第73回関東大学バスケットボール選手権大会 対東洋大 5月1日・於武蔵野の森総合スポーツプラザ
◆結果◆
青学大〇96-84●東洋大
1Q 26-17
2Q 21-35
3Q 27-21
4Q 22-11
◆スターティングメンバー◆
#7 進翔太
#3 新井翔太
#21 ウォーレン航喜
#35 オドゲレル・トルガ
#12 広瀬洸生
新入生が入部し、チーム内に新しい風が吹き込んできた。5月1日に新体制最初の公式戦が行われた。今年のチーム目標は“2部優勝・インカレ出場”。今シーズンキャプテンを務める#2漆山(総4)は開幕戦前に「粘り強いDFからの速攻や攻守の切り替えを展開し、少数精鋭で一勝でも多く勝利する」と意気込んだ。
第1Q、スタートは東洋大ボール。DFからのターンオーバーで先制点を狙うがDFファールで東洋大にフリースローの機会を与え先制点を奪われる。しかしすぐに#35オドゲレル(物3)が3ポイントを決め、東洋大に流れを渡さなかった。その後も#12広瀬(総2)が得意のドライブで得点を重ね青学大の流れを手繰り寄せ、26-17の9点リードで第2Qへ。
第2Q開始直後、DFファールで東洋大にフリースローの機会を与えてしまうが、#25星賀(社3)が3ポイントを決め、点差を縮めさせない。しかし、東洋大に立て続けにバスケットカウントを取られ、開始5分の東洋大の3ポイントで同点に追いつかれ、その後も連続で得点を奪われリードを許す。青学大も#3新井(総3)が得意のドライブからのシュートや3ポイントで得点を重ねるが、チームファールが重なっていたことも影響し、なかなか点差が縮まらない。そして、47-52の5点ビハインドで前半を終える。
第3Q最初のシュートは東洋大に許すが#35オドゲレルが3ポイントを決め点差を縮める。そして#7進(法4)と#12広瀬を中心に体を張ったプレーで東洋大のファールを誘発しながら着実に点差を縮める。残り30秒で♯77芦田(国経2)が3ポイントを決め、同点に追いつく。直後のDFで#1細川(国経4)がターンオーバーからのシュートでファールを受け、その後のフリースローで逆転。74-73の1点リードで最終クォーターへ。
第4Q、#12広瀬のフリースローで青学大が先制。このまま点差を広げたい青学大だったが、開始2分、東洋大の3ポイントでまたも逆転を許す。しかし、今回は東洋大に流れを渡さず、♯77芦田のドライブに#21ウォーレン(国経3)が合わせゴール下からのシュートを決め再度逆転し、青学大が一気に盛り上がる。そんな中でも#2漆山は「(集中力)切らさないよ」と仲間に声を掛け、青学大は攻めの姿勢を崩さなかった。その後も#12広瀬が外からのシュートもドライブからのシュートも決め点差を広げ続け、96-84で勝利した。
新チームの初戦を終えて#2漆山は「第2Qで点差をつけられそうになったタイミングで粘れたことが今回勝利できた要因だった」と振り返った。明日以降の試合について#2漆山は「今日のようなどちらが勝つか分からない試合になると思うので、その中でどれだけ粘れるかが勝つための鍵となる」、#12広瀬は「最初から自分たちの流れに持っていけるようにしたい」と気を引き締めた。
(記事・写真=二瓶優輝)
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