2025年度春季関東大学女子1部バレーボールリーグ戦 対東海大 4月19日 於・日本体育大学東京・世田谷キャンパス
◆結果◆
〇青学大3-2東海大●
第1セット 25-22
第2セット 19-25
第3セット 25-22
第4セット 16-25
第5セット 15-7
◆メンバー◆
1. 佐村真唯
2. 伊藤鈴夏
3. 奥山日香里
4. 藤森こころ
5. 岸川蘭
6. 永井楓
7. 木原未稀
8. 井上美虹
9. 鷲谷夏希
11. 中田愛那
13. 土橋由里子
14. 齋藤未来
15. 西澤希愛
16. 扇谷葵衣
17. 木下結稀
18. 松本澪奈
19. 飯田遥香
20. 久米美唯奈
21. 河本菜々子
22. 平根彩雪
23. 今沢せりな
24. 佐藤侑音
4月19日、日本体育大学東京・世田谷キャンパスにて行われた2025年度春季関東大学女子1部リーグ第3戦、青学大は東海大との接戦を制し、フルセットの末3-2で勝利。これで通算成績は2勝1敗となった。
♦第1セット♦
試合序盤は東海大が主導権を握る展開となり、青学大は4連続得点を許してしまう。どうにかしてリズムを取り戻したい青学大だったが、東海大の安定したブロックに苦しめられ、なかなか得点に結びつけられない時間帯が続いた。しかし、中盤以降は両者一歩も譲らぬ展開となり、ラリーが続く緊迫した攻防に。試合の流れが大きく動いたのは終盤。佐藤侑音(比1)の鋭いサーブで相手の守備を崩し、連続得点に成功。一気に逆転に成功すると、ベンチや観客席からも大きな歓声が湧き上がった。そのまま勢いを切らすことなく、25-22でこのセットを勝ち取った。

円陣を組む選手たち
♦第2セット♦
続く第2セット、序盤は点差のつかない均衡した展開が続いた。しかし中盤、東海大の強烈なスパイクが決まり始めると、試合の流れは一変。一気に6連続得点を許してしまい、青学大は苦しい展開に追い込まれる。それでも終盤には必死にくらいつき、速攻やブロックで応戦。徐々に点差を詰めていくが、相手の勢いを止めることはできず、最終的には19-25でこのセットを落とした。

ブロックをする扇谷と佐藤
♦第3セット♦
第3セットでは、土橋由里子(法2)の鋭いスパイクが光り、序盤から青学大が主導権を握った。的確な攻撃でリズムを作り出すと、4点のリードを奪う。しかし、中盤には東海大も意地を見せ、長いラリーが続き、徐々に点差を詰めてくる。試合は再び接戦となり、緊張感の高まる展開に。それでも青学大は最後まで集中力を切らさず、粘り強い守備と力強い攻撃で流れを引き寄せていく。そして迎えたセット終盤、キャプテン・佐村真唯(史4)のスパイクが相手ブロックに当たりコースアウト。貴重な1点をもぎ取り、25-22でこのセットをものにし、王手をかけた。

スパイクを打つ佐村
♦第4セット♦
油断できない第4セット。青学大は序盤からミスが目立ち、相手の猛攻に苦しむ。連続した失点が響き、流れを掴みきれない展開が続いた。佐藤(侑)の強烈なスパイクが決まるが、逆転のチャンスを掴むことはできなかった。最終的には、東海大に10点差をつけられ、試合はフルセットに突入することとなった。

スパイクを打つ今沢
♦第5セット♦
何としても勝利を手にしたい青学大は、気迫溢れるプレーで第5セットに臨んだ。序盤から佐村のクロスアタックや、リベロ伊藤鈴夏(教4)の必死にボールを拾う守備で得点を重ねていく。青学大はその勢いを止めることなく、序盤に6連続得点を決め、着実にリードを広げる。最後は、土橋の強力なアタックが決まり、相手に反撃の隙を与えることなく8点差をつけてセットを奪取。見事な逆転劇で試合を締めくくり、勝利を収めた。

勝利し喜ぶ佐藤と伊藤
粘り強さと一体感を武器に、青学大はフルセットの接戦を制して見事勝利を収めた。次戦の相手は明海大。順調に成長を遂げている青学大は、今後もさらなる進化を遂げることだろう。今後の活躍にも目が離せない。
(記事=中田葵 写真=四俣蒼夕、中田葵)
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