第101回日本学生選手権水泳競技大会 9月5日(第2日目)
於・東京アクアティクスセンター
全日本学生選手権水泳競技大会2日目(以下、全カレ)。青学大は200m自由型、200mバタフライ、100m背泳ぎ、4×100mフリーリレーに出場した。
【結果】
女子200m自由形
1組5着 志村二海(法4) 2’10″60
4組10着 髙田深晴(ヒ2) 2’06″21
5組8着 戸津川莉央(総1) 2’04″42
この日最初の種目となった女子200m自由形では関東学生選手権でも活躍した戸津川が魅せた。予選では序盤は遅れたものの中盤から中位争いに参加し、総合18位となった。決勝には一歩届かなかったものの、1年生ながら両インカレに出場し、高いレベルを戦った戸津川がこれからどのように成長していくのか期待がかかる。

最後の全カレとなった志村

1年生から全カレを戦った戸津川
男子200m自由形
6組3着 満園瑛(マ3) 1’51″87
男子200m自由形には満園が出場した。前日の100m自由形にも出場したため、2日連続の試合となるも、自身の力を発揮した。序盤から先頭争いに参加し、積極的なレース展開を繰り広げた。最後は惜しくも3着となるも自己ベストと0.3秒差の記録であり、収穫のあったレースと言えるであろう。

果敢な泳ぎを見せた満園
女子200mバタフライ
1組4着 内藤花音(マ2) 2’22″09
3組2着 野田佑風(営4) 2’12″25
決勝
1組7着 野田佑風 2’11″62
女子200mバタフライでは野田が躍動した。予選ではスタートから飛び出し、先頭でレースを進め、組2着で決勝に進出を決めた。決勝でも序盤から積極的な泳ぎを見せ、100m時点では3番手につけていた。しかし、そこからライバルたちの追い上げにあい、力泳を披露するも競り負け7着となった。4年間青学大のバタフライをけん引し、昨年は表彰台に上っていただけに悔しさは一入であろう

2年連続の全カレとなった内藤

入場時に仲間から力を貰う野田
男子100m平泳ぎ
3組2着 小澤幹(社3) 1’03″38
5組9着 大津青志郎(化2) 1’03″38
6組8着 稲澤駿斗(教3) 1’02″45

頭角を現した大津

最後まで持てる力を発揮した稲澤
女子4×100フリーリレー
5組3着 3’48″55 TB
①鈴木莉緒(教2) 55″92
②澤響花(営2) 57″64
③髙田深晴 57″70
④佐藤梨央(教4) 57″29
B決勝
1組2着 3’48″54 TB
①鈴木莉緒 56″38
②澤響花 57″45
③髙田深晴 57″94
④佐藤梨央 56″77
女子4×100mフリーリレーでは昨日100m自由形で優勝した鈴木がトップで率いた。鈴木は予選、決勝共に先頭争いに参加し、強さを見せつけた。第二泳者の澤は得意とする背泳ぎではなかったものの、安定した泳ぎで髙田につなぐ。髙田は本職としての強さで他校と競り合った。アンカーの佐藤は持ち前のオールマイティさで他校との競い合いを制し常に組上位にチームを持っていく泳ぎを見せた。予選、決勝両レースで全員が持てる力を発揮し、チームベストを更新する素晴らしいレースとなった。

昨日からトップを泳ぎ続ける鈴木

いい流れを切らさず先頭争いを演じる澤

1日で2種目出場しながら力を発揮する髙田

ラストをしめくくる佐藤

ラストで熱い応援をするチームメイト
男子4×100フリーリレー
4組9着 3’26”41
①満園瑛 50″83
②熊谷修吾(営3) 51″46
③渡辺健士(ヒ3) 52″37
④北城稜真(ヒ4) 51″75
男子4×100mフリーリレーでは朝に自由形で好記録を出した満園を先頭に配置したオーダーで臨んだ。序盤から強豪校の中で出遅れるも諦めず、主将の北城がラストを締めくくる泳ぎを見せた。主将の背中を見た三人が来期以降どのように飛躍していくのか期待がかかる。

プールサイドで応援する仲間たち

応援席で応援する仲間たち
2日目はメダルは取れなかったものの、男女ともにリレーで意地を見せる4年生の姿をみせた。これが明日以降の士気にいかに影響を与えるのか、目が離せない。
(記事=関健太朗 写真=関健太朗・中村杏美・東島蒼空)
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