第97回日本学生選手権水泳競技大会 10月7日~10日 於・辰巳国際水泳場
◆結果◆
女子50m自由形予選
五十畑彩花 26.51 24位
女子400m自由形予選
長尾有紗 4.19.04 13位
女子4×100mリレー予選
長尾・五十畑・中村・藤原 3.54.94 18位
男子4×100mリレー予選
北島・新井・中田・五味 3.23.98 16位
女子200m自由形予選
長尾有紗 2.07.93 29位
男子200m自由形予選
新井啓太 1.54.82 45位
男子200m個人メドレー予選
五味桂士 2.01.35 7位通過
中田優一郎 2.13.60 42位
男子200m個人メドレー決勝
五味桂士 2.01.29 7位
女子4×100メドレーリレー予選
五十畑・野本・岡・長尾 4.22.57 23位
男子400m個人メドレー予選
五味桂士 4.25.59 21位
男子100m自由形予選
北島龍之介 51.43 38位
女子4×200リレー予選
長尾・舩木・中村・岡 8.33.43 19位
男子4×200リレー予選
五味・中田・北島・新井 7.31.20 17位
10月7日~10日に辰巳国際水泳場にて日本学生選手権(通称インカレ)が開催された。昨年のインカレでは悔しくも決勝進出者を出すことが出来なかったが、2ヵ月前に行われた関東学生選手権(通称カンカレ)では優勝者続出で勢いづいていた青学大水泳部。昨年の無念を晴らすためにも、その勢いに乗り11名の選手が奮闘した。
2日目に行われた女子400m自由形に、カンカレで活躍した長尾有紗(営3)が登場。惜しくも決勝には届かなかったものの、13位という結果でポイントを稼ぎ、チームに貢献した。男子4×100mリレーも同様、16位で1ポイント獲得し、チームのために尽力した。
そして今回、決勝の舞台で活躍したのが主将の五味桂士(総3)だ。五味は3日目の200m個人メドレーで予選から自己ベストを更新し、悲願の決勝進出を決めた。カンカレでは1部昇格というチームの目標のために、専門種目ではないバタフライに出場し、2冠を達成した。さらにメドレーリレーでは背泳ぎを力泳するなど、個人メドレー専門選手ならではの強さをみせた五味。今大会の200m個人メドレー予選では、特に得意とするバタフライと背泳ぎで前半から勢いよく飛び出し、初めの100mを組トップで折り返した。結果、組3着でゴールし、自己ベストを1秒ほど縮めて全体の7番で決勝に駒を進めた。
決勝では後半に余力を残すために、前半の100mを予選に比べ少し抑え気味で入った。それでも周りに後れを取ることなく5番手でターン。そして前半でつくった貯蓄を計画通り後半へと繋げ、平泳ぎを予選から1.1秒ほど速いスピードで泳ぎ抜き、最後の自由形も粘り強く泳ぎ切りゴール。結果は2分01秒29と、予選にたたき出した自己ベストをさらに上回り、7位入賞で終えた。
レース後、「調子が良かったので決勝に残れる自信はあった。しかし、2分00秒台を狙っていたので少し悔しい」と納得のいかない表情で話した五味。今回、苦手意識を持っている平泳ぎをカバーするために筋持久力トレーニングをメインに練習を積んできたと言う。「きついときに耐えられるような練習をしてきたおかげで、最後の自由形も粘れたのかな」と練習の成果を実感し、次に生かせる点も見えた。次のステップは決勝に残るだけではなく、残ってトップの選手たちと戦うこと。五味の成長はまだまだ止まらない。
(記事・写真 古木遥香)
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