【硬式野球】悲願のリーグ制覇達成!全員野球で掴み取った17年ぶりの優勝は4本塁打二桁得点の快勝!

硬式野球

◆優勝後囲み取材◆

安藤寧則監督

・青学らしさが前面に出た試合で優勝を決めることができた今の気持ちについて

‐とにかく嬉しいです。一番良い結果を各々が出せたと思うので、とにかく嬉しいです。

・昨年秋のサヨナラ負けで優勝を逃したところからここまで強くなったが、最も成長した部分はどこか

‐キャプテン中心として、当たり前のことをやっていくというのはどういうことなのか、一人一人がグラウンドのみならず寮生活や学校生活のところで、やるべきところをしっかりやってきた積み重ねが大きかったかなと思います。

・優勝が決まった瞬間の最初の思いについて

‐バーっと学生がマウンドに集まってきて、あの姿を見て感慨深いと思いましたね。17年ぶりだと思うので、それを良くこじ開けてくれたっていうのと…わかんないです笑。あんまり覚えてないです笑。すみません笑。とにかくよくやってくれたなと。自信持って送り出した後輩たちなので。

・2020年の秋に2部で優勝して1部に昇格したが、西川藍畝(21年済卒)が主将を務めた当時の4年生に声をかけるとしたらどのような言葉を送るか

‐「ありがとう」(監督の)依頼を断って断って最終的に引き受けたという過程があるので、受けた以上はやると。それを絶対に後輩たちの正解にしたいという思いを持って全体の前で話をしてスタートしたし、みんなで作り上げていくんだと。俺について来いとは言わないよと。絶対みんなで作り上げていくんだ、もう一回、というところでスタートしたんです。(監督になって)最初の4年生は過去3年間許されたことが、僕になって、スタッフになって許されなくなったことがいっぱいあると思います。野球の面でも私生活の面でも。そういったことを一緒になって善悪でやってくれたのが一年目の4年生で、その次は西川藍畝(21年済卒)の代。また一年目に増してこれを土台にというか、もっと良いものを作っていこうという風にしてくれたのがその時の4年生。各代の4年生にはそれぞれ僕の中には思いがあって。今こうしてその積み重ねの結果として今年の4年生が17年ぶりの優勝をこじ開けてくれて、掴んでくれたものっていうことなので、とにかく、西川藍畝の代の4年生に限らず僕にとっては後輩なので、とにかくありがとうというところで、こいつらがやってくれたよというところです。

・1部に上がりたての青山学院を支えた松井投手の働きは、監督から見てどうか

‐十分チームに貢献してくれて、青学が這い上がるのにも貢献しているし、飛躍するのにも貢献してくれているし。コツコツコツコツやるやつで、1部昇格の立役者ではあるのですが、そこから1部に上がって、その時の春終わって夏から思うようにいかなくて。そういったときも経て、今こうやって名前を呼ばせてくれてマウンドに送り出せているというところが、本当にチームにとって大きな影響を与えてくれています。結果のみならず。

・偉大な監督の後というのは大変だが、それを持ってして優勝したことについて

‐河原井さんですよね。一回引かれて、チームが燻っている中で復帰された一年間という時に居たのですが、本当に、一人の野球人として悔しさというか、そういうものをぐっと胸に秘めていて。あの時のことは僕の中でもずっとあるので。1部に上がったときも、「ありがとうな」という一言と、「記者の人にボロカス言っといたから笑」と嬉しそうに笑。(2部時代)僕らがゲームする前に優勝が決まって、決まった段階でゲームに臨む形だったのですが、その時の学生たちの姿を見て、アップの仕方が悪いと。「こんなんじゃ一部じゃだめだぞ、安藤」というメッセージと、ありがたい思いを言ってくださってという中で。ここに至るまでも色々本当に足を運んでくださって、基本的には毎試合、地方も含めて見に来ていただけてる中で、(河原井)監督さんにとってもこいつらは後輩なので、やってくれましたよという思いを、河原井さんには持ってます。感謝。この(河原井監督の)功績の後、誰がやっても大変なのはわかっているので、それでももう一回、こいつらと一緒にやってこれた、こういう風にできたというのは本当に嬉しいので、その思いだけですね。監督にもありがとうございますというか。逆にこれからも多分色々言っていただけるかと。聞くところは聞いて、聞かないところは聞かないと、しっかりやっていきたいと思います。

