第74回関東大学バスケットボール選手権大会 対早大 5月4日於国立代々木競技場第二体育館
◆結果◆
青学大●77-111○早大
1Q 17-34
2Q 13-29
3Q 23-28
4Q 24-20
◆スターティングメンバー◆
#3 新井翔太
#21 ウォーレン航喜
#25 星賀舞也
#12 広瀬洸生
#77 芦田真人
スプリングトーナメント最終戦の相手は昨シーズンから何度も対戦してきた早大。早大が高確率で3ポイントシュートを決め、青学大はついていくことができず前半から大きく離される。後半に気持ちを入れ直し、起死回生を図るが前半の点差が響き77-111で試合終了となった。
第1Qは早大ボールからスタート。早大に連続で3ポイントシュートを決められるが#21ウォーレン(国経4)がゴール下のシュートを決め点差を広げさせない。しかし、その後チームメイト同士の連携が噛み合わずなかなか得点に繋がらない。#35オドゲレル(数4)や♯17北條(コ2)の3ポイントシュートで反撃を狙うが早大が青学大を上回り17-34の17点ビハインドで第2Qへ。

試合後悔しさを滲ませた#35オドゲレル
第2Qは青学大ボールからスタート。#9上野山(法3)から#21ウォーレンへの連携プレーで青学大が先制。その後も#17北條や#6三村(総2)がシュートを決めるが早大が3ポイントシュートを高確率で沈め点差が開く。開始5分のタイムアウトで仕切り直しを図るが早大の勢いを止めることができず30-63の33点ビハインドで前半を終える。

積極的なプレーで存在感を示した#17北條
第3Qは早大ボールからスタートするが守り切る。#25星賀(社4)がオフェンスリバウンドから先制点に繋げる。反撃を狙う青学大だったが早大が安定して3ポイントシュートを決め追随を許さない。#25星賀のスティールからのダンクシュートや#77芦田(国経3)の3ポイントシュート、#12広瀬(総3)のドライブシュートなど得意分野を活かし早大を追うが点差は縮まらず、53-91の38点ビハインドで最終第4Qへ。

ダンクシュートでチームを活気づける#25星賀
第4Qは青学大ボールからスタート。#6三村から#25星賀へのアシストパスで青学大が先制。その後も#35オドゲレルが3ポイントシュートやドライブなど4年生の意地でシュートを決め早大を追う。第4Q中盤にはメンバーを入れ替え、下級生が中心となりプレーを進める。#11深見(コ1)や#86中武(総1)が懸命にボールに食らいつき攻撃の機会を作り出す。最後まで諦めずゴールを目指すも77-111で試合が終了し、スプリングトーナメントに幕を閉じた。

#86中武のプレーを労う#15能代

後半に中心となって得点に絡んだ#6三村
試合後、#35オドゲレルは「連戦の影響もあり、前半から集中力が欠けてしまっていた」と反省した。また、スプリングトーナメントを「目標(ベスト8)を達成できたことは良かったが、その後の試合で(勝利まで)あと一歩のところまで行けたのに勝ち切れなかったことが悔しい。」と振り返った。そのうえで「新人戦やリーグ戦では(スプリングトーナメントでベスト8に入れたことに)誇りを持って全員で勝ちに行きたい」と先を見つめた。
5日間行われたスプリングトーナメント。目標としていた”ベスト8”を果たし7年ぶりの偉業を成し遂げた。日々強豪チーム相手に接戦を繰り広げ観客を魅了し続けた青学大。1ヶ月あとに行われる新人戦、そして秋から始まるリーグ戦に向け、スプリングトーナメントで出た課題を修正しつつ、より強くなった青学大を見ることが楽しみだ。今シーズンも毎試合目が離せない展開となりそうだ。
(記事・写真=二瓶優輝)
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