッスルと共に選手たちは雄叫びを上げ、フィールド上では歓喜の輪が作られた。今季無敗の男たちは、8年ぶりに1部の舞台へと返り咲いた。

空中ショットを決める西川

追加点を奪い喜ぶ澤井

ショットを決め喜ぶ黒田

2得点目を決め喜ぶ那須

試合後、チーム全員で勝利を喜び合った

圧倒的な強さで勝利を掴み取った青学大男子ラクロス部は来季から1部リーグに昇格し、学生日本一を目指して戦っていく。一方、今季のチームを引っ張ってきた4年生は、この試合を持って引退となる。主将の浜野は試合後、詰めかけた観客に感謝の言葉を述べるとともに後輩たちへ熱いエールを送り、大興奮の入れ替え戦は校歌の大合唱で幕を閉じた。

締めに校歌の大合唱が行われた

胴上げされる主将の浜野

久々の1部の舞台を掴み取った青学大は、来季も那須や黒田や澤井などチームの核となる戦力が残るため、ステップアップしたフィールドでも粘りのラクロスを見せてくれるだろう。浜野をはじめとする4年生の大きな背中を見て成長してきた後輩たちは、8年ぶりの偉業を成し遂げた先輩たちの思いを継いで、学生の頂点へと駆け上っていく。来季の大躍進に期待が膨らむばかりだ。

(記事・写真=川﨑史緒)

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