【硬式野球】下村→松井の見事な完封リレーで今季初勝利!

硬式野球

東都大学野球 春季1部リーグ 対駒大 第2回戦 4月2日 於・ナゴヤ球場

◆結果◆
駒 大 000 000 000
|0
青学大 200 000 01 x|3

出場選手
1 中 中島大輔 龍谷大平安
2 三 佐々木泰 県岐阜商業
3 一 小田康一郎 中京
4 左 西川史礁 龍谷大平安
5 指 松本龍哉 盛岡大附
6 二 藤原夏暉 大阪桐蔭
7 捕 渡部海 智辯和歌山
8 右 谷口勇人 大阪桐蔭→中野波来 大阪桐蔭
9 遊 手塚悠 常総学院

P 下村海翔 九州国際大付→松井大輔 県岐阜商業


今日の試合では、応援団とバトントワリング部も応援に駆けつけ、スタンドはより一層活気づいていた。
前日の開幕戦を落とし、勝ち点奪取のためにもう後がない青学大。昨日の常廣羽也斗(大分舞鶴)の好投に触発されたかのように、この日の先発下村海翔(九州国際大付)のピッチングは圧巻だった。

先発マウンドに上がった下村

下村にとってこの日が2023年度の幕開けとなるこの試合。初回を3者凡退に切って取ると、ここから下村の快投は止まらなかった。5回まで打者15人に対してひとりもランナーを出すことないパーフェクトピッチング。ストレートのノビと変化球のキレが冴えわたっていた。

さらに、打線も初回に小田康一郎(中京)のタイムリーが飛び出しいきなり2点を先制した。この先制点によって「気持ちが楽になった」という下村。

タイムリーを放つ小田

一気にホームまで生還した小田

そんな下村も6回にこの試合初初めてのットでランナーを出すと8回表、1死2、3塁のピンチを迎えたところでマウンドには気迫のピッチングが持ち味の松井大輔(県岐阜商業)。一打同点という絶体絶命のピンチ。犠牲フライすら打たせたくない場面で松井は、後続を見事に抑え無失点で切り抜けた。

好投を見せた松井

初回から点を奪えずにいた打線はその裏、ピンチの後にチャンスありという言葉通り2アウトから、中島大輔(龍谷大平安)と佐々木泰(県岐阜商業)が出塁し2死1,2塁とした。ここでまたしても小田が魅せる。この日2本目のタイムリーとなり、全打点を小田が叩き出したが、「タイミングよく回ってきただけ」と謙虚な言葉を残していた。

ヒットを放つ中島

最終回のマウンドにも松井が上がり、落ち着いた投球で試合を締めた。青学大が嬉しい今季初勝利を手にした。

さらにこの試合、渡部海(智弁和歌山)は公式戦初ヒットを記録。U-18日本代表にも選ばれた新生は1年生ながら2試合連続のスタメンマスクを被っており、常廣・下村という両エースを好リードした。次戦の第3戦、渡部の活躍にも期待がかかる。

公式戦初安打を放つ渡部

次戦は4月6日神宮球場で行われる(プレイボール時間は明日の他大の結果次第)。神宮の観客の前でどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。

(記事=童野翔也、写真=遠藤匠真、川﨑史緒、童野翔也)

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