【女子バレーボール】強豪筑波大との1戦 フルセットの末惜しくも落とす

女子バレーボール

2024年度秋季関東大学女子1部バレーボールリーグ戦 対筑波大 10月5日 於日本体育大学世田谷キャンパス

♦結果♦

●青学大2-3筑波大○

第1セット 25-16

第2セット 25-19

第3セット 23-25

第4セット 22-25

第5セット 10-15

メンバー

1, 谷島花虹
2, 小原凜乃
3, 鉾久香凛
4, 渡邉百香
5, エドックポロかれん
6, 奥山日香里
7, 高橋美鈴
8, 井上美虹
9, 鷲谷夏希
10, 藤森こころ
11, 岸川蘭
13, 佐村真唯
14, 永井楓
15, 木原未稀
16, 平ヴィヴィアンチディンマ
17, 中田愛那
18, 木下結稀
19, 扇谷葵衣
20, 松本澪奈
21, 伊藤鈴夏
22, 西澤希愛
23, 𡈽橋由里子
24, 河本菜々子
25, 平根彩雪
26, 齋藤未来


10月5日、秋季リーグも終盤。強豪筑波大との一戦。2セットを先取するもフルセットの末敗れた。

♦第1セット♦

序盤は両者一歩も譲らぬ展開。青学大もなかなか連続得点できない。しかし3点目の長いラリー。相手のクイック攻撃を𡈽橋由里子(法1)が何とか上げ攻撃に繋げると、佐村真唯(史3)がネットに近い難しいボールを打ち切り、流れを持ってくる。エンジンがかかってきた青学大。中盤には5連続得点が見られた。河本菜々子(史1)がサーブで相手を崩し、攻撃の選択肢を減らし、主導権を自分たちで掴む。終盤谷島花虹(営4)がケガで離脱するというハプニングが起きるがなんとか逃げ切り1セット目を先取した。

守備でも活躍を見せた佐村

♦第2セット♦

1セット目終盤から投入された奥山日香里(比3)が活躍を見せる。守備では堅実なブロックでワンタッチを取り、攻撃ではセンターからの攻撃だけでなくライトからの攻撃でも点数を取り、チームに貢献した。中盤では高橋美鈴(総4)が2本連続でサービスエースを決め、会場の空気を青学大一色に染める。コート内でも喜びを爆発させ良い雰囲気でプレーする青学大。終盤、守備強化のために起用された永井楓(比2)が素早くフォローに入り攻撃に繋げると、高橋が強烈なスパイクを放ち2セット目も青学大が取る。

センターから力強いスパイクを打ち込む奥山

♦第3セット♦

河本の巧みなトス回しが見られた。コートの左端から右端にバックトスでスパイカーの元へ持っていき、相手を置いていくと高橋がフェイントでうまく落とし得点に繋げる。中盤では2枚替え(2人の選手を同時に交代させ、強いローテーションを維持させる戦術)によって西澤希愛(法2)と平根彩雪(比1)が投入された。積極的に西澤を攻撃に参加させ、相手を惑わす。途中起用ながらうまくコンビネーションを合わせる平根。着実に相手に追いついていく3連続得点。しかしながら相手も落とせない1セット。青学大に追いつかれることなく3セット目を勝ち取った。

見事なトス捌きで相手を惑わす河本

♦第4セット♦

エドックポロかれん(比4)が相手選手の腕を弾きボールが観客席まで飛んでくるほどの強烈なスパイクを放ちチームを活気づける。中盤、上級生としての維持を見せた伊藤鈴夏(教3)とエドックポロ。伊藤によるジャンプトスをエドックポロが打ち切り、相手を追い抜く。先に20点台にのせた青学大だったが、相手の勢いを止めることができず連続得点を許してしまい、惜しくもセットを落とす。

サーブでも相手を崩したエドックポロ

♦第5セット♦

序盤高橋の強烈なスパイクで流れを掴み4連続得点するが、5点目の長いラリーを筑波大が制し、勢いをつけ逆転されてしまう。青学大もなんとか食らいついたが、ラストは4連続得点を許してしまい秋季リーグ2敗目の試合となった。