・野手は1‐3年生が多いが、選び方は実力本位なのか

‐はい。あんまり意識してないです。中島大輔だけ野手で頭で出てて、始めは手塚とかがでてたと思うのですが、言われてみて気づいてというか。あんまり意識せず。必死にみんな同じチームとしてやってますから。あと、僕がこの4年生から100パーセントご縁もらってという中で、大会はじめ、見れる限り学校で会ったりとか、色んな練習だとかというのを、ご縁をもらう前から見てきてて、強み弱みというか、そういったことも踏まえてご縁があったので、あんまり学年というよりは、そういう良いところを見てて、送り出しているし、あんまり学年どうのというのは考えたことないです。

・キャッチャーというポジションを1年春からというのは少し珍しいが、これはオープン戦の段階で決めたのか

‐そうですね。やっていく中で、だんだんそうなっていったかなと。もちろん横一線で、うちには経験・体験の多い4年生がいましたので。新しい1年生が入るということで良い刺激というか。3月のオープン戦の中で、勝ち取ったものというところで。それだけのことだと思うので。

・全日本のものすごい勝率について

‐4回の内2回僕は優勝を経験しているので、1年生の時と4年生の時と。勝負事なので、結果は出ると。ただまあ今まで通りというか、やるべきことを怠らず、ひと手間ひと手間、きっちり一つ一つ積み重ねていけば、勝ちやすいというか。絶対はないのですが、勝ちやすくはなると思うので、足元見失わないようにだけ。彼らと一緒にまた、しっかりやっていければ結果は自ずとついてくるのかなという風には思ってます。

・投手陣を支えた中野コーチの存在というのは、監督にとってどうか

‐でかいですね。僕の一つ上の先輩で、当然現役の時から知ってるし。ピッチャー陣が一番怖いんじゃないかな笑。兄貴的なところもあれば、一つしか違わないですけど。社会人で企業で務めていたという観点からも、学生指導におけるようなアドバイスをもらったりとか、そういったことはあるので。ただ一言でいえば、うちの中野はうちにとっては非常に大きな財産。そういう存在ではありますので。

・監督にとってこのチーム・選手というのはどんな存在か

‐良い意味で変わらないというか。僕にとっては、監督と選手ですけど後輩なので。甘やかすつもりはないですけど、しっかり善悪で色々見れたり、色んな角度から見れたり、行動言動が善悪をもとにきちっとやってくれる奴らであってくれればという思いでしかないです。野球の中では人間性は出ると思うので。

中島大輔選手

・先頭で出塁した自分の初回のパフォーマンスをどう評価するか

‐誰かがきっかけを作ればすごく乗ってくれるチームなので、1番バッターとして、4年生として、そしてキャプテンとして、なんとか出塁してチームに流れをという気持ちで入りました。

・逆転負けで優勝を逃した昨秋の試合を乗り越えて、最も成長した部分はどこか

‐秋ああいう結果になって、すごく悔しい思いをして。その冬に一球の大事さ、一球の重さというのをテーマにした一球一球抜かりのない練習などの積み上げてきたものが結果として出たと思うので、一球への大切さというのはこの冬で磨いてきたのかなと。全員が同じ思いで磨けたのかなと思います。

・昨秋は苦しい展開で試合を取れなかったが、今日の初回4得点はどんな思いだったか

‐秋のこともあるので、4点取ったからと言って上手くいくわけではないという怖さはみんなわかっていたので、攻める気持ちをずっと持ち続けたまま、9イニング余裕な感じを出さないまま戦えたかなと思います。

・監督の誕生日ということで、今日決めたいという気持ちも強かったのでは

‐そうですね。17日で17年ぶりの優勝っていうのは、何か運命的なものがあるのかなって。今回六大さんとの兼ね合いとか天気の兼ね合いとかで日程がばらつく中、今日の日のために動いていたのかなと思うと、納得というか、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです。

