【硬式野球】4年生の集大成!四冠ならずも粘りの野球で準優勝

硬式野球

第54回明治神宮野球大会 決勝 対慶應大 11月20日 於・明治神宮球場

◆結果◆
慶應大  000 000 020 |2
青学大  000 000 000 |0

出場選手
1 中 中島大輔 龍谷大平安
2 三 佐々木泰 県岐阜商
3 一 小田康一郎 中京
4 左 西川史礁 龍谷大平安
5 遊 初谷健心 関東一→中田達也 星稜
6 捕 渡部海 智辯和歌山→青木颯汰 聖望学園
7 二 藤原夏暉 大阪桐蔭→星子天真 大阪桐蔭
8 右 中野波来 大阪桐蔭
9 投 児玉悠紀 日大三→打 松本龍哉 盛岡大付→下村海翔 九州国際大付→常廣羽也斗 大分舞鶴

P 児玉悠紀 日大三→下村海翔 九州国際大付→常廣羽也斗 大分舞鶴


日本文理大、富士大に勝利し決勝戦に駒を進めてきた青学大。この試合に勝てば四冠達成となったがそう現実は甘くなかった。慶應大先発外丸に完封負け。しかし、4年生にとってはラストゲーム、最後の最後まで粘りの野球を見せた。
この日は平日にも関わらず内野スタンドは超満員。3塁側スタンドでは、夏の甲子園決勝を彷彿とさせる応援が鳴り響いた。
現ボストン・レッドソックスの吉田正尚(2016年本学卒)も応援に駆けつけた。

この決勝の舞台の先発マウンドに上がったのは、3年生左腕・児玉悠紀(日大三)だった。初戦の日本文理大戦では1回と1/3を投げ無失点。良い流れのままこの試合を迎えた。

大一番の先発マウンドに上がった児玉

その児玉は、初回いきなり慶応大の上位打線に3連打を浴びノーアウト満塁のピンチを招き、ここで打席には今リーグ戦戦後史上17人目の三冠王に輝いた栗林。しかし児玉は動じず、キレのある変化球で追い込むと、最後はスライダーで三振を奪った。続く打者もサードゴロ併殺打に打ち取り、初回の山場を切り抜けた。

ゲッツーに打ち取りガッツポーズを見せる児玉

打線は1番に主将中島大輔(龍谷大平安)が返り咲き、初戦と同じ並びに。先頭中島と2番佐々木泰(県岐阜商業)が共に痛烈な打球を放つも阻まれ、相手先発・外丸の立ち上がりを捉えることは出来なかった。

その後は児玉の好投が続き、5回までスコアボードに0を並べるが、打線もそれに応えられず、気づけば試合は中盤へ。
6回からは満を持して下村海翔(九州国際大付)が児玉の後を継いだ。

2番手で登板した下村

そして試合が動いたのは8回。下村は味方のミスもあり無死満塁のピンチを招き、押し出しのフォアボールで失点。続く慶応大廣瀬に対する初球がボールとなったところで、常廣羽也斗(大分舞鶴)にマウンドを譲った。下村→常廣のリレーもこれで最後となった。
その代わった常廣も犠牲フライでもう1点追加され、2点ビハインドに。常廣は後続を抑えたものの、この2点が青学大に重くのしかかった。

下村の跡を継いだ常廣

前日142球完投勝利を挙げた常廣は気迫のこもった投球を見せた

打線は外丸の伸びのあるストレートと切れ味抜群のスライダーに翻弄され、6回まで2塁すら踏ませてもらえなかった。その6回に中島と西川史礁(龍谷大平安)のヒットで2死1,2塁のチャンスを作るも、続く初谷健心(関東第一)の放った打球は相手センターの好守に阻まれ、得点することはできなかった。1点が遠い展開となった。

8回に意地のヒットを放った佐々木

ヒットを放ち笑顔を見せる藤原

渡部のヒット

中島は今大会打率5割を記録

西川のヒット

無得点のまま試合は9回へ。中田達也(星稜)、青木颯汰(聖望学園)、星子天真(大阪桐蔭)の代打攻勢で粘りを見せるも、外丸を前に完封負け。史上5校目の4冠達成とはならなかった。
試合後下村はあの8回を振り返り、「この試合が4年間で一番悔しかった。一生忘れることはない」と悔しさを噛みしめていた。

1年生から野球部を支えてきた下村と佐藤(英)のバッテリー

今シーズンは、常廣・下村のWエースの活躍、5選手の大学日本代表選出、シーズン三冠、3選手のドラフト指名などといった青学大にとって飛躍の年になった。さらに、3年生以下も着実に力を付け、出場機会も増えている。来シーズンの戦いぶりにも期待が高まる。

そして、この試合で今まで青学大を支えてきた4年生は引退となる。シーズン三冠という圧倒的な成績でシーズンを終えたが、今の4年生は2部リーグ、最下位決定戦のシーズンを味わった代でもあり、この経験があったからこそ優勝できたと選手、監督共に語っている。
プロ野球界に足を踏み入れる選手、社会人野球チームに進む選手、野球と区切りをつける選手と様々である。この4年間のかけがえのない経験と共に青学大硬式野球部を旅立っていく。

(記事=童野翔也、写真=遠藤匠真・川﨑史緒・童野翔也・山口小春)

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