頼もしいプレーでチームを引っ張る高橋


♦試合後インタビュー♦

〜今回の試合を振り返ってみて、良かった点と改善点を教えてください。

今回の試合は、自分達の力を出し切ることで、どんな相手にも通用するバレーができるという手応えが得られた反面、少しの緩み、大事な局面で焦りや不安が生まれてしまったり、セットが重なり、相手が対応してきたことに対して自分達の攻撃が通らなくなってしまうという課題が見つかりました。

〜怪我をしてしまったメンバーがいた中で、残りのメンバーで話し合ったことや心掛けていたことがあれば教えてください。

誰が入っても、勝ち切れるチームを作り上げてきたし、それがチームの強みでもあったので、アクシデントが起きても動じず、自分たちのバレーをやり続けようというのを心がけていました。(伊藤)

〜今回の試合は特に雰囲気がよく、楽しんでプレーしていたように感じられましたが、チーム内の雰囲気作りでは何を意識していますか?

チームとして,勝っていても負けていても、どんな状況でも自分達が常に勝っている雰囲気でやろうとはなしていたのがあったので全員で一点取ったら思いっきり喜んで,ミスしてしまった時は,いい意味で切り替えて、みんなで顔合わせてってところを意識して取り組んでいました!(エドックポロ)

〜日本体育大学世田谷キャンパスの体育館は他の体育館に比べ観客席が近いですが、そのことによってプレーなどに影響はありましたか?

観客席が近かったので、観客の皆さんの声援もいつもよりも届きやすかったですし、青学が点を取った時に一緒に喜んでくださって観客の皆さんとも一緒に戦う感覚がいつも以上に肌で感じられたのは凄く楽しかったです!気合い入りました!(高橋)

〜谷島選手の代打として出場されましたが、試合を振り返ってみて良かった点や反省点、心掛けていたことなどがありましたら教えてください。

応援いただきありがとうございました。
今年のチームは誰が出ても勝てるチームというのを掲げているので、私自身もいつ出ても良い準備を意識していました。
また、データもよく活用しながらやっていてそこが通った部分は良かったと思います。ですが相手が対応してきたことに対して対応できなかった部分があり、自ミスや単調なプレーを出してしまったことが反省点です。残り2戦ではもっと面白いバレーをお見せできるように頑張ります。引き続き応援よろしくお願いします。(奥山)

〜今回の試合では選手交代が多く行われましたが、セッターとしてコンビを合わせる上で意識していたことはありますか?

機動力や高さ、速さなどのスパイカーそれぞれの強みを活かした攻撃ができるように組み立てることを意識しました。それでも苦しい状況になった時に攻撃が単調になってしまうことは課題だと思うので、どんな状況であっても冷静に相手が嫌がる攻撃をしていきたいです。(河本)

〜残りの秋季リーグに向けてのお気持ちを聞かせてください。

秋季リーグ戦が開幕されてから、勝ち切れた試合、取り切れなかった試合と、たくさんの経験をさせていただきました。
残り2戦、このチームで戦う最後のリーグ戦となります。
このチームで勝つことの楽しさ、忘れられない悔しさ、、全ての思いをボールに込めて、私たちにしかできない青学バレーで戦います。
優勝を掴みに行くことはもちろん、それ以上に私たちの力を出し切ることにこだわりを持ち続けたいと考えています。出し切って、勝ち切って、優勝という結果を全カレへの通過点にしていけるよう心を一つにして戦います‼︎今後とも青山学院大学女子バレーボール部の応援よろしくお願いします。(谷島)

チームは明るい雰囲気で溢れていた


秋季リーグも残すところあと2戦。10月5日現在、青学大は12校中1位。リーグ終了までこのまま逃げ切り、優勝を飾ってもらいたい。

(記事=中村杏美 写真=幾石綾夏、中村杏美)

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