関東学生ラクロス2020特別大会 対千葉大 10月31日 ※新型コロナウイルスの影響により会場は非公開
◆結果◆
青学大5–5千葉大
第1クォーター 1ー2
第2クォーター 2ー4
第3クォーター 4ー5
第4クォーター 5ー5
◆スタメン◆
#9永嶋吾郎
#18平田耀一
#15石原侑太郎
#31鈴木亮汰
#2竹田昌弘
#12巌翔太
#24二森希一郎
#32蔵本翔大
#3八尾陸大
#0大塚周平
昨秋の2部リーグでは思うような結果を残せず、悔しいシーズンとなった青学大男子ラクロス部。今季こそは「1部昇格、そして学生日本一」を掲げながらも、コロナウイルスの影響で従来のリーグ戦は中止。1部昇格という目標が失われた状況下ながら、特別大会という形で公式戦が実施された。少しでも3年後の日本一へと繋げるため、選手そしてスタッフが一丸となり本大会に臨んだ。
初戦に相手は千葉大。序盤に千葉大優位で試合が進み苦しい展開となったが、後半以降巻き返しイーブンに持ち込んだ。
第1クォーター、FOで千葉大にボールを奪われるとなかなか自分たちのリズムに持ち込めない青学大。少しずつ自チームゴールへと迫られるとショットを決められ1点を先制される。取られてすぐ、青学大もチャンスを見出すと#0大塚周平のショットが決まり、すかさず同点に追いつく。しかし千葉大も巧みなクロスワークで青学大ゴールに詰め寄り、すぐに青学大を突き放す。取られては取り返す、そういった展開で試合前半が進んだ。青学大もその後も相手ゴールに攻めかかるが、相手ゴーリーの守備は硬く逆転には至らない。第2クォーターを終えて2-4。少し苦しい展開で試合前半を終える。
しかし、試合後半の第3クォーター、青学大に少しずつ流れが傾いた。青学大は多くの攻撃でのチャンスをつくったほか、守備面でもゴーリー#9永嶋吾郎の好セーブも続き千葉大に流れを渡さなかった。そして3ー5の状況から#0大塚周平の右サイド下方からの芸術的なショットが決まり第3クォーターで一点差に詰め寄った。この日4得点はマークした大塚は2年生。昨冬の1年時にウインターステージ優勝へ導く活躍しただけに、今後もチームの攻撃の柱としての活躍が期待される。大塚は、「試合前はとても緊張していた。正直びっくりしている。しかし1点目を決めてからだいぶほぐれてきたので自分がガンガン行こうと思えた」と振り返る。
第4Q、序盤に同点に追いつき、終盤は青学大が一方的に攻める展開が続いた。しかし、もう一点には及ばず引き分けで試合終了。勝利こそは掴めなかったが、粘って追いついての引き分けだっただけに収穫ある試合となった。
今試合多くの2年生が出場した青学大。今後に向けての経験を積む上で収穫のある試合となったはずだ。1部昇格がない今大会。それでも、青学大の男子ラクロス部が成長する上で重要な大会。4年生が掲げてきた”3年後の日本一”。この目標へと近づくためには気を緩められない。次戦の上智大戦、次こそは必ず勝利を勝ち取り、今大会での決勝トーナメント進出を掴みとれるか。(記事・写真=石岡亮)
~以下、インタビュー~
◆中山恵介主将◆
-1部昇格の目標が失われた中でどのような思いで今日の試合に臨んだか
一部昇格という前に3年後に日本一という目標があるから今の2、3年生が今何をすべきかを磨くことができたのもありますし、そもそも自分たちの代は一部昇格しかできないということから萎えた同期もいたと思いますが、それでも後輩たちに残すものは2部で優勝することだと決めてやってきた結果、2、3年生がチャレンジしやすい環境をつくる、そういった意味ではチームは良い方向に向かっていたと思います。
-今日の試合を振り返って
点を取れなくて負けている状況がつづいていて苦しい状況があったがそこでしっかり点を取りつつ最後同点に追いついたことはプラスに捉えてよいと思います。
-引き分けにという結果について
負けている状況から追いついたというのは良いことだったと思います。簡単に勝ってしまって気が抜けるよりも、次の上智戦につなげるという意味ではある意味よかったのかなとは思います。
-この試合での課題は
1Qの入りは点数が取れなかっのは出場した選手は若い世代が多くて緊張している部分があったと思うので、もっと積極的にやればよかったのかなとは思います。それでも同点に持ち込めたのは良かったかなと思います。
-今後の試合に向けて
1部昇格という目標がなくなって萎えた部分もあったが、そのような状況下でもラクロス協会や学校側やOBOGや保護者の方の支えがあってできたことへの感謝を忘れず、次は大勝するために準備をして学生日本一をとるための代になればよいかなと思います。
-今大会の最終目標は
上智戦に勝って2部優勝で終われること、また試合を通して2、3年生が経験を積んで次の世代に渡せるなと感じられたら良いと思います。
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