第65回関東大学バスケットボール新人戦 対明大 6月6日於杏林大学八王子キャンパス
◆結果◆
青学大●70-90○明大
1Q 23-23
2Q 7-21
3Q 27-28
4Q 13-18
◆スターティングメンバー◆
#5 片岡裕基
#6 三村蓮
#16 深瀬太佑
#17 北條彪之介
#86 中武優羽
新人戦第3戦の相手はスプリングトーナメントでも対戦した明大。第1Qは競る展開となったが続く第2Qで明大に奪われた流れを断ち切ることができず明大に敗戦を喫した。
第1Qは明大ボールからスタートするが明大の攻撃を防ぎきり、#16深瀬(法2)のドライブで青学大が先制。その後も#17北條(コ2)の3ポイントシュートや#5片岡(法1)から#86中武(総1)への息の合った連携プレーで青学大が連続で得点を重ねる。しかし仕切り直しを図った明大が取ったタイムアウト明け、明大の攻撃に押され点差が縮まり始める。それでも残り3分、タイムアウトを取り、立て直し明大に主導権をに握らせない。一進一退の攻防が続き23-23の同点で第2Qへ。

力強いプレーを見せた#86中武
第2Qは青学大ボールからスタート。#6三村(総2)がオフェンスリバウンドからシュートを決め青学大が先制。その後も#86中武が体格を活かしたゴール下からの得点などを決めるも明大がリバウンドを上回り点差が開き始める。挽回を狙う青学大だったが攻撃が噛み合わないまま時間が進み、30-44の14点ビハインドで前半を終える。

倒れたチームメイトに手を差し伸べる
第3Qは明大ボールからスタート。明大が3ポイントシュートを高確率で決め青学大との点差をさらに広げる。しかし第3Q中盤、青学大がスピードのあるプレーで連続で得点を奪取。その後#16深瀬がコーナーからの3ポイントシュートを連続で沈め青学大に勢いをつける。堪らず明大がタイムアウトを取るが#5片岡を中心に巧妙にゲームメイクをし明大を追いかける。残り5秒、#6三村が走りきり得点を決め57-72の15点ビハインドで最終第4Qへ。

最後まで走り切り得点に繋げた#6三村
第4Qは青学大ボールからスタートするが惜しくも最初のシュートは決まらず明大に先制を許す。それでも#6三村や#17北條が素早い攻撃で明大との点差を縮める。徐々に明大に近づくが開始5分のタイムアウト明け、明大の攻撃に押されてしまう。流れを取り戻したい青学大だったが最後まで明大が青学大を上回り70-90で試合終了のブザーが鳴り響いた。

シュートやアシストで存在感を放った#5片岡
試合後、#5片岡は「全体として明大にリバウンドを取られてしまい、最後までそこ(リバウンド)を修正しきれなかった」と今試合を振り返った。一方で第3Qについて「速い攻撃とゴールアタックを行うことができ、自分たちの流れを作れた」と今試合の良かった点についても話した。また、個人として「チームが悪い雰囲気の時にコントロールしきれなかった。自分がもっとコントロールできていれば試合は好転したかもしれない」と悔しさを滲ませた。
今試合の結果により青学大の新人インカレへの道が閉ざされてしまった。それでも今大会は残り2試合ある。残された2試合でどれだけ課題を改善できるかが選手の成長と今後の青学大の躍進のために必要不可欠になるだろう。
(記事・写真=二瓶優輝)
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