【陸上競技】箱根駅伝・直前特集①中村唯翔選手に注目!

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 2021年1月2日・3日に開催予定の第97回東京箱根往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に先駆け、青山スポーツでは独自のインタビューや取材をもとに注目選手の紹介や展望をお届けします。

全日本駅伝の3区に出走した中村(写真提供/月刊陸上競技)

 今年の青学は2年生が強く、特に中村唯翔(総2)は今季絶好調、急成長中のランナーだ。

 10月の国士舘大競技会では5000mの自己ベストを13分51秒81に更新し、全日本駅伝の出走を果たした。

 大学駅伝初出場でも「緊張より楽しみな気持ちが強かった」という中村は3区で襷を受けると、力強い走りで勢いよく他大を追った。主要メンバーがそろう中で区間3位と健闘し、勝負強さを見せた。

 「個々の力が高くて本当に強い」と中村が話すように、今年の2年生は実力派ぞろいだ。同じく全日本に出場した近藤幸太郎(営2)は11月に10000mの自己ベストを更新し調子を上げている。「仲間でありライバルだと思って練習している」環境が、より高いレベルの成長につながっているだろう。

 1年間故障なく着実に力をつけ、頭角を現した中村。切磋琢磨し成長を続ける仲間たちと共に黄金世代を作れるか。優勝を引き寄せる走りに期待だ。

◆中村唯翔(総2):千葉県・流通経済大柏高校卒業。第52回全日本大学駅伝3区・区間3位。5000mベスト:13分51秒81・10000mベスト:28分45秒92

(記事=山本路葉)

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