・打撃やチーム成績も含めて昨年から格段に数字が上がっているが、バッター陣はどうしてここまで良くなったのか

‐リーグ戦が始まる前のオープン戦はなかなか打てないことも多くて、チーム自体負けていることが多くて。その中でどうしていったらいいのかというのを、4年生じゃなくて全員で。1年生に僕から聞いたこともありますし、周りから見てる人の客観的な意見とかも聞きながら、こうしたらよいのではないかというのでバッティング練習に取り入れたりという中で、一人一人自信を持って打席に立てていることが、今のバッティングの良さに繋がっているのかなという風に思います。

・何かチームで徹底したことはあるか

‐一時期はあったのですが、リーグ戦に入るにつれてすごくみんな状態が良くなっているので、各自に任せているというか。しっかり打席で勝負を楽しんで来いっていうのを常に言っている結果が形になったのかなと思います。

・優勝した瞬間の率直な気持ち

‐素直に嬉しかったですね。ここ最近のリーグ戦は毎回最初は調子よくて、優勝争いからの後半失速という形が多い中、僕ら4年生だけではなく2年生以上はそれをすごく経験していて。その中でやっと、やっとという感じで、思いがみんな溢れていたのかなと思います。

・実力本位の起用法は強みでもあるが、どう思っているか

‐少数精鋭で、全ポジション4年生が守る人数もいないので、必然的に下級生が出る形にはなるのですが、それでも出ない4年生がチームを鼓舞してくれたり、そういうのはすごく4年生の力だなと思いましたし、唯一野手で出てる僕が、下からの経験を今出ている下級生に伝えていくのが仕事かなと思いますし。その辺も4年生が下級生に対して声をかけてあげたりというのはすごく感じられて、一番かなと思います。

・安藤監督はみんなにとってどのような存在か

‐僕らの代から完全に安藤監督に取っていただいたメンバーが揃っている中で、僕ら選手たちにも気を使ってくださるというか、やりやすいようにプレーさせてもらって、自由にするところはさせてもらっているので、その恩返しというか、何とかという思いは常に持っていて、こうやって優勝できてすごい嬉しいかなというふうに思います。

・全日本選手権にどんな思いで臨むか

‐優勝したことで今日で東都の代表ということになったので、自分たちもそうですけど、他の大学さんとかの思いも背負って、戦っていきたいと思って。その結果優勝に繋がればよいかなと思います。

・過去5回出て4回優勝1回準優勝。全日本選手権が得意という伝統は続けていけそうか

‐そうですね。そういうジンクス的なものは何かあるのかなとは思うので、それだけに頼らず、一つ一つ積み重ねていけば、必然と勝ちが見えてくるのかなと思うので。今日で優勝決まりましたけど、残りの2戦の亜細亜カードもありますし、強い青学でいるために、全力でやるだけだと思ってるので。日本一に向けて、全日本に挑みたいと思います。

常廣羽也斗投手

・先発マウンドを託され、どんな思いでマウンドに立ったか

‐前回の中央大学戦で2回で降板してしまったので、今日はしっかり自分が責任を取るつもりで、マウンドに上がりました。

・自分の投球内容を振り返って

‐途中でしっかり修正できたので、合格点だったと思います。

・昨年の春とは立ち位置が大きく変わったが、今の気持ちについて

‐今大会はどちらかというとチームに迷惑を掛けそうになるピッチングとか試合があって、自分のピッチング的にはあまり満足ができてないのですが、それでも(チームメイトが)助けてくれたので、嬉しかったです。

