天皇賜盃第94 回日本学生陸上競技対校選手権大会 6月7日 於・JFE晴れの国スタジアム
3日目を迎えた今大会は青学大からは女子100mH準決勝、決勝、女子走幅跳、女子800m予選、女子400mH準決勝、女子200m予選、女子4×400mR予選、男子5000m決勝に出場した。
女子100mH 準決勝
1組8着 工藤美月(マ4) 14.19
2組3着 片山心菜(コ2) 13.669
3組3着 安井麻里花(教4) 13.59
女子100mH 決勝
1組6着 安井麻里花 13.56
昨日全員が予選を突破した女子100mH準決勝では安井がさらに駒を進める結果となった。1組目では大会記録が大幅に更新されるハイレベルなレースとなり、その中で工藤も力走したが力及ばず8着となった。2組目の片山はラストまで力強い走りを見せ、13秒67を出すも惜しくも0.07秒差で決勝進出を逃した。安井は3組目に出場した。スタートで出遅れるも巻き返しを図り、3着でフィニッシュしタイム順で決勝に進出した。決勝は学生新記録が樹立される超大学級のレースとなり、安井は後ろから追いかける展開となった。立ち上がりで出遅れるも中盤からペースをあげ6位という悔しい結果に終わった。だが、副主将の底力を感じられる堂々たる走りを見せた。
女子800m 予選
4組7着 関原梨乃(社1) 2:16.38
関原の出場した女子800m4組では序盤から他大の選手が飛び出す展開となり、その中で関原は自分のペースを刻んでいった。しかし、ラストまで3着争いには参加できず、初の全国の舞台で苦渋をなめる結果となった。
女子400mH 準決勝
1組8着 工藤美月 1:01.84
100mHから中2時間半ほどで400mHに臨んだ工藤は前半からライバル選手についていけず遅れる展開となった。最後のホームストレートで予選でも披露した得意のスパートを仕掛けたものの8着でのフィニッシュに終わった。最後まで諦めない4年生たる姿勢を見せた。
女子200m 予選
1組3着 杉本心結(教1) 24.49
2組4着 倉橋美穂(社4) 24.64
5組2着 佐藤葵唯(教3) 24.23
女子200mでは全員が準決勝への進出を果たした。杉本はスタートから2人が飛び出す展開となりながらも落ち着いて自分のペースを刻み、ホームストレートで3位集団から飛び出して2位の選手に迫る走りを見せた。倉橋は女子100m王者と同じ組というタフなレースに臨んだ。序盤から攻めた走りを見せ、150m手前で一時トップに躍り出たものの、ラスト50mでの他選手の追い上げに捕まり4着でのフィニッシュとなった。しかし、タイムで拾われ準決勝に駒を進めた。佐藤は危なげなくレースを進め、最後には余裕すら感じさせるフォームで2着でゴールラインを割り、準決勝進出を決めた。準決勝は7日10時スタート!
女子4×400R 予選
3組1着 3:39.87
1走 二宮 綾音(コ4)
2走 井谷 陽菜(社2)
3走 谷口 璃奈(社3)
4走 瀬田 陽菜(コ2)
レースは終始逃げる甲南大を追う展開となるも、最終走者で逆転し1着でのフィニッシュとなった。1走の二宮は7レーンという難しい位置ではあったものの、終始攻めの走りを披露し、上位に食い込む足がかりとなるようなスタートを切った。2走の井谷は前半からスパートをかけ、オープンになる頃には3番手について前を追う体制を整えた。さらに、そのままペースをあげ、2番手争いを演じてのバトン渡しとなった。3走の谷口は最初の100mで2番手争いを制し、勢いそのままに首位の甲南大の後ろについた。しかし、ラストスパートでまたも離され2番手のまま最終走者の瀬田にバトンが渡った。瀬田は序盤から飛ばしてバックストレートで甲南大に追いつくと、最終コーナーでスパートをかけて1位に躍り出た。そしてペースを落とすことなく2位以下を突き放してフィニッシュテープを切った。
男子5000m 決勝
12着 榅山一颯(コ1) 14:03.06
本日19歳の誕生日を迎えた榅山は序盤、第2集団の前方に位置し、落ち着いたレース運びを見せた。しかし、1900m付近で第2集団のスピードが上がり、そこで第3集団に転落してしまう。それでも3000mから徐々に追い上げ先頭集団を射程圏内に入れるも、先頭集団になかなか追いつけず苦しい時間が続き、離れてしまう。その後は粘りの走りで食らいつき、ラスト1周の鐘の音と共に再度息を吹き返し、力強い走りに戻った。辛い時にも諦めず前を追い続け、ラストでは気持ちを切り替えるなど今後にに希望の持てるレースであった。
女子走幅跳 決勝
2組11着 宮﨑藍果(コ1)
1本目 ファール
2本目 5.70
3本目 5.64
1年生ながら走幅跳で全日本インカレへ出場した宮崎。2回目の跳躍では軽やかな助走からの跳躍で上位につける。しかし、3回目の試技でライバル選手が記録を伸ばす一方で、自身の記録は伸びず全国の壁の高さを痛感する結果となった。
(記事=関健太朗、写真=関健太朗・竹田集・久保颯一朗)
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