5季連続のリーグ制覇を成し遂げ、6季連続優勝、日本一奪還を目指す青学大ナイン。いよいよ開幕する秋季リーグを前に、選手たちの熱い想いを伺いました。
第2回は、今春鮮烈なデビューを飾った期待のルーキー・大神浩郎(総1=福大大濠)選手です。
―春季を振り返って
「初めて大学野球のレベルを体感して、技術の面でも体の強さの部分でも自分は力不足だなというのを改めて感じました。」
―デビュー戦となった4月7日、対中大1回戦では代打で初打席に立ち、いきなり二塁打を記録。その後は先発として出場を重ね、チームの核となってきました。
「活躍したいなという風に思い描いてはいたんですけど、実際入学して自分のレベルでできるのかという不安の大きくて。ヒットを打てたのも自分の中ではびっくりしましたし、出続けられたのも先輩達がやりやすい環境を作ってくれたおかげで、のびのびさせてもらいました。」

大神は初打席で二塁打を放った
―その中で印象に残っている試合は
「亜細亜戦。やっぱり優勝に大きく近づいたカードだったのもあって、初戦を落としてから 2戦目3戦目粘り強くチーム全員で勝ちを取ったっていうのが自分の中で印象に残ってます。」
―青学大への進学を決めたきっかけは
「自分は突き抜けて身長が高いとか、球が速いとかそういうのはなくて。自分の中で自信があるのが足と守備なんですけど、 それを考えると大人数の所だと同じタイプが多くて。埋もれたくないっていうのともっとレベルの高いところでやりたいっていうのがあったので、青学は少人数で、日本一を掲げているチームで、自分は日本一になったことがないですし、全国の舞台も全然経験しなかったのでそういった環境の中で揉まれたいなっていう思いがありました。」
―実際に入学・入部してみて感じた印象は
「張り詰めた空気とかはある中で、選手がやりやすいように、発破をかけたりとか選手を上げるような声だったりとか。本当にいい雰囲気でしているなっていうのを感じて。 オンオフしっかりしていてそういうところもいいなって思いましたね。」
―試合では勝負どころで雄叫びをあげるなど、エネルギッシュなプレーが印象的な大神選手。プレーにおいて意識していることは
「今は技術がないのでとにかく食らいつくことを意識して、結果がどうであれハツラツとしたプレーというのを心がけて、どんな形でもチームに貢献できるように考えています。」

闘志溢れるプレーも持ち味だ
―自身の強みは
「積極的な走塁と守備が持ち味だと思っています。ただバッティングの部分では、春のリーグ戦通じて打率が残せなかったので、今も課題において夏過ごしています。長所を伸ばしつつ短所をなくして、もっと突き抜けた選手になりたいです。」

守備でもピンチを救う好プレーがあった
―この夏はどんなことを意識して練習しているか
「東都のピッチャーは球が速くて1打席の中で打てる球が1球来るかどうか。その1球目、ワンスイング目でしっかり捉えれるような練習だったりとか、スピードボールに負けないようにしっかり振り切ることだったりをまずは意識して。しっかり振り切らないと他の応用が効かないと思うので、そこは意識してやってます。」
―今春、対戦してみて印象に残っている投手は
「どこのピッチャーも凄かったです。特に亜細亜の山城(京平)投手とか東洋の島田(舜也)投手が凄かったなというふうに思います。」
―ライバルや意識している選手は
「中山凱(史1=専大松戸)。同じ野手でリーグ戦や選手権に出てて、やっぱり意識する部分でもあるので、お互い切磋琢磨していきたいって思っています。」
―間もなく開幕する秋季リーグに向けた目標、意気込みをお願いします。
「個人としてはまずチーム内の競争に勝ってリーグ戦出続けること。打率を残して、ベストナインを取れるようになりたいと思っています。チームは春の選手権、四冠を逃したので。4年生にいい形で終わってほしいっていうのがあるので。まずはリーグ6連覇というのを達成して、神宮で日本一を達成します。

秋季の活躍にも期待がかかる
秋季リーグ開幕直前特集ということで、大神選手についてもっと知ることができる質問にも答えていただきました!
―周りからどんな人だと言われますか?
「結構気分屋なところがあって、ぼーっとしてて。(笑)一つのことをしてたら声が聞こえなくなっちゃうので。スマホ触ってる時に同級生を無視しちゃうことあります。」
―仲のいいチームメイトは?
「田端(竜也、コ1=九国大付)、髙木(大希、営1=履正社)。皆仲良いんですけど、特にその二人とはよくいますね。」
―オフの日はどのように過ごしていますか ?
「基本寝てるんですけど、たまに髙木とサウナ行ったりとかしてます。」
―部内で付き合うなら誰?
「初谷(健心、総4=関東第一)さんです。理由は人柄です。ふざけるところはふざけて面白くしてくれて、間違っているところはしっかり注意してくれるので、人として学ぶところが多い。普通に好きです。」
―最後に、応援してくださるファンの皆様にメッセージをお願いします。
「やっぱりチームとして応援して欲しいので、授業で来られない大学生の方も多いとは思うんですけど、多く球場に足を込んで応援して欲しいです。お願いします。」
(聞き手=比留間詩桜、写真=田原夏野・比留間詩桜・山城瑛亮)
どんな質問にも丁寧に答えてくれた大神選手。そんな大神選手が出場する秋季リーグは9月16日に開幕します!リーグ6連覇、神宮大会連覇を目指す青学大ナインに熱い声援を届けましょう!
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