・昨秋の駒大戦を踏まえて、今日特別な思いで試合に臨んだ部分はあるか

‐去年は自分が最後のマウンドで、パスボールと内野安打で点取られて負けて、やっぱり悔しかったです。今日は自分が責任を取るくらいの気持ちで、マウンドに行きました。

・東都の優勝を達成した心境について

‐自分が入学したときは2部で、2部を経験している代が1部に上がって1部で優勝するっていう。嬉しいです。

・東都の代表として必ず日本一は狙わないといけないが、意気込みについて

‐ここからしっかりどんどん状態を上げていって、日本一の最後のマウンドで自分のピークを持っていけるように、ここから上げていきたいです。

・日程がずれて調整が難しい面はあったか

‐環境には左右されないようにしているので。実際左右されているかもしれないですけど、心の中では日程がずれたとしてもメンタルがマイナスにならないようにはしています。

下村海翔投手

・この試合の登板はなかったが、優勝に貢献する投球ができたという点で今シーズンを振り返ってみるとどう思うか

‐開幕から良いスタートが切れたのですが、国學院の第1戦で先発したときに先制点を与えてしまったり、ずっと苦しい投球を続けていく中で、自分としてそこまで良いピッチングはできませんでしたが、バックのみんなが支えてくれたり。チーム力が高かったというのが、優勝という結果に繋がったのかなと思います。

・日程がずれて調整が難しい面はあったか

‐個人的にはそこまであんまり影響されないというか。一応イレギュラーなことも起きると想定してピッチングだったりはするようにしていたので。それが上手くいった結果がある程度成績を残せることができたのかなと思います。

・調整法も苦労しなかったか

‐ルーティーンみたいなのをあんまり決めないようにしているので。例えば、次の日が試合だと思ってブルペンに入ってもし試合が流れても、その次の日しっかり投げれる準備は、個人的にはできていると思っているので、しっかり自分でそうやって思って試合に臨むことができれば大丈夫かなと思っていつもやっています。

松井大輔投手

・いつもは先発のバックアップ。今日は胴上げ投手となったが、どんな思いだったか

‐今日も変わらずというか。優勝が懸かっていましたが、変わらない気持ちというか。動じない気持ちで投げられたかなと思います。

・今シーズン好調の要因は何か

‐冬に積み重ねてきたものが今日までの結果に繋がっているので、これから全日本まで時間がありますけど、そこで積み重ねて、しっかり繋げていきたいなと思います。

・2部も1部も経験して、今日の優勝に関して何か思うところはあるか

‐ダメな時もあったのですが、そこからまた這い上がってこれたというのは自分にも自信になりますし、また落ちないような練習とか積み重ねをしていきたいなと思います。

・日程がずれて調整が難しい面はあったか

僕は、オフ以外全部毎日ピッチングを仕上げてて。まあ別にいつ試合があっても問題ない。

初谷健心選手

・初回3ランホームランの打席には、どんな思いで入ったのか

‐先頭の(中島)大輔さんもそうですけど、全員打席内で勝負していて、自分も波に乗っていこうと思って打席に入りました。

・打った球種とコース

‐スライダーのインコース高め。ボールかもしれないけど、いつもそこが手が出なかったので、全部打ちに行こうという気持ちで。

・ホームランになってどんな気持ちだったか

‐まだ初回だったので、気持ちは乗っけていって、守備をしっかり。そっちに切り替えました。

渡部海選手

・新人ながらすべての試合でマスクを被ってきた中で、優勝できた今の思いについて

‐単純に、入ってきていきなり目標だったリーグ優勝をできたのは嬉しいのですが、やっぱり自分は1年で4年生の3人のピッチャー(下村・常廣・松井)に引っ張ってもらった形で、優勝まで行けたのかなと思います。

・大学球界屈指のピッチャー陣をリードするうえで、何を最も工夫したか

‐歳が離れているのもあるのですが、先輩だからと言って気を遣うことなく、気づいたことはしっかり言って、試合の中でしっかり修正していくというのは意識してやってきました。

・ある程度できた手ごたえがあるシーズンだったか

‐そうですね。結果にも出たので、ある程度はできたと思います。

・高校時代の甲子園の優勝と今回の優勝を比べてみてどうか

‐トーナメントの優勝とリーグ戦の優勝はまた別物というか、どっちが嬉しいとかはなく、日本一も嬉しかったですしリーグ優勝も嬉しいです。

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