第76回全日本大学バスケットボール選手権大会 対富山大 12月2日於横浜武道館
◆結果◆
青学大〇89-60●富山大
1Q 18-11
2Q 20-14
3Q 31-10
4Q 20-25
◆スターティングメンバー◆
#2 漆山蓮
#7 進翔太
#21 ウォーレン航喜
#35 オドゲレル・トルガ
#12 広瀬洸生
インカレ2戦目の対戦相手は北信越地区3位の富山大。今試合に勝てば12月4日の早稲田大戦に進むことが確定する。前半は思うようにシュートが入らず富山大との差を広げられない展開となったが、第3Qに青学大らしいスピード感と活気溢れるプレーで流れに乗り一気に富山大との差を広げ無事に勝利し、総当たり戦を勝ち抜き早稲田大戦に繋げた。
第1Qは富山大ボールからスタートするが富山大の攻撃を守り抜き、#2漆山(総4)のオフェンスリバウンドからのシュートで青学大が先制。その後も#12広瀬(総2)や#21ウォーレン(国経3)がシュートを決め得点を重ねる。しかし富山大も積極的にドライブを仕掛け点数を決め、思うように点差がつかない。それでも残り2分、#1細川(国経4)や#7進(法4)のシュート、#3新井(総3)のフリースローなど一気に得点を重ね18-11の7点リードで第2Qへ。
第2Qは青学大ボールからスタート。最初の攻撃は得点に繋がらなかったが2度目の攻撃で#3新井のパスを受けた#7進がシュートを決め青学大が先制。一時シュートが入らず得点が止まるが#2漆山から#1細川の速攻での連携プレーなどスピードを活かしたプレーを仕掛け少しずつ得点が動き出す。第2Q終盤、富山大に3ポイントシュートを決められるが#1細川がすぐに3ポイントシュートを決め返し点差を広げ38-25の13点リードで前半を終える。
第3Qは富山大ボールからスタートするが富山大の攻撃を防ぎ、#2漆山からのアシストパスを受けた#21ウォーレンがシュートを決め青学大が先制。第3Qは前半の流れの悪さを払拭するかのように次々にシュートが入り始める。シュートを落としても#7進や#23加藤(コ3)がオフェンスリバウンドに絡み得点に繋げる。残り3分でのタイムアウト明けも連続で得点を重ね一気に差を広げ67-35の32点リードで最終第4Qへ。
第4Qは青学大ボールからスタート。#6三村(総1)からパスを受けた#15能代(コ2)の2ポイントシュートで先制点を奪取。その後も#15能代や#25星賀(社3)のリバウンドシュートで得点を重ねる。富山大に連続で得点を決められても#17北條(コ1)や#25星賀が3ポイントシュートを決め点差を縮めさせない。第4Q後半には富山大の溜まったファールを利用しフリースローを放ち得点を重ね89-60で勝利した。
試合後#35オドゲレル(数3)は「富山大のディフェンスに苦戦して最初は自分たちのバスケができていなかったが、(第2Qと第3Qの間のインターバルで)#2漆山さんが「一旦全部忘れよう」とチームに声を掛けてくれて、みんな気持ちを切り替えて後半の勢いに繋げることができ、苦戦したが勝ち切ることができた」と振り返った。次の早稲田大戦について「早稲田大は今シーズン何度も戦ってきている相手で良いライバルだと思っている。自分たちのバスケをすれば勝てるので、インカレという舞台で勝ってその次以降の試合にチャレンジャーとして挑みたい。また、まだ本領を発揮できていない選手もいるのでその選手たちにも期待したい」と笑顔で話した。
前半に勢いに乗れず苦しい雰囲気の中でも後半には立て直し一気に流れを手繰り寄せた青学大。次の試合は今年勝負所で何度も対戦してきた早稲田大。最後に白星をあげ、ベスト8をかけた白鷗大戦に繋げてほしい。
(記事・写真=二瓶優輝)
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